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このままじゃ死ぬと思って専業主婦辞めて働き始めた話①

このまま母子2人きりの生活を続けて心を病んで死ぬか。
コロナに罹って重症化して死ぬか。

大げさに聞こえるが、私が保活&再就職に動き出したのはそんな時期だった。


2016年に結婚、その後夫の転勤(飛行機で引越しの距離)について行く形で退職し、専業主婦になった。
ほぼ同時期に妊娠が分かり、つわりで飛行機に乗るのが辛かったのを覚えている。

2018年に娘を出産。夫は数か月育児休業を取ってくれたが、基本は激務で朝早く夜は遅い生活。ワンオペ育児・家事が当たり前。夫はそのことに感謝を示してくれるし、週末には娘を見てくれることも多い。

恵まれているのだと思う。
配偶者の収入で一応は生活が回り、娘は特に大きなトラブルなく生まれて育っていた。

ただ、専業主婦というスタイルが私には合っていなかった。
これだけ。

まず「自分が稼いだ」お金が得られないのがしんどい。
夫は家計に文句は言わない(というか家計収支がどうなっているのか分かっていない…)ので責められているわけではない。でも、例えばカフェに行こうとしたとき、心の中の自分が「自分で稼いだお金でもないのにいいの?」と冷たい疑問を浴びせてくる。
もっとやろうと思えば、収入を増やさなくても節約をして、料理や掃除を頑張ったり、子供との関わり方を工夫したりできるのかもしれない。

でもしんどい。

そこにエネルギーを割くより、子供を預けて働いて自分なりの収入を得るスタイルのほうが現状より良い気がする・・・たぶん。

そしてずーーーっと娘と二人きり。これもしんどい。

特によちよち歩きが始まったころとコロナ禍が重なったのがしんどかった。
動き回るので目は離せない、体力がついてきて昼寝はしない、児童館も遊び場も閉まっていて行くところも話す相手もいない。
コロナが拡大し始める直前くらいに、夫の地方から実家近くへの転勤が決まっていた。大学時代の友人たちと「こっち来たら会えるね!」「娘ちゃんもいっしょに遊ぼう~!」なんて楽しい計画を立てていたけど、全部無しになった。

じわじわ心が疲弊していった。

そのうちに「働くこと」が選択肢として何度も頭をよぎった。
「やってみよう」「いやでも結局転勤で離れなきゃならないし」「でもでも…」を行ったり来たり。

結局「保活&就活したるわ!!」と意を決したのは…いつだったか夫婦喧嘩がきっかけ(笑)
もはや詳細は覚えていない、今となっては些細な喧嘩だったんだろう。

それでも積み重ねてきたモヤモヤが爆発するには十分だった。

わたしは専業主婦を辞めることにした。


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