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助産師フェムケアニスト®︎ こころとからだを見つめる日々。 こどもたち、オットとの関係。…

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助産師フェムケアニスト®︎ こころとからだを見つめる日々。 こどもたち、オットとの関係。 ときどき助産師として感じること、など 日常の徒然。

最近の記事

そよ風は雨の匂い

働き方を変えて2ヶ月、 とにかく忙殺からの脱却に専念していた。 子どもと過ごす時間が増え、 自分ひとりの時間も増えたというのに、 せかせかと生き急いでいた12年のリズムからは なかなか抜けだせない。 そういうことを知ってか知らずか、 次々と子どもが体調を崩す。 息子がいよいよ学校が嫌だと言い、 私の価値観と日常のリズムを崩してゆく。 そんな日々に不安を感じ、イライラし、 悶々としていた。 とにかく家を片付けたり、 お茶を立てて、花を生けたり、 日常に余裕をもたせる行動に

    • 3月のworm moon🌕②

      学生時代から難産によく遭遇し、 指導者から「吸引女!」と呼ばれていた。 (吸引分娩ばかりを引き当てるから) とにかく経過の長いお産が多いのだ。 ただ、このおかげで耐え抜くメンタルと 最悪の事態を招かないための様々なケアの タイミングを学んでくることができた。 今回のお産も前回は吸引分娩。 そして、現在、まさに停滞中。 さらに、産婦は不安、恐怖、緊張から、 仙骨の動きが弱くなっている。 こ れ は、よ く な い! 私の本能が感じとった。 これまでたくさんのお産を見せ

      • 3月のworm moon🌕①

        新月、満月の前後はお産が増える。 3月予定日最後の出産は、 私が総合病院で最後に立ち会うお産となった。 今日は最後のお産係。 出勤してまもなく、痛みの強い経産婦がくるよ と言われ、胸が高まる。 痛くて動けない産婦さんを 全速力の車椅子でお迎えに行く。 「○○さん!待ってたよー! 今日、私がお産係!」と笑顔とピースで迎える そう彼女は、フェムケアをして逆子が治り、 待ち焦がれていた妊婦さんだったのだ。 一人目に心残りの出産をし、 今回は自分の力で自然なお産をしたい、

        • しあわせの価値。

          北陸新幹線開業日。 私立中学の見学に行き、 賑わう駅前を通り過ぎて息子とランチ。 街中がブルーインパルスで騒ぐ中、 「空に絵を描くなんて、 運転士のことを考えると酔いそうだ」という。 「それよりも初めてのデートの日を思い出すね」 と言われ、対面席に横並びでナポリタンを頬張る しあわせの価値を知る 母はちょっとみたかったな、、、✈️ と思う休日の昼下がり。 ブルーインパルスも、息子とのひと時も、 日常の中のほんの一瞬の出来事。 きみは人生のキャンバスになにを描くのだ

        そよ風は雨の匂い

          ほんとうの自分を生きる子

          我が家の長男はとても人間らしい子。 もう9歳になるというのに、 気に入らないとただを捏ねて暴れて泣きわめく。 すぐに意地になり、ムキになり、拗ねる。 よく笑い、よく歌い、とにかく声が大きい。 感情表現と感情移入がとても豊か。 私は、この9年間ずっとそれに翻弄されてきた。 この大変な子を丸ごと受け入れたら 私は母としてもう一回り大きくなれる、 と信じて向き合っていた。 今回、いじめの問題と向き合う中で、 この煩わしいと感じていた感情に気づいた。 受け入れるとかではないこと

          ほんとうの自分を生きる子

          なかなか目的地に到達できない日

          今日は待ちに待ったフェムケア授業の日。 予定より遅れての出発になってしまったので 高速で向かう。 私にとって長距離運転中は自分と向き合う時間。 気づけば前の車について行ってしまっていて 目的地と反対方向に。 急いで引き返し、再スタート。 景色を見ながら、 女性として生まれてきた意味、 自分らしい人生の刻み方、自分の癒し方、、 治療家としてのこれからの在り方、、、 あふれる潜在意識をクリーニングしていたら 今度は降りるインターを通り過ぎてしまう。 そんな風にいろんな回り道

          なかなか目的地に到達できない日

          出逢いは偶然?必然。

          開業準備を進めていると 同時にやらなければいけないことが多すぎて 自分の心地よい時間の流れを忘れがちになる。 その乱れが疲れとなり、心に余裕を奪い、 将来に不安が募る。 そんな時、ふとした偶然に救われる。 10年前、知り合いのいないこの地に根を下ろし、 知らず知らずに人脈を繋いでいたことが ここへきて追い風となり、私を後押ししてくれる 恩師との出逢い、先代助産婦さん達との出逢い 今の職場でのいろんな方との出逢い フェムケアニスト®︎たちとの出逢い 偶然?と思っていた出

          出逢いは偶然?必然。

          Laboremus さぁ働こう!

          今日も仕事を終えて帰ってきた。 息子の宿題をみながら、 保育園組の空腹コールを適当に遇らいつつ、 荷物の片付けと部屋の掃除、夕飯を作り、 お風呂の準備を同時並行で一気に行う。 とても忙しい時間。 これに夜勤前のイライラ夫が加わると最悪。 今日もなかなか宿題に身が入らず、 だらだらしている息子を怒鳴っている。 以前の私なら息子が可哀想で必死で守りに入る。 そうすると夫が自分を否定されているように感じてもっと怒る。 今日はなんだかちょっと違った。 息子を怒る夫をみていたら 私

          Laboremus さぁ働こう!

          まあるい臍の緒

          悲しい事実と無償の愛。 コロナ禍になって、確実に死産が増えたと思う。 とくに妊娠中期。 コロナにかかってしばらくして 胎動を感じなくなったり、 健診にきて心拍が止まってることを知る。 ウイルスが胎盤を通して 赤ちゃんの心臓まで痛めているのかもしれない。 私は、普段から「死」にご縁があるようで 死産の立ち会いがめっきり多くなった。 つい先日は、まだ若いご夫婦。 悲しみの中でも赤ちゃんへの愛を感じた。 処置の日の前日、 夜なべして手作りのぬいぐるみを作っていた。 お洋服も

          まあるい臍の緒