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植村直己の「青春を山に賭けて」を読んで19歳の大学生が感じたこと

植村直己の「青春を山に賭けて」という本を読んだので、感じたことを残しておきたいと思う。

この本を手に取ったきっかけは、経営者でありYoutuberのAKIOBLOGが紹介していたことと、もともと自分自身が登山好きだったことだ。

この本についてざっくり紹介すると


「五大陸の最高峰を踏んだ登山家」としてその名を世界に知らしめた植村直己。戦後日本が生んだ最大の探検家の若き日々の記録。
家の手伝いからは逃げ、学校ではイタズラばかりしていた少年は、大学へ進んで、美しい山々と出会った。
大学時代、ドングリとあだ名されていた著者は、百ドルだけを手に日本を脱出し、さまざまな苦難のすえ、夢の五大陸最高峰登頂を達成する。
アマゾンの60日間イカダ下りもふくむ、そのケタはずれな世界放浪記の全貌。
日本人初のエベレスト登頂を成功させた植村だが、「私は五大陸の最高峰に登ったけれど、高い山に登ったからすごいとか、厳しい岩壁を登攀したからえらい、という考え方にはなれない。山登りを優劣でみてはいけないと思う。要は、どんな小さなハイキング的な山であっても、登る人自身が登り終えた後も深く心に残る登山がほんとうだと思う」という言葉を本書に記している。

解説・西木正明 (Amazonより)

という感じの本だ。

つまりこの本には「五大陸の最高峰を踏んだ登山家」である植村直己が5大陸の最高峰に登るまでの、彼自身による数々の冒険の記憶が記されているのだが、この本を読むとそんなにすごいことをしているのにも関わらず、彼の底知れない謙虚さが伝わってくる。

彼は人生を通してひたすら挑戦を繰り返している。
ある挑戦をすると、またその次に成し遂げたいことが彼の中に出てくる。
何度も生死をかけるような冒険をしており、素直にすごいと自分は思う。



人生を普通に、並大抵に生きることは簡単ではないが難しくもないことだろう。実際に自分の周りの多くの人たちもこの若さにして、周りの目を気にして毎日を単調に、ほどほどの楽しみと努力を味わいながら生きているようにみえる。
なんとなく大学に行って、なんとなく遊んで、なんとなく勉強して、働いて、なんとなく1日を終えてしまっているような感じがする。
自分も例外ではない。

でも、そんな人生に私はしたくない。
せっかく恵まれた環境に生まれたのなら、恵まれた頭を持ったのなら、この本に書かれている植村直己のように、自分の限界に挑戦したい。
自分の人生を、命を、何かに向かって燃やしたい。

植村直己のように本が数冊くらいかける濃い人生にしたい。
そのためには何事もやってみよう。
挑戦の先には思いもよらない、人からの助けがあったり、新しい発見があったり、失敗したとしても、それはその後の人生の笑い話になるだろう。


とにかく行動しよう。

自分の命を賭けるべきことは勉強かもしれないし、発信活動かもしれないし、誰かとの恋かもしれない。
それがまだ何かわからないのなら、行動しかないのではないだろうか。

本を読もう、ブログを続けよう、日記を続けよう、旅をしよう、勉強をしよう、恋をしよう、体を動かそう。

そして感謝の気持ちを伝えよう。
いつも自分のそばにいてくれる人に、自分の人生に彩りを与えてくれる人に。
自分の人生だけど、自分のものだけではない。

もっと大きな幸福をより多くの人に与えられる人間になることを願って、
人生を真剣に生きようと思う。
命を燃やそうと思う。
日常を楽しもうと思う。


追記:
 今まで私は日本の多くの山(奥穂高、槍ヶ岳、剱岳など)に登ってきたのだけど、正直登山の何がいいのか分からなかった。でも今までの19年の人生を振り返ってみると、自分の記憶に残っていることはどれも苦しい経験をしたことだと思った。
しんどい山登り。中学の時のサッカーの練習、試合。大学受験に向けて真剣に勉強した一年間。
結局、人生を振り返ったときに思い出すのは、最高に真剣に生きた日常なのかもしれない。
だから未知のことに挑戦する(=しんどいこと)は大切なのだろう。

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