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いちいちポーズが完璧なのやめて『アフターインディア~となりのシヴァはいつまでも青い~005』

インド映画にハマっていく妻マッリにまつわる言行録です。
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マッリの『RRR』の3回目は、これまたとても覚えやすい3月3日(金)。3週間で3度も映画館。週に1度は『RRR』。そしてこの日は、私にとって初めての『RRR』でした。

劇場は立川シネマ2
もう30年も似たようなことを続けていますが、仕事がない平日のしかも午前からのデートはすがすがしくて大好き。

しかし今までと決定的に違うのは――今回の目的はインド映画。妻はあり得ないくらい激賞していたものの、私がインド映画にはまるかは未知数

インド映画はストーリーの間に唐突にダンスシーンが挟まるなど、これまで観てきたアメリカやフランスの映画とはまったく違うらしい。私の仕事場の近所に2軒カレー屋さんがあり、そこではいつもインド映画が常時流れているのですが、華やかで楽し気なものの、めちゃくちゃ興味を惹かれるかというとそうでもありませんでした。

3月の東京の青空

映画なんて久しぶり・・・というほどではなく、この前月にジブリ映画『耳をすませば』の再上映を調布で観たばかり。あの爽やかな青春映画の次に男度全開のインド映画。大丈夫かな。。。無事、私もハマるかな・・・。

極上音響上映!

空気読むとか、話を合わせるとか、付き合いで「楽しかったよ」みたいに言うのは本当にムリなので少し緊張する。

で、私マコトが、『RRR』にはまったかというと・・・

思いっきり、しかも物理的にもハマっていますね🤣
映画館では、上映後に自然発生的に観客の間で拍手が起きていました
こんな体験も初めてです。

ネタバレになるので細かいことは書きませんが、あの有名なナートゥダンスに至るまでの流れ(特にラーマVS1万人の群衆)と、そこからのアクションおよび圧倒的展開に震えっぱなしでした!! 映画の矢印を「友情」と「使命」のみに絞り込んだデザインにも心を撃ち抜かれました。

これはすごい、すご過ぎる・・・みうらじゅん先輩が「これは事件だ」と言っていた理由がわかりました。

3回観た人は、ポーズの再現度がすごい

自宅に戻っても余韻はなお続く。

なんというか・・・映画に投入されているエネルギーが凄かった
そしてそのエネルギーは、人生を強く歩む力や、脳内のありとあらゆる部位を刺激して、創作意欲を高めてくれる。

二人の絵をどうしても描きたくなったので・・・そのへんの紙ではなく、ちゃんとした紙に描いてみました。現実の人物の髭とか初めて描いた(笑)。少年時代『ジョジョの奇妙な冒険』において、インド観にダメージを受けた私が、インド人のイラストを描く日が来るなんて想像もしていませんでした。
まつ毛、長すぎたかと思ったら、現実のNTRはもっと長いとか、描いていて驚きっぱなしでした。

絵をあまり描かない私にすら、絵を描かせるパワー

コピックで色もつけてみました。映画と同じよう色を持っていなかったので、水と炎の対比を思い描きながら着色。

テルグ語も描いてみたのですが、この文字すごくかわいい。
私もインド映画および、インドの文化に一気に興味がわいてきました。
ありがとうマッリ!

で、そのマッリはというと3回目ではもちろん止まらず、ビームとラーマを左右にしたがえ、さらに勇敢な表情で広大なインド洋を突き進んでいくのでした。

いちいちポーズが完璧なのやめて欲しい

6につづく


※この連載のバックナンバーはこちら↓

https://note.com/aizawamakoto/n/n6eeb1b0822fc

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