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リーフチコリーは魅力的な野菜

昨年の秋に、リーフチコリーの栽培に挑戦しました。ラディッキオは、あまり大きくはなりませんでしたが、鮮やかなワインレッドの色をした葉が美しい野菜です。ラディッキオはただ見た目が美しいだけでなく、抗酸化成分を豊富に含むため、「食べると美しくなる」とも言われています。

栽培が比較的容簡単だと言われている BARBA DI CAPPUCCINO は、順調に成長しました。残していた株は、人間の背丈ぐらいに成長して、そろそろ花が咲いて種取りができそうになっています。

BARBA DI CAPPUCCINO

日本ではリーフチコリーの栽培はあまり行われていません。その理由の一つは、苦味のある味にあまりなじみがなく調理方法がわからないことが考えられます。しかし、調べてみると、リーフチコリーには多様な品種があり、それぞれに独自の魅力があります。それで、今年はさらに多くの種類を栽培してみる予定です。

リーフチコリーはその美しさだけでなく、比較的丈夫な野菜であり、栄養価が高く、さまざまなビタミンやミネラル、抗酸化物質を含む健康的な野菜なので、多くのガーデナーにとって魅力的な選択肢となると思います。この素晴らしい野菜によって、私たちの畑も、そして私たち食生活もより豊かになることが期待できます。

最近購入したリーフチコリーを紹介したいと思います。写真の上側にある3種類がラディッキオと呼ばれる赤紫の色をしたものです。

  1. ROSSA DI TREVISO (TARDIVA):

    • 特徴: 細長く伸びた赤い葉が特徴で、北イタリアのトレヴィーゾ地方で栽培されています。ほろ苦さと甘みのバランスがとれた風味です。

    • 栽培方法: 秋に播種し、霜に当たって成熟した頃に収穫します。収穫後は水中でのブランチング(白化)によって、柔らかい白い茎を作ります。

  2. PALLA ROSSA SEL. "MELOT":

    • 特徴: PALLA ROSSA 6と同様に丸い形と赤紫の葉が特徴ですが、Melot選抜種は特に色が鮮やかで、しっかりした食感が特徴です。

    • 栽培方法: 夏から秋に播種し、霜が降りる前に収穫します。水はけの良い土壌と十分な日照が必要です。

  3. PALLA ROSSA 6:

    • 特徴: 丸い形と濃い赤紫色の葉が特徴で、ほろ苦さとしっかりした食感が魅力です。

    • 栽培方法: 夏から秋にかけて播種し、霜が降りる前に収穫します。よく整地された土壌で成長が良く、乾燥を防ぐために定期的な水やりが重要です。

  4. BIANCA DI MILANO ESTIVA:

    • 特徴: 緑がかった白い丸い葉が特徴で、マイルドな苦味とシャキシャキとした食感が楽しめます。夏のミラノで栽培されていたため、この名前がついています。

    • 栽培方法: 春から夏にかけて播種し、夏の終わりに収穫します。暑さに強く、定期的な灌水で良い品質が得られます。

  5. ZUCCHERINA DI TRIESTE:

    • 特徴: 小さく丸い葉を持ち、柔らかい質感と穏やかな苦味で、サラダに適しています。砂糖のような甘さがあることから「ズッケリーナ」と呼ばれます。

    • 栽培方法: 春から夏にかけて播種し、短期間で成長するため数週間で収穫できます。暖かい気候でも育ちますが、定期的な水やりが必要です。

  6. プンタレッレ・アスパラガスチコリー:

    • 特徴: タラーレと呼ばれる中心部の若芽が独特の形状をしていて、ほろ苦くてクリスピーな食感が特徴です。主にローマ地方で人気があり、生でサラダにするのが一般的です。

    • 栽培方法: 晩秋に播種し、冬から初春にかけて収穫します。収穫時に中央の芽が十分に発達していることを確認します。

  7. VAR. CASTELFRANCO:

    • 特徴: 緑とクリーム色のマーブル模様が特徴で、「冬の花」とも呼ばれます。見た目の美しさに加え、マイルドな苦味と軽い甘さがあります。

    • 栽培方法: 秋に播種し、冬の寒さが葉に影響する前に収穫します。適度な冷涼気候が理想的です。


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