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生成AI界隈の『オンラインビジネス』:ネットセミナー講師たちに思うこと

『【単独】伊藤穰一氏に聞く生成AI、革命的なのに「トレンドを無理に追わなくていい」理由』

とても腹落ちする記事です。

去年4ヶ月勉強して私が得た結論のひとつがこれで、
AI関連の相談業務や講座は、パソコン教室やデジタルサポートと同じ相場・感覚で提供されるのが妥当であり、高額の塾・サロンは必要ない(大手によるものや、法人向けのもの以外)と私が考える根拠でもあります。
将来的にインフラ確定であるうえ、AIの場合ビッグデータとノウハウ、資金力、コネクションを持つ大手や、医療、法律など業種に特化してAIバブル以前からサービス提供を続けてきたIT企業に、開発や体系化のスピード・質で勝てるわけがない。
そういうところに任せておくのが一番効率的だし、結局安くて早いと思う。

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冒頭の伊藤穰一さんの記事の趣旨からはズレるが、
将来的にインフラ確定レベルのものをすごそうに見せかけ先行者利益を貪ることは、基本的には悪だと思う。
そして、単純に私が迷惑している。
小手先の技術とマーケティング()で、明日になったらAIが進化して役に立たなくなりうる情報を確定的に、相場とは言えないであろう額面で、ChatGPTを触ったこともないような人に売りつける。

調べても、自分で出せるニュースレターサイトやいかにも怪しいランディングページしか出てこない講師。
例えば、キャンバやミッドジャーニー、vrewに入っているような人気のAIを、
フロントエンドのばらまき有料セミナーで実演しているだけの講師を見かけるが、
単に機能を知るためだけなら、公式の無料デモンストレーションを視聴するのが一番良いと思う。

バックエンドに法人向けコンサルや導入支援、開発の請負を置いている事業主のことではない。
実働時間やレベル感、提供する内容に見合わない、教えっぱなしのオンラインセミナーやオンラインサロンのことを言っている。

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そして、分かりやすく、面白く、安全なコンテンツは世の中いっぱいある。
わざわざ謎の講師のものを、いきなり選ぶ理由がない。
例えば、松尾豊先生の本や動画を観たり、普通に新聞を読めば良いと思う。

今はKindle発もあるからすべてではないけど、紙媒体になっているものは、ある程度質が保証されているし、
本を出すことそのもので適当なことができない立場になってしまった人のコンテンツなのだから、安全な確率も高いと考えています。

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劣化コピーか小手先にしかなりえない情報発信のみの場合、有料級(←個人的には恥ずかしくて使えない言葉ですが)もクソもないと思うので、
自分はアプリの操作や選択肢に関する個別の質問、調べ物・構築をはじめとした代行業務など、実働に対して対価を発生させることにしながら、様子を見ています。

パソコン・スマホ教室、デジタルサポートのスタンスで提供しているものに対して、ぼったくりと比べて良心的な価格だとか欲がないとか言われてもと思う。
買う側が勉強不足なのではなく、おかしな商売をしている人がおかしい。
こういうのがいるから、普通のことを普通にやっている人が馬鹿を見る。

正義感ではなく、同業だと見られてめちゃくちゃ不快だし、私個人に実害があるので、この件については今後も積極的に毒吐いていきたい。
自分ルールの押しつけとでも、被害妄想、売り方も含めた自身の能力不足に関する責任転嫁とでも、なんとでも言えばいい。

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開発・研究に携わっている専門家でもなければ、企業内で業務効率化のエキスパートとして活躍した実績もない私は、
身の程を知ったことをしながら、情報を追っていきたい。
今現在できることが小さくて限定的だからといって、何もしなければ、今現在よりも伸びることはない。
現状進化が早すぎて水モノの情報とはいえ、少なくともこのAIバブルが多少落ち着くまで、この分野を追っていくことが私にとって建設的だ。
個人であっても工夫すれば、仕事としてまともに成立するものを提供できる積み重ねがすでにあるからだ。

実働をしっかりすることを通じて、それなりの勉強を続けていること、分野を限って任せるとコスパがよく確実な人材であることが伝われば、
理工系特化型の文字起こしや、AI活用も踏まえた文字起こし関連の社内人材育成・ソフト導入支援等の仕事にもつながり、今の私に可能な最大の価値が生み出せないかと思っている。

提供内容と値付けの根拠、逆に言うとできないことやその理由を自分から説明していかないとまずい。
土俵が破綻しているからなおさらのこと、普通のことを淡々と続けているだけでは、自己責任と実力不足の名の下に舐められるし、食われる。

というか、いろいろと怖くないんだろうか。

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