Aizawa Asset Management

あいざわアセットマネジメント 登録番号 関東財務局長(金商)第2076号 加入協会/ …

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あいざわアセットマネジメント 登録番号 関東財務局長(金商)第2076号 加入協会/ 一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本VC協会、一般社団法人 日本PE協会、AIMA。

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    当社代表取締役、白木信一郎が投資について熱く語る『白木信一郎の「投資運用苦楽」』、あいざわアセットマネジメントのウェブサイトで絶賛連載中です!

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社名 あいざわアセットマネジメント株式会社 Aizawa Asset Management Co., Ltd. 住所 〒105-7307 東京都港区東新橋1-9-1 東京汐留ビルディング7階 TEL: 03-6263-9690, FAX: 03-6263-9679 E-Mail: aizawa-info@aizawa-am.co.jp 【業務内容】 投資助言・代理業、投資運用業、第二種金融商品取引業 【登録番号】 関東財務局長(金商)第2076号(2008年10月31日

    • 第431回  < 2024年4月発行の金融システムレポートを読んで >

      半年に一度、日銀が作成している金融システムレポートの最新版が公表されました。本コラムでは、過去のレポート内容と比較して、日銀が現在の景気や市場の安定性についてどのような見解を持っているかについて見ていきたいと思います。 今回のレポートはこれまで同様、日本の金融システムは安定性を維持していると総括しており、金融機関は総じて様々なストレスに耐えうるだけの充実した資本基盤と安定的な資金調達基盤を有していると論じています。その一方、これまで以上にテールリスクへの警戒感を強めており

      • 第430回  < 半導体関連ビジネスについて >

        最近の日経平均株価の上昇をけん引している半導体関連銘柄群には、実に様々な企業が含まれています。「産業のコメ」と呼ばれ、現在あらゆる産業に不可欠となっている半導体ですが、日本の企業は半導体関連事業においてどのような役割を果たしているのでしょうか。1980年代後半には半導体売上シェアでトップを誇っていた日本ですが、いまでは台湾、韓国、米国に大きく後れを取っています。しかし、半導体製造の工程毎に見てみると、特定の分野にはリーディングカンパニーが存在します。今回のコラムでは、複雑なサ

        • 第429回  < 半導体の基礎 >

          今年2月に世界最大手の半導体メーカーであるTSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー)が熊本第1工場を開所したことが大きくニュースで取りあげられました。また、足下の日経平均株価は、半導体製造装置大手の東京エレクトロンや、マイクロプロセッサ製造大手のアーム社を傘下に持つソフトバンク、パワー半導体を手掛ける富士電機のみならず、軒並み半導体加工関連メーカーの上昇に支えられていることから、多くの人々が半導体というキーワードに着目したように思われます。あらためて

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        • 投資運用苦楽
          51本
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          15本

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          第427回 、428回統合版 < ドイツのファミリーオフィスについて >

          昨年からドイツのファミリーオフィスなどの投資家や起業家の方々と話す機会が増えました。輸入車販売数の上位3社がフォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、BMWで占められていることから分かるように、日本にとってドイツはヨーロッパ地域最大の貿易国ですので、それほど驚くことはないかもしれません。しかし、最近のドイツ投資家からの問い合わせ内容が日本のディープテック領域への関心であることは、これまでにない新しい動きのように感じます。 ドイツのファミリーオフィスについてお話しする前に、最近

          第427回 、428回統合版 < ドイツのファミリーオフィスについて >

          第427回  < ドイツのファミリーオフィスについて (1) >

          昨年からドイツのファミリーオフィスなどの投資家や起業家の方々と話す機会が増えました。輸入車販売数の上位3社がフォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツ、BMWで占められていることから分かるように、日本にとってドイツはヨーロッパ地域最大の貿易国ですので、それほど驚くことはないかもしれません。しかし、最近のドイツ投資家からの問い合わせ内容が日本のディープテック領域への関心であることは、これまでにない新しい動きのように感じます。 ドイツのファミリーオフィスについてお話しする前に、最近

          第427回  < ドイツのファミリーオフィスについて (1) >

          第426回  < 近年の海外からの日本への不動産投資事情について >

          昨年10月に不動産ファンドのペイシャンス・キャピタル・グループが数年で2000億円規模の投資を行い、新潟県の妙高高原のリゾート開発を行うとのニュースがありました。妙高高原は、学生の頃、赤倉温泉スキー場で時間を過ごした思い出の場所ですが、行くまでにとても時間がかかった記憶があります。海外からのスキー目的の観光客の多さでは、ニセコをはじめとする北海道のスキーリゾートも有名で、このところ高級外資系ホテルも軒並み進出しています。 良質な雪質を求めるアジア系観光客が日本のスキーリゾー

          第426回  < 近年の海外からの日本への不動産投資事情について >

          第425回  < 2024年 本年もよろしくお願い申し上げます >

          新年あけましておめでとうございます。本年も1年よろしくお願い申し上げます。 昨年は米国の金利上昇の影響が大きく、米国では株式市場から債券市場への資金ローテーションが見られる一方、低金利を維持する日本における株式市場が大きく上昇しました。また、日米金利差の拡大を背景にドル円は円安方向に大きく変動しましたが、2023年末にかけては米国の金融政策に変化が見られるとの思惑も働き、米国10年債金利が5.0%から4.0%割れまで低下する過程で150円から140円への急激な円高となりまし

