ドラゴンボールにオチを求めるな
漫画が好きです。
なんとなく気になって、Kindleで買った漫画数えてみたら、なんと2300冊入ってました。
Kindle使い始めたのが5-6年前なので、だいたい年400冊くらい買ってる計算になります。
最近は外道行為(漫喫)に手を染め始めたので、たぶん年600冊くらい読んでるはず。
でも俺、鬼滅もワンピースも1巻までしか読んだことない。
さてさて…
漫画の面白さの評価って難しいですよね。
人それぞれ価値観が違うのは言わずもがなですが、最近特に思うのが、総合型の人と切り取り型の人がいる点です。
例えば、HUNTER×HUNTERに対する評価で
総合型の人は「グリードアイランド編は好きだけど、進むの遅いし王位継承戦編はややこくて苦手。」
→評価低め。
切り取り型の人は「グリードアイランド編面白すぎ!」
→評価高い
どちらの型の人も、グリードアイランド編は面白いと思ってるのに、最終的な評価は違う。
結構不思議ですよね。
総合型は平均を評価し、切り取り型は最高到達点を評価していると捉えることもできると思います。
そう考えると、優劣はつけられないし、一長一短で興味深い価値観の違いだなぁと思います。
皆さんはどちらのタイプですか?
僕は完全に切り取り型です。
ONE OUTSは4巻の反則合戦が素晴らしすぎる…
総合型の人を否定しているわけではないです。
ただ、総合型が行う平均評価は、ある種減点方式なので、長期連載作品がどうしても不利になりがちなんですよね。
それこそ、グリードアイランド編みたいな冨樫ワールドの良さが王位継承戦のダラダラ具合によって下げられるのってなんか違和感あります。
また、総合型or切り取り型は人よって常に固定ではなく、作品によっては変わることもあると考えています。
例えば、こち亀のような1話完結の作品とHUNTER×HUNTERのような繋がりのあるストーリーものの作品とを同じように評価するのは変ですね。
ミステリーものとバトルものでも変わるでしょう。ミステリーものが総合型、バトルものは切り取り型で評価されやすい傾向にあると思います。
さらに、先程も例に挙げましたが、作品の長さはもちろん、完結した作品かどうかもやや関係してくるかと思います。
連載中は切り取り型だった作品が完結すると総合型で見られて評価を下げるのはちょいちょい見かけますね。LIAR GAMEとか。
このあたり、 漫才の見方に通じるものがあるなーと思っています。
自分はワードとかひとくだり面白ければ高くするタイプです。
漫才の途中で笑ってたらオチがどんなんでも面白さ(≒笑った量)で言えば変わらないように思うのですが、オチの綺麗さを求める人も割と多くて、なんか違和感あるなーって感じ。
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なんとなくですが、総合型はややネガティブでサブカル界隈気質、切り取り型はポジティブでパンピー気質なのかなと思ってます。
進撃の巨人に対する評価のアップダウンが特にこの気質をよく表してる気がします。
巨人や世界の秘密が判明する前:
サブカル界隈「最初好きだったけどグタグタした展開に飽きた」
パンピー「ワクワクするしカッケーwwwウェーイwww」
→判明後
サブカル界隈「伏線回収神過ぎる…」
パンピー「なんか凄いwwwウェーイwww」
さてさて…
総合型で見るか切り取り型で見るか…
こんな風に考えると、98巻も続いてるのに未だ万人に面白いと言われ続けるワンピースって凄い。
まぁ俺ワンピース読んだことないけど。
ありがとうございます! おかげさまで27oをオーブンレンジに入れることができます。