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AISOが沖縄に上陸!建物に音をまとわせる、信頼と絆のプロジェクト【AISO導入の舞台裏】

音×テクノロジー。AISOはこれまでにない音楽構築システムです。

プログラムが『音のカケラ』をリアルタイムかつランダムに組み合わせることで、“終わらない音楽”を半永久的に構築し、スイッチを切るまで無限に近いバリエーションで鳴り続けます。

今回は、AISO「アーティスト版」で『朧光(obscure light)』を制作いただいたzezecoさんのオーダーメイド版AISOにフォーカスします。
このオーダーメイド版AISOは沖縄の株式会社ユナイテッドさんの新オフィスに導入されています。株式会社ユナイテッドさんは、沖縄で不動産業や宿泊業を営んでおり、2024年に自社のオフィスとコンドミニアムホテルが併設された新社屋を建設されました。

zezeco(青木ロビン・manukan)
日本のオルタナティヴロックシーンを牽引するポストロックバンドdownyの青木ロビンと、RYUKYUDISKOへの参加や海外アーティストのremixなどを多数手掛け活躍するテクノアーティストmanukanとの二人組ユニット。ノイズやダブの要素を取り入れたエレクトロを軸にして繊細なメロディーと緻密に構築されたリズムが絡むフリーキーな構成。オランダのアーティスト(彫刻家、物理学者)テオ・ヤンセン展への起用など、クールな電子音とリバースを多用した有機的サウンドのテクスチャーは国境を越えた支持を得ている。

株式会社ユナイテッド
「人と人をつなげ、よりよい未来をつくる」をミッションに、外国人向け賃貸住宅の管理およびリーシングを行う『ユナイテッドハウジング』と、プライベート重視のリゾートステイを提供する『ユナイテッドリゾート』という、2つの「D2Cブランド」を展開。また、宿泊施設向けセルフチェックイン管理システム『MujInn』の開発を行うなど、事業の多角化による「ユナイテッドプラットフォーム」の構築を目指しています。

前回のzezecoさんの記事でも制作時のお話で少し触れられていましたが、図らずもアーティスト版と同時制作を行うこととなった新しいパターンのオーダーメイドAISOです。

AISOチームが沖縄を訪れた際にユナイテッドさんのオフィスにもお邪魔させていただき、zezecoのおふたりとユナイテッドの代表 山田さん、新社屋の設計士であるコウメイさんの4名にお話を伺ってきました!

【左手前から】
山田 亮さん / 津留 正和(AISO) / 青木ロビンさん / manukanさん / 日山 豪(AISO) / 山内 向明さん


ユナイテッドさん専用のAISOも試聴可能ですので、是非流しながらお読みください!



機能が一体化した、これまでにないビル

津留:今回オーダーメイド版AISOを導入いただいたオフィスですが、宿泊施設としても利用できるんですよね。

山田 亮さん(以下、山田さん):実はビル建設のプロジェクト自体は2020年以前、コロナ禍前にスタートしたもので、もともとは自社のオフィスを入れるつもりはなく、全部宿泊施設にする予定でした。その後、コロナ禍というタイミングもあって、もともと行っていた賃貸業も両立できるものにしたいと考えたり、ここで自分自身も仕事がしたいという思いも出てきて、最終的に今の宿泊施設とオフィス、賃貸が一体化したかたちになりました。

ユナイテッドさんのオフィスは、ホテルとしての機能も同居しています

津留:プロジェクトは山田さんと、設計士のコウメイさんのおふたりでスタートされたんですか?

山田さん:そうです。彼とは付き合いが長く、何も言わなくても阿吽の呼吸でやっていけるので。そうやって約5年をかけ、構想を練りに練ったプロジェクトになります。

山内 向明さん(以下、コウメイさん):自分は県内で設計事務所を営んでおり、 普段は民間住宅の設計をメインに行っています。今回は四半世紀ぐらいの付き合いがあった山田さんから「大きなプロジェクトをやるぞ!」と声をかけていただき、参加することになりました。

途中で、コロナ禍をきっかけとする材料の高騰や世界情勢も変わるなか、後からオフィス移転も決まったりして......しばらくプロジェクトが止まったタイミングもありました。その間にもふたりで見聞や知識を広めようと、東京や中国へ色々な建物を見に行ったり、お互いの情報を共有したりして、それらをこの場所で具現化できるように準備をしてきました。色々詰め込みすぎて5年かかりましたが、事前に色々インプットしたこともあって、良いプロジェクトとなったと思います。

津留:満を持しての長期プロジェクトだったんですね。オフィス音楽にAISOを選ばれたのはなぜですか?

