世界初!?動画生成AI「Sora」で作られたMV/ClaudeがiOSアプリリリース/Geminiアプリ日本でも使えるように/ iPhoneでChatGPTを使うコツ/大学でChatGPTの講義が実用化/今Tiktokをやるべき理由【週刊AIのニュース 2024年5月6日号】
こんにちは。AIのある暮らしです。
2024年4月29日〜5月5日の「週刊AIのニュース」をお届けします。
【1】文章生成AIニュース
「ChatGPTを使って講義」大学でついに実用化--バーチャル「TA」が授業進行をサポート
日本経済大学とWHITEは、OpenAIの生成AI「ChatGPT」を搭載したバーチャルアシスタント「T-AI」を、授業中の教員助手(TA)として活用する実証実験を開始しました。このシステムは、教授が話した授業内容を記録し要約したり、生徒からの質問に回答したりすることができます。
また、口頭での指示にも対応しており、プロジェクターで教室の前面に映し出されます。
デモ授業では、教授がT-AIに架空の企業を生成するよう指示し、その結果をもとに生徒たちはグループディスカッションを行いました。生徒はスマートフォンやPCからテキストチャットでT-AIにアクセスし、授業中に感じた疑問を送ることができ、その回答を得ることが可能です。
「目標達成できる人」がChatGPTでしていること 多忙でも学び続けられる「魔法の地図」の作り方
この記事は、ChatGPTなどの生成AIを活用して効率的に学習するための方法を紹介しています。まず、学習すべき知識やスキルの全体像を把握するためのスキルマップを作成します。
スキルマップは手書きよりデジタルで作成することが望ましいとされています。次に、ChatGPTにスキルマップの作成を依頼します。自分で考えたスキルカテゴリーをChatGPTに読み込ませ、不足分を追加させたり、「AIビジネスを学ぶ講座のアジェンダ」など様々な観点から問いかけをします。
最後に、作成したスキルマップを専門家や先輩に見せ、アドバイスを求めます。より適切なカテゴリー分類や、おすすめの書籍・学び方を教えてもらえます。生成AIの活用と専門家のフィードバックを組み合わせることで、効率的な学習が可能になると述べられています。
人の心を動かすキャッチコピーの作り方、プロのコピーライターが実践している6つの奥義
この記事は、40年のキャリアを持つ広告クリエイター・中村ブラウン氏が、ChatGPTを活用してキャッチコピーを作成する際の6つの重要なポイントを解説しています。
人の心を動かすキャッチコピーの6つの要素
驚かせる
意外性のある表現を使う
常識を打ち破る
新しい視点を提示する
8つの欲を刺激する
金銭、名誉、快楽、安全、愛、自由、怠惰、復讐の8つの欲求に訴える
言葉尻をいじる
言葉遊びやダブルミーニングを使う
言葉の響きを工夫する
なぜと思わせる
疑問を投げかける
読み手の好奇心を刺激する
納得させる
論理的な説明を加える
事実や数値を示す
共感させる
読み手の経験に訴える
共通の価値観を描く
中村氏は、ChatGPTで作成したキャッチコピーの基本形に、これらの要素を加えることで、より心を動かすコピーになると説いています。プロのコピーライターとしての経験と知見が詰まった重要な指針となっています。
Copilotの個人向け有料プラン「Copilot Pro」を契約するメリットは?
Microsoftの有料サービス「Copilot Pro」を契約すると、以下のようなメリットが得られます。
・アクセス混雑時でも高性能なGPT-4を優先的に利用できる。
・画像生成機能「DesignerのImage Creator」のブースト回数が増える。
・個人でもMicrosoft 365からCopilotを使用できるようになる。
・従来は法人向けのアドオンサービスだったため、個人利用は難しかった。
・iOSやAndroidのアプリからCopilotが利用可能になった。
ただし、以下の点に注意が必要です。
・Microsoft 365自体の契約が別途必要。
・一部機能は理想的な状態ではない(Excelのプロンプトなどが英語のみなど)。
・法人向けサービスと完全に同一の機能ではない。
C
opilot Proを利用するには月額3,200円の料金が必要で、Windows 11のサイドバーやWebサイトから契約手続きができます。
グーグル「Gemini」アプリ、日本で提供開始
Googleの生成AI「Gemini」アプリが日本で提供開始されました。
Anthropic、AI「Claude」の無料iOSアプリと「Team」プラン追加
Anthropicは、Claudeの無料iOSアプリと、新しいサブスクリプションプラン「Team」をリリースしました。 Teamプランは月額30ドルで、管理ツールなどが含まれています。
ChatGPTとClaude 3、どちらの日本語が上手い?比較でわかる最適な使い方
この 記事 は、2つの大規模言語モデル、ChatGPTとClaude 3を比較したものです。それぞれの長所と短所を、さまざまなタスクで比較しています。
Claude 3は、自然な日本語の文章を書くことに優れています。特にビジネス文章においては、より自然な表現が可能です。
ChatGPTは、情報を整理するタスクに優れています。例えば、要約や箇条書きなど、情報を整理する必要があるタスクにおいては、ChatGPTの方が使いやすいでしょう。
【2】画像生成AI関連のニュース
アドビ、新しいAdobe Photoshop(ベータ版)を発表〜「生成塗りつぶし」機能と新機能「画像を生成」を搭載
この 記事 は、Adobe Photoshopの新しい機能について説明しています。主な新機能は次のとおりです。
Generate Fill: コンテンツに応じた塗りつぶし機能で、ユーザーは参照画像を選択できます。
Generate Image: テキスト入力を使用して、ゼロから画像を作成できます。
調整ブラシ: より直感的なブラシ操作で、特定の領域を調整できます。
フォントブラウザ: フォントの検索と比較が容易になりました。
調整プリセット: よく使用する調整設定をプリセットとして保存できます。
これらの新機能により、Adobe Photoshopは、よりクリエイティブで効率的な画像編集ツールになります。
ChatGPT Plusで生成した画像を、Photoshopのように部分編集できる!
