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私が経験した、Webコミュニティが早死にする理由10個。

 わたしはIT業界の片隅で9年間、Webサービスの企画やグロースハックのお仕事をしています。特にコミュニティサービスのグロースハック経験が一番多くて、30個近くのWebコミュニティの一生を運営側のひとりとして見守ってきました。

先日、今まで見たコミュニティサービスの死の経験を分析して一覧にしてみたところ、初期にクローズしてしまう理由がだいたい下記の10個に集約されるなと思ったのでメモしておきます。

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①なんのコミュニティなのかユーザーが理解できないと死ぬ(そもそも会員数が増えない)
・・・コミュニティのコンセプトは一言で言えるか?アプリだったら、appstoreのスクショ4~5枚でユーザーに伝わっているか?


②日常にアプリを開いたりログインするきっかけやアクションが少ないと死ぬ (忘れられてしまう)
・・・一週間に何回くらいそのサービスを使うきっかけがあるか?


③意識高過ぎる、投稿のハードル高いと死ぬ (投稿数が伸びない)
・・・投稿ボタンや、投稿のお題は適切か?毎日みても疲れないか?


④反応がないと寂しくて死ぬ(通知欄が死ぬ)
・・・投稿したあとに他のユーザーからリアクションが来やすい仕組みがあるかどうか?


⑤オリジナリティがないと死ぬ(競合に負ける)
・・・先行者、開発力、営業力、経済力・・・などを持っている競合サービス勝てるだけのオリジナルな強みがある?


⑥媚びを売りすぎて死ぬ(サービスがぶれる)
・・・ユーザーアンケートは、何も考えずに主観で書いている人がほとんどなので参考にはするが盲信してはいけない。その場しのぎを続けると結局なんのサービスかわからなくなって死ぬ。


⑦外部連携された投稿が多すぎると死ぬ(そのサービスに来る理由がなくなる)
・・・そのコミュニティでオリジナルの投稿をユーザーにしてもらのが大事


⑧無法地帯になると死ぬ (安心感がなくなる)
・・・禁止ワードの設定、違法行為の禁止、投稿監視、ユーザー同士が揉めない仕組みなど、最低限秩序が保たれる仕組みが必要


⑨ルールや目標がありすぎると死ぬ (挫折する)
・・・ゆるく参加できる仕組みや、プレッシャーや罪悪感を感じさせないことが重要。


⑩ストレスがたまると死ぬ (突然嫌になる)
・・・バグや障害が多い、UIが使いづらい、スパムが多い、メールがめっちゃくる、など、うまく使えないストレスがたまると退会率の高さの理由に。


(本当は成功事例をいっぱい書きたかったな!笑)

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