ようやく訪れた(はずの)安寧に、
昨日、帰宅して鏡を見ると、血色がよくなっていた。
歌会に参加していた。
どこかに所属しているわけじゃないぼくは、ときどき、書店が主催するそれに訪れていた。(とはいえ、まだ2回目だったけど。)
いい会だった。
しばらく、パートナーを除けば、ほとんどだれかと話していなかったから。
(新しい家の大家と不動産屋は数に入れていない。入れたくない。)
憔悴しきっていたぼくが、少しでも回復したのだと、鏡を見て思った。
コンタクトを外すために、左腕を上げると、シャツの袖から、大きな青痣が見えた。肘の辺りに。
一昨日、階段を滑り落ちてしまったから。
ケガはしたし、ひねったところもあるけど、変な落ち方をしなくてよかったと思う。
なので、気にしていない。パートナーは気にしてくれているけど。
ぼくがケガをして、それから、新しい家にまつわる色んなことがすべて終わった。ようやく、生活が始まると思った。
入居して、今日で1週間か。信じられない。もっと長かったように思ったのに。(パートナーも同じように感じていた。)疲弊することばかり続くと、そう感じてしまうのか。
まあ、いいか。すべて、終わったことなのだ。きっと。
コンタクトを外し、メガネをかけると、VAPEをしこたま吸った。
この家に、火災報知器はないらしい。でも、念のため、窓を開ける。そういえば、VAPEは煙じゃなく水蒸気だけど、それでも機器は反応するんだろうか。
(あと、調べたところ、賃貸には火災報知器の設置義務があるらしい。本当に、色んなところが杜撰だ。大家も不動産屋も。)
換気扇の下で吸ったこともある。アパートでは、きれいに外に逃げたけど。なぜか、ここの換気扇は、ろくに追い出してくれない。差があるのは、よくわからない。
呼吸は大事だと、VAPEを吸う度に思う。
一日中でも、眠っていたいな。と、ふと思う。
本当に疲れた1週間だったから。
でも、今日は、29日は、県外のコンサートを観に行く。
夕方からだから、それまで、なにをしよう。
それこそ、眠っていてもいいんだけど、遅刻するのはよくない。
どうしようかな。また、眠くなる。
とりあえず、『そして、誰もいなくなった』を読み終えてしまおうか。
昨日の朝、夢中で半分以上読んでしまった。
そういえば、小説を読むのも、ひさしぶりかもしれない。ここ数ヶ月は、随筆とかエッセイばかりだった。
ゆっくり過ごせたらいいな、と思う。
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