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観戦日記「魔の第3セットの存在に気づいてしまった」の巻


2023年10月1日


男子バレーボール 五輪最終予選

エジプト vs 日本


スタメンは石川、小野寺、西田、髙橋藍、山内、関田、リベロ山本。

1セット、2セットと危なげなく連取。

エジプトのミスで、日本が流れに乗ってる印象だった。

20点近くになると、関田を宮浦に代え、西田を山本龍に代え、積極的に選手を使っていく余裕があった。

セッター不在の中、石川がトスを上げ、西田がパイプを決めるシーンも!

今日はストレート勝ち行ける!とそんなムードに満ちていた。


そうも行かない、3セット目。

エジプトの17番がエンジンかかってきたー!!!

全力を込めたサーブやスパイクが、決まり始める。

連続ポイントを取られ始め、日本に焦りが出る。プレーが荒くなり、自分たちのペースを保てなくなっている。

サーブが好調だったミドル2人、相手のリベロに取らせてしまい、サーブで崩すパターンができなくなっている。

エジプトも荒いプレーではあるが、ボールを落とさない。

小さな積み重ねにより、エジプトに軍配が上がった。


そして4セット目。

おいおい、昨日と同じ展開はごめんやで!と思った人も多いはず。

けれど傾いた天秤は、簡単に戻らない。

西田も石川も調子は悪くない。

苦しい時ずっと踏ん張っていた高橋藍が、サーブミス、アタックミスが続いた。

この辺りで、エジプトがグッと日本を引き離したように思う。

関田から山本龍に代え、流れを変えようと試みる。

山本龍のトスは悪くはないが、ミドル攻撃が繰り出せない。攻撃が単調になる。

サイドアウトをくり返すが、点数が並ばない。追いつけない。

関田の多彩なトスワークがあって、点数が稼げたのだと痛感した。

イイトコロまで行ったが、このセットも逃す。


まさかの5セット目。

イイトコロで終ってる場合ではない。

サイドアウトをくり返す。

ブラン監督よ!他のメンバーを使ってもええんちゃうか!?

そう思った辺りで、山本龍から関田にセッターが戻る。

小野寺を大塚に代えたが、時すでに遅しな感じ。

あっけない終わり方で、日本はこの試合を落としてしまった。


今回の敗因は、流れを変えるプレーができる選手が出てこなかったからだろう。

むしろエジプトの17番が、そうだった。

ヤケクソだろうがなんだろうが、俺がこの苦境を切り拓いてやる!くらいの気概がないと、ミ勝利の女神は振り向いてくれないようだ。


解説で石川が1ヶ月練習に参加できていなかった、と言っていた。

どういう理由かは分からない。

VNL以降、石川はバレーボールの認知度を上げるため広報活動に力を入れていたと思う。

それが悪い方に影響したのなら、神様はまだまだ試練をくださるのですね。


せっかくの国際大会。

Tverで他国の試合もリアルタイム放映してくれるようだ。

日本以外のプレーも楽しむぞ!

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