山田さん:zezecoの音楽を鳴らすことはもともとふたりと親交があったこともあり、初めから決めていたんです。オフィスに限らずホテルでも、施設に足を踏み入れた時に音や匂いを感じること、そういった感覚を大事にしたいなと思っていて、その音楽をzezecoに作ってほしいと考えていました。依頼のタイミングで、偶然ふたりからAISOのアーティスト版を制作している話を聞いて、「そういったものが世の中にあるんだ」と興味をもったのがきっかけになります。
新しいオフィスはクリエイティブな空間にしたいと思っていたので、2度と同じ音が鳴らないというのは自分の理想でした。AISOが流れる空間はさらにクリエイティブ感が増すでしょうし、そこで仕事をするのは最高だなとも思いました。

日山:音楽や香りについては、初めから取り入れようと思っていらしたんですよね。クリエイティブな空間の音楽や香りの繋がりについて、山田さんはどういう風に考えられていますか?

山田さん:自分の仕事は不動産を扱ったりホテルを運用することですが、それらは“目に見える仕事”だと思うんですよね。だから、目に見えない領域に対してすごく憧れがあるんです。 例えば、匂いや音によって瞬間的に過去のことを思い出す時があるじゃないですか。そういった目に見えないものの強烈さを知っているので、その感覚はとても大事にしています。

また、こういった空間の音楽に関しては、プレイリスト型の既存楽曲をかける会社が大半だと思います。 でも、自分はそういう環境がそもそも好きではないし、そこに左右されたくない気持ちがありました。あと、自分たちのための音楽がかかっている環境で、仕事に没頭する時の達成度と完成度は全然違うと思うんです。目に見えない作用も間違いなくあると考え、業務的な目線で見ても必要だと思いました。

青木ロビンさん(以下、青木さん):それ自体が働く人のモチベーションにもなりますよね。

山田さん:なので、ロビンにお願いしたのは“集中できる音楽”でした。結果的に、社員も音自体は「かっこいい」と言ってるんですけど、仕事を始めたら集中して音が聞こえなくなっています。ふと気づいた瞬間に「こんなに時間が経ってた!すごい!」っていう話をしてますね。相当集中できているみたいです。ミュージシャンにとっては音を聞いてほしいでしょうし、今回は無理難題な注文をしてしまったかもしれないのですが、希望に応えてもらえたAISOになりました。


設計と音が一体となり進んだプロジェクト

津留:zezecoさんから山田さんにAISOをご紹介いただいたんですね。依頼時のお話をもう少し詳しくお聞かせいただけますか?

青木さん:1番最初の亮さんからの依頼はシンプルで「オフィスという建物に音楽をまとわせる」というイメージでした。その場合は単純に365日、誰かがその空間にいることを前提に音楽を設計する必要があって、飽きさせないようにしなくちゃいけないんですよね。そこでアイデアのひとつとして、その時に制作に取り組んでいたAISOを紹介したんです。

青木さん:当時はある程度建物の全容も見えてきていたので、現場で試しにAISOを確認しましょうってことで、日山さんのAISOを工事現場で聞いてもらったりもしました。その場で具体的な説明をしたり、何度か電源を入れ直して、同じ音楽が始まらないことも体験してもらったんですけど。亮さんはその場で「これだ!」ってなっちゃって(笑)。

だけど、AISOは作るのが本当に大変なんで......僕からすると1週間分の7日のループを作る方が正直簡単なんです。もちろん、本当に作るとなればやるつもりでしたけど、最後まで何度も「ほんとにAISOでいいんですか?」とは聞きましたね(笑)。

山田さん:何回も聞かれました(笑)。普段はそんなことないんだけど、AISOに関しては頑として譲らなかった。

青木さん:毎日流すので、厳密には「絶対に同じ音楽にならないわけではない」ということも説明して、理解してもらった上で決まりました。でも、後からどんなにネガティブなことを言っても亮さんは「AISOがいい!」っていう感じでしたね(笑)。

津留:山田さんはAISOの何に対して「これだ!」と思われたんですか?

