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坂本龍一 配信コンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」を10倍楽しむ!② ~最新トリビュートアルバムを聴く~

2022年12月11日、いよいよ坂本龍一さんの最新のライブ

「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」

が公開されます。

 

当日の感動を2倍にも3倍にもするために、

日々、教授にまつわる音楽を深堀りしています。

 

 

今回は、11月30日に発売されたばかりの最新トリビュートアルバム

『A Tribute to Ryuichi Sakamoto - To the Moon and Back』

を聴いて行きたいと思います!

 

 

『A Tribute to Ryuichi Sakamoto - To the Moon and Back』


タワーレコード・オンラインによると

サンダーキャット、デヴォンテ・ハインズ、ヒドゥル・グドナドッティルといった坂本龍一の音楽を愛するアーティストたち、アルヴァ・ノト、コーネリアス、大友良英、フェネス、さらには10年ぶりに歌唱を披露したデヴィッド・シルヴィアンといった長年のコラボレーターや友人たち、リム・ギョン、ガブリアル・ウェクら坂本龍一と最近交流を持つようになったお気に入りのアーティストなど、様々なつながりを持つアーティストが参加。ソロ作品、映画音楽と全年代キャリアから選曲された13曲を収録。

出典:TOWER RECORDS ONLINE

とのことです。

 

まずは、アルバムジャケットのカッコよさですよね。

『A Tribute to Ryuichi Sakamoto - To the Moon and Back』

こういうのこそ、Amazonのメガジャケで壁に飾りたい。

 

 

タイトルの

「To the Moon and Back」

というのも気になりますよね。

「月に行って、戻ってくる?」・・・どういうこと?

と思って、ネット検索したら、

 

「love someone to the moon and back」

「○○を深く、強く愛する」

という意味なんだそうです。

 

坂本龍一さんを愛するミュージシャンが集まったアルバムなので、おそらく、

「love Ryuichi Sakamoto to the moon and back」

ということなんでしょう。

もちろん、リスナーへの愛も含まれているでしょうし、

教授は環境保護活動にも積極的に参加しているので、地球や世界への愛も含まれているかもしれません。

 

 

全13曲収録!

収録曲は、こちらです。

01. WALKER – LIM GIONG FOLLOW THE STEPS REMODEL
02. GRAINS (SWEET PAULOWNIA WOOD) – DAVID SYLVIAN REMODEL
03. THOUSAND KNIVES – THUNDERCAT REMODEL
04. MERRY CHRISTMAS MR. LAWRENCE – ELECTRIC YOUTH REMODEL
05. THATNESS AND THERENESS – CORNELIUS REMODEL
06. WORLD CITIZEN - I WON'T BE DISAPPOINTED – HILDUR GUÐNADÓTTIR REMODEL
07. THE SHELTERING SKY – ALVA NOTO REMODEL
08. AMORE – FENNESZ REMODEL
09. CHORAL NO. 1 – DEVONTÉ HYNES REMODEL
10. DNA – THE CINEMATIC ORCHESTRA REMODEL
11. WITH SNOW AND MOONLIGHT - SNOW, SILENCE, PARTIALLY SUNNY –YOSHIHIDE OTOMO REMODEL
12. FORBIDDEN COLOURS – GABRIAL WEK REMODEL
13. THE REVENANT MAIN THEME – 404.ZERO REMODEL

 「全年代キャリアから選曲」とありましたが、比較的最近発表した作品も多いです。
さすが教授、常に「最新が最高」です。

 

さて、感想です!

正直にいうと、

ぼくは個人的に、あまりトリビュートものが得意ではないので、

やっぱり原曲の方がいいなあ…

と思ってしまいます。

いろんな人が参加しているということで、アルバムの一体感が弱くなってしまうのが苦手です。

 

それでも、

聴いてて心地いいなあという曲もあって、

8曲目「AMORE – FENNESZ REMODEL」
10曲目「DNA – THE CINEMATIC ORCHESTRA REMODEL」

あたりは好きです。

 

12曲目の「FORBIDDEN COLOURS – GABRIAL WEK REMODEL」なんかは結構面白くて、

「FORBIDDEN COLOURS って、何だっけ?」と思ったら、

「MERRY CHRISTMAS MR. LAWRENCE」に歌詞をつけてデビッド・シルビアンが歌ったやつでしたよね。

原曲そのものは、
歌っちゃうのはどうよ~?
と思ってましたが、
今回のリモデルでは、歌がなくなっていて(笑)

要は「MERRY CHRISTMAS MR. LAWRENCE」に戻ってきた感じでした。

4曲目の「MERRY CHRISTMAS MR. LAWRENCE – ELECTRIC YOUTH REMODEL」が原曲にかなり近いリモデルだったのに対して、この「FORBIDDEN COLOURS」はかなり自由な発想で組み立てて、好きな感じでした。

 

ちなみに、11曲目の「WITH SNOW AND MOONLIGHT - SNOW, SILENCE, PARTIALLY SUNNY –YOSHIHIDE OTOMO REMODEL」は、キーーーンという効果音がずっと入っていて、頭が痛くなりました。

 

 

いよいよ教授のピアノライブが迫ってきましたね。

教授も負けじと、ご自身の曲に最新のアレンジを施して演奏してくれているといいな、と思います!

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