ChatGPT Plusの新しい機能により、DALL-E AIで生成した画像の一部を編集することができるようになりました。
この機能により、画像全体を再生成せずに一部を編集できるようになりました。ただし、完全に人間の編集に代わるものではなく、課題も残されています。
・境界やエッジで不一致が見られる場合がある
・毎回信頼できる出力ではない
・一部の編集がうまくいかない場合もある
OpenAIはこの機能を今後改善していく見込みです。
AI生成の“非実在美女”が、甘い言葉や愛国ワードで懐を狙う――お隣中国の最新AI事情
中国のショート動画アプリ抖音(ドウイン)では、AIによって生成された非実在の女性キャラクター「巧克力,小檸檬」が中高年男性層の人気を集めています。
巧克力の特徴
・優しい言葉遣いと笑顔で、男性の悩みに共感するような発言をする
・90日で351本もの動画をアップロードし、中高年向け動画配信者で3番目の活躍ぶり
・1000万人を超えるフォロワーがいる
視聴者層
・約500万人が50代以上、約350万人が40代
・男性視聴者が多数を占める
つまり、中国人のおじさん層の心を癒やしている中国メディアは「若者はある程度AIを識別できるが、地方のユーザーにはAIと見分けがつかず本物だと思っている」と指摘しています。
巧克力は見た目は本物に近いが、声の違いや口の動きの不自然さから生成AIによるCGだと分かります。
【3】動画生成AI関連のニュース
OpenAIの未公開モデル「Sora」で生成された初のMVが登場
OpenAIの未公開モデル「Sora」で生成された世界初の公式ミュージックビデオが登場した。このミュージックビデオは、インディー・チルウェーブ・ミュージシャンのWashed Out(Ernest Weatherly Greene Jr.)の新曲「The Hardest Part」のために制作されました。
制作の経緯
脚本家兼ディレクターのPaul Trillo氏は、OpenAIの厳選されたSoraアーリーアクセスユーザーの一人である。彼は3月に世界初のSora生成動画のデモを行った後、今回のミュージックビデオを制作しました。
ビデオの内容
4分間の長さで、さまざまなシーンを通した一連の素早いズームショットで構成されている。合計700本のクリップのうち、55のSora生成クリップを使用し、Adobe Premiereでつなぎ合わせました。
連続したズームのような錯覚を起こすユニークな表現となっている。
Trillo氏は10年前にこのアイデアを思いついたが実現できなかったと述べている。Washed Outは、使用されたプロンプトについても言及しています。
ChatGPT登場後に仕事急増も単価はダウン? 買いたたかれる「ビデオ編集」スキルの今後
ChatGPTなどのAIの登場による仕事の変化はまだ明確ではありませんが、アメリカの調査ではフリーランス市場において、ビデオ編集・制作の需要が大幅に増加していることがわかりました。一方で、時給単価は低下傾向にあり、需要増と価値低下のジレンマが生じています。
今後は、専門性の高いビデオ編集スキルを身につけ、AIに代替されない人材となることが重要です。また、コミュニケーション手段としてのビデオ編集の重要性も高まっていくでしょう。
【4】モバイルAI関連のニュース
Appleの1~3月期は減収減益 「AIについて披露するのが楽しみ」とクックCEO
Appleは2024年第2四半期決算を発表し、売上高と純利益ともに前年同期比で減少し、ハードウェア、特にiPhoneの中国での需要低迷が影響したが、サービス部門は過去最高の売上高を記録しました。
業績概要
売上高:907億5300万ドル(前年同期比4.3%減)
純利益:236億3600万ドル(前年同期比2.2%減)
1株当たり純利益:1ドル53セント
今後の展望
ティム・クックCEOは、Apple Vision Proの発売やWWDCでの発表など、今後の製品展開に期待感を示した。また、生成AIへの投資に積極的な姿勢を表明し、Apple独自の強みを活かしてAI分野での差別化を図る方針を強調しました。
Apple、オープンソースなオンデバイスAIをリリース iOS 18への搭載にも期待
Appleはデバイス上で動作するオープンソースの大規模言語モデル(LLM)「OpenELM」を発表しました。OpenELMはネットワーク接続を必要とせず、応答速度やセキュリティに優れるオンデバイスAIモデルです。
Appleは近年、テキストで画像からアニメーションを生成するAIモデル「Keyframer」を発表するなど、AI関連の開発・実装を加速させています。