山田さん:自分には建物を作るときに絶対ぶれない軸があって、揺るがないピースのひとつにAISOがはまりました。
まずは同じ音が鳴らないってことで、可能性が無限大なんですよね。 建物自体も可能性は無限大のつもりで作ってたので、そこに通ずるものを感じたこと。そして、音楽制作をお願いしたzezecoをとても信頼しているので、このふたりだからというのはありました。どのミュージシャンでもいいわけではなかったんです。

青木さん:ちなみに、コウメイと僕は中学の同級生なんですよ。僕はしばらく東京にいたから全然会ってなかったんだけど、このプロジェクトで一緒に仕事をして初めて「コウメイって、こういうの作るんだ」って知りました。
一緒に進めていくうちに「モダン」「コンクリートをフルに使う」という建築のテーマと、亮さんが好きな黒とコンクリートのグレーのコントラストがどんどん自分達のイメージに落ちてきて。すぐ近くに海もあるし、自分としては海を感じるニュアンスも絶対に出したくて、音の中に建物の色や海も反映させていこうと決めました。
建物自体は直線的なものなので、そこに僕たちの音楽が加わることで、“揺らぎ”や“ねじれ”を作りたいという話をしていたら、コウメイも逆にインスパイアを受けてくれたようです。

オフィスから見える景色、海はすぐそこです

コウメイさん:僕の最初のイメージでは、どちらかというと海から離れたいと考えていたんですよね。クールでモダンな建物と、ロビンが得意とする都会的な音が融合すると面白いなって思っていて。
でも、ロビンとやりとりをしたり、音楽を聞かせてもらっていくうちに、断片的にいろんな音がうねるように聞こえてきて.......そこから設計にアウトプットできることや新しいイメージが湧いてきたので、設計の方向性も途中で変更しました。植栽も音楽のイメージから「うねうねしたものがいいのでは」と考え、沖縄でよく見られるガジュマルを置こうと思いついたり。そうやって2人で一緒に確認しながら進めていけたことは、面白かったですし、初めは想像していなかった部分でしたね。

津留:途中で設計を見直すのは大変だと思いますし、お互いへの信頼があるからこそできる、この4人ならではのプロジェクトだったんだなと感じました。みなさんが今回のコンセプトや体験の目的を理解していたから、素直にお互いのアイデアを面白がれたんですね。

施設内、随所にみられるこだわりの配色


オフィス用音楽として、いかに空間に馴染ませるか

日山:音楽制作を進める上で、山田さんからの“集中できる音楽”という要望以外に気にされたポイントはありますか?

青木さん:まずは亮さんと方向性の認識を合わせるために、言語のすり合わせから始めました。ギターロック、チル、ヒップホップ、アンビエントなど様々なジャンルの音源を送り「この中のどれが好きですか?」と聞いていく感じです。そういったやりとりをして明確になったのは“多国籍の人たちが行き来するなか、リラックスできる気持ちいい空間にしたい”ということ。というのも、ユナイテッドの不動産業のお客さんはほとんどがアメリカの方なので、社員さんも全員英語が話せるんです。また、建物内にホテルも併設されるので、色々な国籍の方が訪れることも想定できますよね。なので、最終的にはそれがもうひとつのゴールとなりました。