          第425回  < 2024年 本年もよろしくお願い申し上げます >

          第424回  < ウェアラブル端末の効用について >

          最近のスマートウォッチの機能・性能の多様さには驚かされます。健康管理、スポーツの記録、決済、通信等の多様な機能自体も重宝しますが、高度なセンサー、正確な位置情報の記録、豊富なアプリ、長時間のバッテリー等のデバイスやソフトの高性能化によって、この数年でユーザーの満足度が大きく飛躍したように感じます。フォーチュンビジネスインサイトによれば、グローバルのウェアラブルの市場規模は2022年に932億ドルと評価されており、2015年の約80億ドルから10倍以上になっています。これは、当

          第424回  < ウェアラブル端末の効用について >

          第423回 <2023年10月号 金融システムレポートについて>

          年二回、日銀が公表している「金融システムレポート」では、2005年から国内金融システムの安定度・機能度の評価を行い、また、日銀による金融システム安定確保に向けた課題について議論しています。日本の金融システムの現状を俯瞰する意味で非常に優れたレポートであるため、なるべく毎回目を通しています。今回のレポートでは、米国で急上昇し、今後日本でも上昇が見込まれる金利に対して、国内金融機関がどのようなリスクを負っているかについて検証しています。また、徐々に増加している企業倒産に対して、金

          第423回 <2023年10月号 金融システムレポートについて>

          第422回  < 量子論について >

          プライベートエクイティのセカンダリー投資業務を行っていると、様々な案件に出会います。投資検討先のベンチャーキャピタルが投資しているベンチャー企業等の採用している技術の中には、日頃は目にすることのないようなものも数多く存在します。例えば、20世紀後半から研究が進められている「常温核融合」あるいは「低エネルギー核反応」と言われるテクノロジーは、クリーンエネルギーの必要性とあいまって、世界中で様々なベンチャー企業が参入した事業の一つです。しかし、これらの研究の中には物理学的な裏付け

          第422回  < 量子論について >

          第421回  < インフルエンザ流行、コロナとの同時感染とESG投資 >

          ようやく暑さが落ち着き、ほっとしながらも、今年はまだ真夏日が続いていた9月からインフルエンザが流行しており、今後も感染拡大の可能性が高いというニュースを耳にして戦々恐々としています。2021年、2022年とインフルエンザの話を殆ど聞かなかったので、3シーズンぶりの流行になりますが、今回のインフルエンザ流行はコロナ前と異なる点があります。一つは流行の時期です。これまでは11月以降に本格的な流行が始まるところ、今回は2ヶ月も早い9月に流行が始まっています。二つ目に、新型コロナとの

          第421回  < インフルエンザ流行、コロナとの同時感染とESG投資 >

          第420回  < 今年の夏は異常な暑さでした >

          9月も下旬に差し掛かり、ようやく暑さが一段落してきました。今年は東京で6月末から30度越えが続き、真夏日が87日、35度以上の猛暑日が22日続くという異常な暑さだったようです。夜間が25度以上の熱帯夜も57日ということで、我が家でもクーラーを止められる日がほとんどなかったと記憶しています。これだけ暑いと生産性にも影響が出てきます。暑さは集中力や注意力にもマイナスの影響を与えますし、体調管理も難しくなります。 日本のみならず北米、欧州、アジアなど全世界で異例の暑さとなった今年

          第420回  < 今年の夏は異常な暑さでした >

          花火は江戸の代名詞。じゃあ、ファンドの代名詞は?プロセス管理!

          私の住む浅草も、7月の終わりといえばコロナ明けの4年ぶりの隅田川花火大会で盛り上がったようでして、聞けば103万人が押し寄せて花火を見ていたそうです。まぁ、すごいですよね。知っていますか?台東区って人口21万人程度、向こう側の墨田区も28万人ですから、両区の人口の2倍の人が、暑い中隅田川沿いに押し寄せては、どこから見たらいいのか、と人でごった返す通りを彷徨っては、夕方からだんだん複雑になる交通規制のおかげで行きたいところにはいけず、毎年あまり知られていない恒例の夕立に合うわ、

          花火は江戸の代名詞。じゃあ、ファンドの代名詞は?プロセス管理!

          第419回  < 日本におけるVCの変遷と現状及び課題について >

          2023年8月号の「税経通信」に「日本におけるベンチャーキャピタルの変遷と現状及び課題 ―特に課題としての非上場株式の時価評価導入について ―」というタイトルで寄稿しました。タイトル通りの内容で、日本において1963年に中小企業投資育成会社法に基づいてベンチャーキャピタル(VC)が設立されて以来のVCの歴史と、最近のスタートアップを取り巻くエコシステムの大きな成長、そして課題について取り上げました。 日本に現存する最古のVCは、ジャフコグループ株式会社であり、1973年に日

          第419回  < 日本におけるVCの変遷と現状及び課題について >

          第418回  < 近年のファンド投資のリスク管理手法について >

          このコラムを書き始めて18年目になり、過去のすべての原稿の中で「リスク管理」をキーワード検索してみると、50回ほどヒットしました。特に、投資ポートフォリオのリスク管理が話題になりやすかった2008年の金融危機時や、昨年のウクライナ情勢や米国シリコンバレー銀行の破綻等を受けてこの1年半での使用が増えています。投資のリターンの源泉には何らかのリスクが紐づいていること、つまりリターンとリスクは表裏一体であることを考えると、リスク管理の重要性は当然ですが、「リスク管理」に注目が集まる

          第418回  < 近年のファンド投資のリスク管理手法について >