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謙遜ではなく「謙虚」にもぎ取った勝利。サッカーアジア杯はここからが正念場

「僕らはアジアを舐めていた」

先日のサッカーアジア杯イラク戦後に、MF堂安律選手が放った言葉です。W杯の時のように愚直に1点を耐え忍んで守り切り、相手が出てくるチャンスを待つ。そんなサッカーが出来ていなかったという反省点だと思います。

「アジアカップ2023最初のアップセット。 FIFAランク63位のイラクが17位の日本に2-1で勝利」

きっとどこかに「格上」という気持ちがあったのだと思います。僕はこの敗戦を見て頭にある一つの言葉を思い浮かべました。それは、

「謙虚」

まさにこの言葉がピッタリだと思います。もし今回の試合の敗因は何かと聞かれたら「謙虚さが足りなかった」。僕は真っ先にそう答えると思います。

ビジネスの世界でも京セラ創業者の稲盛和夫さんのこの言葉がなぜだか自然と思い浮かびます。

「常に謙虚であらねばならない」

世の中が豊かになるにつれて、自己中心的な価値観をもち、自己主張の強い人が増えるようになる。そうするとわずかな成功を鼻にかけて横柄な態度になると、周囲からの協力関係が減って来て、自分自身の成長の妨げにもなっているということです。だから常に謙虚でいることが人生訓として大事なことであるということです。

そもそも僕の経験でも謙虚でなくなる人の傾向はこの2つです。

「会社や周りの人の批判が多くなる」

「仕事に自信が出てきて勉強をしなくなる」

自分が見て来た中でこれらは危険信号だと思っています。今いる環境で学ばせてもらっているっていう気持ちが無いんですよ。だから周囲への感謝がなくなり、自己満足に陥って新しい知識やスキルを習得しようとしなくなるんです。

本当に多いんですよ。

最近早稲田大学の入山章栄さんも「世界標準の経営理論」という著書をベースに謙虚なことが、成長につながるんだってことをさんざん言っています。

大事なのは「謙遜」では無くて「謙虚」です。謙遜は、自分の能力や価値を意図的に下げて示す行為です。だから人との距離を遠ざけてしまいますが、謙虚は同じように自分を卑下する言葉ですが、本心から相手の意見をへりくだって受け入れることです。

謙虚な人には、自然と多くの人が集まって来ます。

今日のアジア杯インドネシア戦は、きっと選手たちは全員ががむしゃらになって勝利をもぎ取ろうと頑張ったんだと思います。素晴らしい試合でした。3-1での勝利おめでとうございます!

いつの時代も「謙虚」でいる姿勢が、人を成長させるんだと思います。僕たちの忘れがちな大切な言葉を気づかせていただいたような気がします。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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