ユナイテッドさんのオフィスの様子

青木さん:あと、僕らは普段から音源チェックをしているので、普通に1曲作る場合でも300回ぐらいは聞いて、粗探しをするのが当たり前の日課なんですけど。今回の制作では、亮さんとコウメイのふたりにも絶対聞いてもらう必要があると考えていました。もちろん同時に僕らもチェックはするんですけど、どんな音楽だと集中できるのか?を炙り出していかなきゃいけなくて。そのために毎日30分ずつ、フレーズや曲を送っていました。まずは垂れ流しでいいから聞いてもらって、気持ち悪いところや「ここはちょっと強いな」っていう点をすり合わせをしなきゃいけなかったんですよね。好みの差もあるので、極端な話でメタルみたいなフレーズがあったとして「それはないよね」というようなディスカッションをしていかないといけない。ふたりには申し訳ないけど本当に大事なことだから、とにかく何度も確認してもらいました。

山田さん:最初は優しかったんですけど......。

青木さん:30分のデータがそのうち3時間になり、最後は7時間分の音源を「一応、ちゃんと聞いてくださいね」って送っていました(笑)。これまでの人生で音源の確認をしたことがないふたりにとっては大変だったとは思うんですけど、完成には絶対必要な作業でした。

山田さん:音源確認の際は自分の独りよがりになってもよくないので、デモ版から社内のみんなにも聞いてもらって、フィードバックをもらいました。初めに聞いた印象はどちらかというとちょっと暗い雰囲気もあるんで、最初はみんな不安だったみたいなんですけど......実際に聞きながら仕事をしてもらったところ、総じてみんな「集中できた」と言ってくれて、音に関しては社員全員の同意を得ています。今ではオフィスにAISOがかかっていること自体が当たり前で、スタンダードになっていますね。 

青木さん:暗い雰囲気という点では、制作の際に結構悩みました。単に明るく陽気だったらいいっていうわけでもないし。AISOの特性上、できるだけ耳に残りすぎないことも意識すると、ナイーブな雰囲気の方が溶け込みやすいんですね。さっきの亮さんの音楽への憧れの話に通ずるところがあるかもしれないんですけど、僕らは内向的で基本的には根暗な人間で。一方、亮さんは『とにかく明るく、元気で、素直』っていうのが座右の銘の人。逆に僕らはそういった面に憧れている部分があるので、亮さんが僕らのAISOが欲しい、それを会社で活用してくれると言ってくれた時に、音楽でどこまでフィードバックができるかをすごく考えました。明るいか暗いかのトーンについては、そういった想いもあったので、丁寧に作ることを心がけました。

津留:AISOに関わらず、長時間聞いてもらうような音楽は穏やかだけど明るすぎず、気持ち的には人間本来のニュートラルな状態に近いニュアンスが必要だと思っていて、そこから大きくぶれるものはちょっと耳障りになったり、悲しい気持ちになってしまったりするんですよね。AISOもそのあたりの状態が1つの基準になっていくのではないかと思っています。

青木さん:そうですね、人はいつでも明るい気持ちではないし、かといって暗いわけでもない。音に関してもそこをどうにかニュートラルに持っていくことで、毎日の業務に集中して挑むことができるのではないかと考えて、そういった状態を目指して制作しました。

manukanさん:曲自体もあまり具体的な印象を残さないようにしましたね。特定の音がかかったときに何らかのイメージが頭に浮かんでしまうと業務の邪魔になるので、できるだけ音にメッセージがあるものを省いていき、何の音かわからない、邪魔なイメージが湧かない、そんなニュートラルな音づくりを行いました。

青木さん:ギターも全部トーンゼロですからね。トーンゼロでギターを弾くことってあんまりないんですよね。

manukanさん:ギターの音もギターらしくない音作りにしています。わざとテープの半分ぐらいの速度でギターの音を流すとギターっぽくなくなって、何の楽器かわかんなくなっていく、そんなギミックを使っていたり。ドラムもできるだけ所謂ドラムセットの音ではなく、スネアならスネアで、それの周波数やダイナミクス的に役割が近いものを加工して抽象化したものを使用したりしてます。

山田さん:この話は初めて聞いたので、めちゃくちゃ嬉しいです!時間をかけてもらって、ありがとうございます。


未来の“当たり前”を目指して 

山田さん:この建物はお金儲けが目的ではなく、クリエイティブな空間を作ることで、周りの人が良いと思ってくれればいいし、なんならこの周辺のランドマークになりたいくらいの気持ちがありました。 近い将来、コモディティ化する建物は淘汰されていくと考えているので、何年経ってもかっこいい建物、音楽を取り入れて普遍的なものを作りたいと考えていて。今は奇をてらった尖っている感じの物件と思われるかもしれないですが、今後はこれがノーマルになっていくと思っています。