iPhoneなどのデバイスがスマートフォン市場で大きなシェアを持つAppleのOpenELMは、今後の発展が期待される技術です。
Siriも使える、iPhoneで「ChatGPT」を賢く使う5つのテクニック
この記事は、iPhoneでChatGPTを効果的に活用するための5つのテクニックを紹介しています。まず、ChatGPTの学習データには限りがあるため、使う目的を絞ることが重要だと説明しています。
次に、音声対話機能を使えば、会話形式で利用したりハンズフリーで操作したりできるとのことです。
また、ショートカットアプリを経由してSiriからChatGPTを使う方法や、期待通りの回答を得るためのプロンプトの工夫、カスタム指示機能を使って出力に共通のルールを設定する方法などが紹介されています。
【5】その他SNS関連ニュース
すでにレッドオーシャンにみえるが…「今さら」TikTokを始める、納得の理由【登録者数100万人の経営者が解説】
TikTokは企業にとって魅力的なプラットフォームとなっており、多くの大手企業が活用し始めています。しかし、人気のジャンルは競争が激しくなっているため、独自性のあるコンテンツを展開することが重要です1。具体的には、異なる要素やニッチなジャンルを組み合わせることで、新しいジャンルやトピックを生み出すことが効果的です。
たとえば、「会社×恋愛×笑い」や「会社×ダンス×笑い」といった組み合わせで、ユーモアを交えた動画を制作することが考えられます。
今がTikTokを始める良いタイミングであり、独自性のあるコンテンツを展開することで、企業にとって大きなチャンスが残されているといえます。
Instagram、クリエイターをパクリから保護するアルゴリズム変更
Instagramは、クリエイターの収益を守るために、アルゴリズムを変更します。他のユーザーのコンテンツを再投稿するアカウント、いわゆる「アグリゲーター」対策として、再投稿されたコンテンツが判明した場合は、オリジナルに置き換えるようになります。
オリジナルのクリエイターには通知が行き、アグリゲーターには投稿をおすすめに表示しないことを通知します。
また、オリジナルが見つからない場合は、アグリゲーターによる投稿にオリジナルへのリンクを追加して表示します。さ
らに、他人のコンテンツを頻繁に再投稿しているアグリゲーターをおすすめから削除します。これらの変更は、向こう数カ月以内に展開する予定だそうです。
生成AIの進歩で加速、“不気味の谷”に立ち向かうソーシャルロボットの世界
高齢者向けのコンパニオンドールは、孤独という問題に対処するための新しいテクノロジーとして注目されている。
韓国企業のヒョドルが開発した1,800ドルの人形は、ChatGPTに対応した大規模言語モデルを搭載しており、高齢者との会話や健康管理の通知などの機能を持つ。
ただし、このようなロボット人形に対しては、子ども扱いされていると感じられるなど、否定的な反応もある。一方で、ネコや赤ちゃんのように愛らしいロボットと対話したいという人間の欲求に応えるものとして、前向きに評価されるようにもなってきている。このようなコンパニオンロボットの市場は、特に日本などで活発に展開されている。
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第3回 AIの勉強会 「調べる・検索する」
6月25日(火) 19時~20時
次回は仕事や暮らしに使える「AIと話す・AIで発想する」について勉強します。ぜひ公式LINEに登録いただければ無料でご参加頂けます。
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第1回 勉強会「書く・要約する」 補講
2024年6月6日(木)19時~20時
ご好評頂いた第一回AIの勉強会「書く・要約する」の補講の開催も決定しました。受講がまだという方はぜひ遊びに来てくださいね。
今後の開催予定
第1回 「書く・要約する」 4月25日(木) 19時~20時第1回 「書く・要約する」 補講 6月6日(木)19時~20時
第2回 「調べる・検索する」 5月28日(火) 19時~20時
第3回 「話す・発想する」6月25日(火) 19時~20時
第4回 「画像をつくる」7月24日(水) 19時〜20時
第5回 「動画をつくる」 8月28日(水) 19時~20時
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さいごに
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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