空いてる旅(三重県・桑名&四日市)

就業までの休みにどっか行きたいけど、コロナが気になるので空いてそうなところを開拓する

桑名

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桑名といえば焼きハマグリだよなぁと思って調べると、やはりイチオシはハマグリらしい。
食う。

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うまい。

日本に3つしかないナローゲージの1つで、桑名から北に向けて走る三岐鉄道北勢線に乗る予定なのだが、時間が微妙なので桑名城までぶらぶら歩く。桑名市内は道が細い路地や行き止まりの道などはほぼ見られず、よく整理されている感じだ。

桑名城は家康時代に桑名に封じられていた本多忠勝が整備し、その際に住民を全員立ち退かせて大規模に道路を整備する「慶長の町割」を行ったそうだ。現在も市街が整っているのはそのおかげだろう。

城は幕末に官軍によって焼かれてしまったので、遺構しか残っていない。櫓が一つ復元されている程度。

桑名城は川を背にして建てられている。

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でかい。海かと思った。
揖斐川・長良川の合流地点らしい。奥に見えているのは長島で、ナガシマスパーランドの観覧車やジェットコースター、なばなの里が見える。長島の向こうには木曽川がある。

いい感じの時間になったので、駅に戻る。

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次の列車の行き先表示。初めて見るタイプ。

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先述したように、三岐鉄道北勢線は軌間762mmのナローゲージ鉄道なので当然、車両も小さくて可愛い。

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車内はこんな感じ。実際乗ると小さいな〜と思うのだが、写真だと分かりにくいね。
この車両は幅が小さいので、コンパクトに部品を配置できる吊り掛け式という方式を採用している。この方式のため、発車時にグォォオンとクソでかい音を出し、走行中もたまに驚くほど揺れる。アトラクション感があって楽しい。

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終点の阿下喜駅には、かつて使われていた車両が展示されている。軌間の狭さがよく分かる。ちょっと不安になるぐらい狭い。

阿下喜駅から同じ三岐鉄道の三岐線伊勢治田駅まで歩く。さっき乗った北勢線は近鉄から三岐鉄道に譲渡されたもので、北勢線と三岐線は概ね並行する形となっている。三岐線は北勢線より北に続いており、藤原岳の近くまで走っている。

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藤原岳は石灰岩の採掘で知られており、採掘によって特徴的な外見を呈している。ダンプが走る道みたいになってるのかな?

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伊勢治田駅。藤原岳から石灰岩を運んだりする貨物列車が通るのでたくさんの線路が引かれている。

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古い東急の車両を使ってるらしい。

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途中で石灰岩を運ぶ太平洋セメントの貨物車両と遭遇。

四日市

意外と遅くなったので四日市に移動してサクッと晩ごはんを済ませ、予約していた四日市コンビナートクルーズに乗る。

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この船で四日市のコンビナートを巡る。昼間は陸とタンカーの連絡に使っている船なんだそう。

案内付きでコンビナートを巡ることができる。水面に映る明かりが美しい。石油会社や石油化学コンビナート、火力発電所などが立ち並んでいます。都市夜景と比べ、数が少なく光量が高い夜景は鮮やかで、水蒸気を吹き出す巨大な煙突がかっこいい。明かりが照らし出す複雑に絡み合った配管は弐瓶勉の世界を思わせる。

太平洋セメントと再会。三岐鉄道で運ばれた石灰岩からセメントが作られて、船で運ばれていく。

スマホで撮影していたのですが、写真だと露光時間が長くなるのでブレてしまって駄目ですね。動画が向いています。

おしまい

神戸から日帰りで行けました。あまり聞かない場所も調べて行くと意外と楽しめていいですね。

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