屋上にはファイヤーピットもあります

コウメイさん:内覧会にお越しいただいた不動産関係の方からは後日「音楽最高でした!紹介してください!」とメッセージをもらったりもしましたね。

青木さん:そう言ってもらえると制作した甲斐があります。あの時期は仕事も多かったので、別の会社さんに頼まれていても、もしかしたら僕たちは引き受けてなかったかもしれないです。それでもいい音楽を作ってあげたいと思ったのは亮さんとコウメイさんだったから。人柄ですね。

あと、建物もすごくかっこいいので、自分たちの音楽をのせたい、まとわせる音楽を作りたいと思いました。10年以上越しに、中学校の同級生と一緒に仕事できることも奇跡的というか......そんなことなかなかない。幸せな仕事をいただいたなって思います。

山田さん:僕は音楽をかじったことがある程度で早々に挫折した人間なので、音楽を作る人に対しての憧れがありました。普通に生きていると与えられた音楽を聞くだけですが、今回は音楽制作を依頼する側として、制作に参加する機会を持てたのでそれも面白さのひとつだなと思っています。自分の夢を1つ達成した感覚がありますね。

コウメイさん:そうですね。会社のために曲を作る機会なんて、なかかなかないですよね。

山田さん:曲も新社屋を作ることも、おそらく人生で1度あるかないかですよね。

青木さん:その機会に立ち会えたのは、僕らも面白かったです。

津留:僕たちも今回のプロジェクトの裏側のお話を聞くことができて、とても嬉しかったです。大切なプロジェクトにAISOを導入いただき、ありがとうございました!


【こぼれ話】 音楽制作だけでは終わらない!

AISOを導入するには制作以外にも、とても大切なことがあります。それは、音響とスピーカーシステムを整えること。今回は最後にひとつ、環境構築についてのお話をお届けします。

オフィスのバーカウンタースペース

山田さん:AISO導入を決めた当初は、あんなスピーカーシステムになるとは思っていなかったです(笑)。

青木さん:実際に音楽をかけた時にちゃんと聞いてもらえるように鳴らさなきゃいけないから、わからずに適当なものを買うのは危ないと思って、ちゃんとした機材をすすめました。アンプは2個で、AISOにはステレオがいいですよとか。それこそ365日聞く・音を浴びるとなると、モノラルは疲れちゃうんですよね。だから、絶対ステレオがいいと伝えました。

山田さん:それもスピーカーを持ってきてくれたりして、丁寧に教えてもらいました。オフィスだから大きな音でかけるわけではないんですけど、 だからといって音質が悪かったら絶対ダメだから、そこはちゃんと意見を聞いて揃えました。

青木さん:結局は全部ステレオにしてくれって言ったので、また追加で費用がかかっちゃって(笑)。ステレオの分岐を3個作らなきゃいけないんで、その分配機とEQ、あとは単純にアンプの分......。

日山:でも、全部揃えていただいたんですね。

山田さん:やり切らないと後から後悔が生まれると思ったんです。仕事も全部そうなんですけど、ちょっとでも後悔を残すことが嫌なので、やるなら振り切った方が長期的にものを見ると心も穏やかですし、後悔もないので1番いいんですよね。 だから、アドバイスされたことは全部やろうという感じでした。

津留:日山さんもそういった点にはすごくこだわっています。せっかくのステレオですし、制作時に音も振り分けて用意したりするので。それを色んな行動をする空間で、楽しめるようスピーカーシステムを揃えることはとても大切だと思います。改めて、導入されたAISOを聞きながら、ビルから外の景色を眺めると本当に音と環境がマッチしていますね。
みなさんのお力のおかげで、AISOがすごく活かされているんだなと感じられます。ありがとうございました!


●zezecoさんアーティスト版AISOの購入はこちらからどうぞ!




Text,Edit: Mihoko Saka

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