本気の英語ガイドのボヤキ

茨城出身 → NZ単身高校留学 → AUS大学卒 → 都内IT企業 → 伊豆転職移住→…

本気の英語ガイドのボヤキ

茨城出身 → NZ単身高校留学 → AUS大学卒 → 都内IT企業 → 伊豆転職移住→ フリーランス(訪日外国人旅行者相手のツアー添乗兼ガイド)Now 伊勢志摩でヨット

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    ヨット生活をしようと計画中です。

  • New Zealand 高校留学体験記

    2009年から2010年まで通っていたニュージーランド、ダニーデンでの高校留学の体験を綴ったものです。

  • グアテマラ滞在記

    2020年1月から約2ヶ月間グアテマラのアンティグアに滞在し、語学学校に通いながらスペイン語を学んだ記録です。

最近の記事

ガイドで1日10万円が現実的に?の話

自分の中での最近のホットなワードはもっぱら「ライドシェア」です。 ただ、最近よく巷を賑わせているライドシェアの内容は正直あまり関係がなく、それよりもガイドとして仕事をするうえでガイド自らが自家用車を運転してお客さんを乗せて良いか否かというピンポイントな問題には大いに関心を寄せています。 というか、それさえ解禁されれば、自分のような地方在住のガイドにとっては仕事のやり方が一気に変わるくらいのゲームチェンジャーなのです。 そもそも問題点は? 解禁前の問題は、地方観光におけ

    • 将来ガイド志望の学生とのトークからの独り言

      先日、知り合いのガイドさんから「ガイド業に興味がある大学生がいるんだけど、個別に話をしてくれないか?」という内容の問い合わせをもらった。 よくあるような「1対大学生たくさん@講堂」ではなく一人の大学生とのオンライン対談。 「僕が?」と思いつつ、断る理由も特になかったので引き受けることにした。インバウンド業界で働くガイドとしては自分がだいぶ「アウトロー」である自覚があるので、自分がこのオファーにふさわしい人材かどうかは微妙ではあったが、個人的な興味も承諾にひと押しした。 どう

      • 通訳ガイドは稼げるのか?

        フリーランスの「通訳ガイド」としての待遇や働き方の理想とは一体どんなものなのか? 現役でガイドとして現場に出ている身として考えてみたので、これからガイドを目指す人の参考になればと思う。 結論から言うと、通訳ガイドとしての自分なりの理想の働き方や報酬はこれくらいな気がしている。 ガイド料日当10万円 × 稼働日数年間100日 = 年収(年商)1000万円 日当について通訳ガイドはフリーランスなので、基本的には業務委託料としてクライアントから報酬を受け取ることになる。 その

        • とあるガイドの集まりに参加して

          ど平日の昼間に行われた、とあるインバウンドガイドの集まりに参加してきた。 率直にこういう場を設けてくださった方々に感謝と参加できて良かったと思ったので、これを書き留めておきたいと思い、自宅への帰りの深夜バスの暗闇で揺られながら書くことにした。 そこで感じたこと、その1 「とにかくインバウンドガイド足りてないんだろうな…」 いわゆるガイドに対しての仕事の斡旋する側(多くの場合が旅行会社)のこのイベントへの積極的な参加をみるとそれは明らかだった。 それくらいインバウンド業

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          通訳ガイドにライドシェアの特例許可を!

          コロナ終焉と共に国内旅行需要とインバウンド需要の回復が重なったことで、2023年春の繁忙期は国内の観光地はどこもタクシー不足が深刻な問題としてニュースに度々取り上げられていた。 特に、インバウンド業界で働く者として、タクシー不足が原因でインバウンド需要の取りこぼしや観光地で旅行客がタクシーを多用してしまうことでの地元民からの反感があることには危機感を感じている。 たしかに、都内や京都の観光主要都市ももちろんタクシー不足による影響は多方面にあると思うが、一方で地方に目を向ける

          通訳ガイドにライドシェアの特例許可を!

          インバウンドガイド:2023年上半期の総括と秋繁忙期の生存戦略

          2023年上半期(春の繁忙期)の総括 とりあえず、2023年前半戦を振り返ってみる。 数字的なところでいくと… これらの実際のツアーの日数に加えて、ツアーの下見や研修もあったのでなかなかに忙しくしていた。その中でも大きな変化といえば、別のツアーブランドと新たに契約を交わしたこと。繁忙期を途中から新しいツアーブランドにシフトするというハードなスケジュールになったが、結果的に報酬も大幅に上がったので良しとする。 新しいツアーブランドに乗り換えることついて一言 報酬を手っ

          インバウンドガイド:2023年上半期の総括と秋繁忙期の生存戦略

          僕がコロナ禍で得た5つのこと

          実に30ヶ月。 コロナが蔓延して本業のツアーガイドとしての仕事が全て無くなった2020年3月から。来月ようやく本業に復帰できそうな目処がたちそう。 その記念として、この30ヶ月のあいだにあったことを掻い摘んで少しだけシェアすることにする。 1、 資格10個取得 「資格より実践」派としてアンチ資格を自負していた僕がこのコロナ禍で一番熱心に取り組んでいたことの一つが実は資格取得。 巷には国家資格から民間の資格まで数多くの資格があって、中には中身がスッカスカなのに必須の資格や、逆

          僕がコロナ禍で得た5つのこと

          ウェビナーのメモ - 若手ガイドの意見書

          先日、若手の訪日外国人向けのガイドとしてウェビナーにパネラーとして参加する機会をいただき、登壇してきました。 その準備のために少しばかり話す内容を考えた際にメモ代わりにこのnoteを書いたのでそれをシェアしてみます。 ウェビナーでは話せなかったことも少しばかり追記していたりします。 ウェビナーの内容がにご興味あれば、こちらからご視聴できます。 1.なぜガイドになろうと思ったのか?ウェビナーの中で質問されるかと思って準備していましたが、実際にこの質問はなかったのでこの際をお

