買えない指輪と買えないピアス

こんにちは。もいです。
前回のnoteで、穀雨さんの素敵な指輪をお迎えした話をしました。今回は、それでももっと指輪がほしい…ピアスがほしい…でも買えないんだよぉぉというお話です。

ほしい指輪は、名古屋高島屋にPOPUPで来られていたフィリフヨンカさん。綺麗な石の数々にうっとりしていたところ…、どうしようもなく惹かれたのがランドスケープアゲート。ジュエリーに詳しくないので知らなかったのですが、自然に縞模様とか山模様ができて、風景画のようになったアゲート（メノウ）のことだそう。見せていただいたものは、まさに風景画。薄水色や薄紫、緑やオレンジがじんわり滲んで、印象派の絵画のようでした。美術館でセザンヌ・モネ・こちらの指輪、みたいに並んでそう！と興奮。縦長の楕円形でなかなかの大きさ。びっくり試着だと試させていただきました。

そしたらもう、美しくて美しくて…（泣）

この絵画の世界に入り込んで、とけていってしまうようでした。そして、この指輪を人差し指につけたい！そして薬指にはこういう指輪、小指にはこういう指輪をつけて…と今後の指輪の構成がぶわぁぁっと広がっていきました。この世にこんなに素敵なものがあったのか…！

しかしながら、お値段はじゅうまんえんおーばー。そりゃね、これだけ美しいんだもんね…。でも、ほしい。どうしよう。今年の予算をすべてつぎ込めば…貯金をおろせば…家計費に手をだせば…石の出会いは一期一会だし…。

撮らせていただいた写真を見返し、夜ベッドでうんうん唸りながらPOPUP期間中考えましたが、今回は見送ることとしました。

理由は、今無理して買うと、この指輪のエピソードが「家計費に手を出して買った指輪」になっちゃうなぁと思ったからです。あくまで私の場合はですが、すごく気にしてしまいそう。あと、何ヶ月、何年にもわたる自問自答のすえに「焦がれて焦がれて買いました」って経験もしてみたかった。

悩んだのは、やはり、同じ石がひとつとしてないことです。今回3つ見せていただき、そのなかの1つに特に惹かれました。いつかまたランドスケープアゲートに出会ったとしても、この指輪がのこっていることは考えにくいし、私はこの石がいいと思ったの！！

それでも、今回はやめました。自分にとって高額なものなので、曇りなく買いたいなぁと思って。きっとこの石とはもう会えないけれど、この石は私にランドスケープアゲートの素晴らしさを教えてくれるために出会った石で、ご縁があれば私のところに来てくれる石にも出会えるだろう…と考えることにしました。

そうしたらあきやさんがムーンプランナーさんとのスペースで、ほしいものを買うまでの片思いの時も楽しんでほしい（私なりの意訳）と話されているのを聞いて、あぁーーー😭😭😭となりました。

私の初恋のランドスケープアゲート…！また会えるのかはわからないけれど、恋の素晴らしさを教えてくれたランドスケープアゲート…ありがとうっ！！

おかげで、苦い思い出じゃなく、甘く切ない思い出に昇華できました。世界には美しいものがたくさんあるって知れてよかったです。

長くなってきたので、ピアスについてはまた次回書こうと思います😊