          ウェビナーのメモ - 若手ガイドの意見書

          本日、伝えたいこと=noteがブログ化してきた

          読もうしていただきありがとうございます! 本日、書きたいことなんですが、実はまだ決まってないんです。 最近、noteを更新する機会がめっきり減りましてね。 なんでかというと、自分の中で「公開」ボタンを押すハードルが上がってしまったんです。 そう、まさにブログが続けられない時のように。 noteの良さってその気軽さで、ブログのような「よし、記事書こう」っていう強い気持ちが必要なくて、なんとなく思いついたものを気ままに書けるところなはずなんです。 それがどうしたものか、最近、

          本日、伝えたいこと=noteがブログ化してきた

          デジタル名刺なるものを作ってみた件

          コロナ禍になって非接触はホットなトレンドの一つになりましたね。 例えば、支払いに関しては、頑なに現金主義を貫いてきた日本社会もこのパンデミックを期にようやくキャッシュレス化が進められつつあります。 あらゆるものがアナログからデジタルに置き換わる時代ですね。 というわけで、今回記事にする内容はアナログからデジタルに変わるべきアイテムは・・・ 現金やファクスなどと同じくらい昔から丁重に守られ続けてきたもの。そう、ズバリ【名刺】のことです! この紙切れ(厳密にいうとカード)を

          デジタル名刺なるものを作ってみた件

          【お店や体験のご紹介、絶賛募・集・中!】

          ご存知の方もいるかと思いますが、わたくし、外国人相手のツアーガイドをしております。 現在、とあるガイド育成研修を受けているのですが、その中で外国からの富裕層のゲストへの対応を想定したツアーを考えております。 富裕層ということで、お金には制約がなく、とにかく特別な体験を求めていらっしゃいます。 なので、理想を言えば、普通にサービスを一般のお客様に提供されているお店にただ入って買い物やサービスを受けるのではなく、そのもう一つ奥に踏み込める体験を求めているのではないかと思います

          【お店や体験のご紹介、絶賛募・集・中!】

          通訳ガイドってこんな仕事

          通訳ガイドという仕事をもっと幅広い人に知ってもらうためにこの記事を書いてみました。 通訳ガイドは誰もが知るような職業ではありませんし、仮に名前くらいは聞いたことがあっても具体的にどんなことをする仕事なのかは知らないという人もたくさんいるかと思います。 そんな方々へできるだけ分かりやすく書いたつもりです。 超簡単に言うともう少しだけ説明を加えると 主に語学力を活かして、日本の文化、歴史、地理、生活など幅広い内容を分かりやすく説明することに重きをおいています。 (ですので

          通訳ガイドってこんな仕事

          若者が通訳ガイドになりたがらない5つのワケ

          最近、色んな縁で通訳ガイドに仕事を依頼する組織や会社側の方々と顔を合わせる機会があったのですが、(コロナ禍の)今でも通訳ガイドは求められている、そして今後(アフターコロナ)も求められていくと感じています。 今はコロナ禍ということもあり、インバウンド需要というのはほぼありませんが、インバウンド観光業界はアフターコロナを見据えて確実に動き出しています。 ですが、その一方でコロナ前に現役だった通訳ガイドの業界離れも進んでいるようですし、こんなご時世で、ましてやこのタイミングで通

          若者が通訳ガイドになりたがらない5つのワケ

          これが”通訳ガイド”を名乗れない私の履歴書

          通訳ガイドと同じ仕事をしているのにその肩書きを名乗ることができない人がとしてどうやって仕事をいただくか。 これを考えたとき、仕事を依頼する側としてやはり心配するところとして「この通訳ガイドっぽい人はちゃんとアテンドできるのか?(=信用)」 この点ではないでしょうか。 一度アテンドをする機会ももらえれば、ゲストからのフィードバックや手配側とのやりとりの中で仕事ぶりから判断はしていただけますが、その前段階としてファーストオファーにつながる情報にこの記事がなればと思っています。

          これが”通訳ガイド”を名乗れない私の履歴書

          なりたい職業”通訳ガイド”を考えてみた件

          最近、通訳ガイドとして本業(ツアーをまわす)ではなく、今後に繋がる可能性があるかもしれない活動をしているのですが、その中で自分のガイドとしての立ち位置を日々考えています。 これまでどおり観光業が絶え間なく動いていれば、インバウンド向けの通訳ガイドも忙しく仕事に追われ、自分の立ち位置など俯瞰して考えるよりもどんどん仕事をこなしバリバリ稼ぐことをしていたと思うので、こうしてベテランから新人まで誰しもが一斉に立ち止まる機会はなかなかありません。ましてや自分が望んだところでできるこ

          なりたい職業”通訳ガイド”を考えてみた件

          地域通訳案内士資格の理想と現実

          観光業が壊滅的ダメージを受け続ける2021年、観光業従事者の中には知識を深め、観光業復活の時を今か今かと待っている方も多いかと思います。 以前の記事で全国通訳案内士資格の残念な実情について書きましたが、その一方で別の動きが業界内で起こっているようなので、今回はそのことについて書きたいと思います。 それは、地域通訳案内士資格です。 国家資格である全国通訳案内士の資格とは対比的な存在として地域通訳案内士の育成が最近ちらほら見かけるようになりました。 令和3年4月付けの統

          地域通訳案内士資格の理想と現実