東京タワー

「東京の学生」はすごくないよ、って話。

(※すみません、先に言っときますがタイトル喧嘩うってるわけではありません…最後まで読んでくださいw)

そろそろインターン選考が始まる時期になってきて、16卒(大学3年生)の子達から「相談に乗ってほしいですー」なんて言われることが増えてきた今日この頃・・・。

最近話を聞いてて思ったのが、「東京の学生」問題

地方学生からみた「東京の学生」は、とにかく頭がよくて、学校名も誰でもわかるし、学生団体やボランティアも様々な経験をしていて、コミュニケーション能力も高くて、イケイケなベンチャー企業でインターンしてるし…って感じなんです(たぶん)。

「東京の学生」はとにかくすごい!負けてる気がする!勝てる気がしない!、という固定概念。

私も就活が始まる前は同じようなことを思っていましたけど、就活を終えた今は「それってとても無駄な被害妄想でしかないな」と思います。

1ヶ月間東京に住みながら就職活動した私からすると、地方の学生も都会の学生も中身はやっぱり同じ大学生

やっぱり違うなと思ったことと言えば、学部学科がやたら多いこととか、1つのサークルの人数が引いちゃうくらい多いことくらいでした(笑)。

もちろんすごく優秀な学生さんもいましたけど、どの学生さんも自分の興味・関心でいろいろなことに挑戦しているようでした。地方と比べると、伝手や物事の選択肢は多いのかもしれませんが、「やるか、やらないか」は各学生さんの意思決定なんだな~と感じました。「東京の学生」だからじゃないんです。

なので、この点に関しては、「地方だから」という言い訳は通じないです。「やるか、やらないか」「挑戦するか、しないか」は各学生の意思決定だから。

私の後輩ドキエリは北海道出身で大学進学と同時に上京し、今はサイバーエージェントでインターンしたり、なんだかおもしろそうな学生団体で活動したり・・・とにかく北海道の大学に進学していたならばできなかったような大学生活を送っているんです。

そんなドキエリがこんな事を言ってまして…

「東京の学生だからって、特別なわけじゃないんです!わたしは本当に環境にも人にも恵まれているけれど、それは私がタフだったり、興味あることにはすぐ飛び込んでいったりしているからで、都会へ出たからといってすごいわけではないです!」

その通りだな、と思ったんです。「東京の学生」だから必ずいい経験・環境・人望を手にすることができるわけではないと思います。東京の学生さんは個々人の努力をしているんですよ、しっかり。

さっきも述べたように、たしかに地方と比べて選択肢などは多いと思いますが、逆にそんなことにも動じずに「とにかく0からでもやってみよう!」、「地方の良さを活かしてやってみよう!」って、ゼロベースから挑戦することがすごく評価されたりします。

私はそのタイプでした。「都会の学生ってなんだかすごいなぁ~、じゃあ同じようなことを北海道でもやってみよう!」とはならなかった。地方には地方の良さがあって、それを最大限に活かせるのは地方の人だと思っていたから。


もし今の時点で、「東京の学生には勝てないーーーあぁああああーーー」とか言っている学生がいるとしたら、そんなこと考えるのは今すぐ辞めた方がいいです。

あなたのライバルは「東京の学生」ではないから。すごいのは「東京の学生」ではないから。評価の高い学生は環境に依存することなく、自分の意志でしっかり頑張っている。


サークルや部活での努力が自分の強みならば今まで以上に頑張ってみる/チームをマネジメントしてみる、企業インターンをしてみたいなら直談判でもしてみる、アルバイトで何かアクションを起こしてみる…

規模が大きいことばかり評価されるってことはないと思います。企業によっては学歴での足切りがあるという都市伝説もありますが、それ以上に「自分らしさ」という武器を用意する・磨くことに時間を費やしてほしいな~と、思った今日この頃でした。

あと、これから就活を経験する地方学生にアドバイスするなら「コレ!」っという4つを!↓

①就活資金を貯める

これは本当にやってほしいこと。これからいろいろな先輩の話を聞く中で、「企業からもらえる交通費で稼いだ」という声も出てくると思うけれど、それは期待するべきじゃない。私に関してはそんなこと考えている余裕すらなかったから(笑)航空券もそうだけれど、ちょっとの隙間時間に入るカフェ代やごはん代が、塵も積もれば山となる形式ですごくお金がかかります。私の場合、10月頃からインターンの面談や気になるセミナーに自費で参加してました。将来の自分のための自己投資だと思ってました。


②お世話になれそうな友人/格安なホテルを見つけておく

就活が本格化していく程、参加したいセミナーや説明会、選考会が急に入ってくることが多くなります。急だと飛行機代が高くつくので、宿泊代を浮かせようと高校時代の友人宅にお世話になることがほとんどです。でも同じ友人宅ばかりお世話になるのも申し訳なくなってきますよね・・・余裕のある今の時期に、「高校の友達で東京に住んでるやつって誰だっけ~」とリストアップしておくなり、それでも当てがなかった場合に備えて格安なホテルやカプセルなどをいくつかリストアップすると、とっても楽だと思いますよ。


③馬鹿みたいにアウトプットを増やす

今自分が思っていることや考えについて、とにかく話してほしいです。「就活前の自分と、終わった後の自分ではまるで別人のように変わった」という話をよく聞きますし、私自身そう感じています。

それは、<アウトプット→詰められる/提案される/要約される→考え直す/改善する→アウトプット>、この黄金循環を繰り返した結果だと思います。20、21歳の私たちが考えていることなんていくら綺麗な言葉に変えてドヤ顔で語っても、人生の先輩である人事や経営者からすると可愛い話なのです。

周りの先輩や人事の方に、今自分がやりたい職業や就きたい企業について話してみるといいです。たくさんの「なんで?」が出てくると思います。この「なんで?」を繰り返した結果、「だからかー!」と腑に落ちる瞬間があるんです。私の周りの就活生はこの現象を「悟りが開けた」と呼んでました(笑)

悟りを開くためにはアウトプットを増やすことが一番大事で、それに対する賛否両論が磨きをかけてくれると思います!

④連休ができるように、うまく時間割を組む

実はコレ、地方学生にとっては重要なポイントです!セミナーや説明会はなるべく日にちを被せ2~3日間にまとめて行くと、何度も行くよりも交通費や宿代の節約になりますよね。なので、例えば木・金曜日を全休にすると土・日も含めて4連休になって効率の良いスケジュールが組めます。これに救われる時が来ると思うので、だまされたと思ってやってみてください。

p.s.今回みたいなこと、「地方コンプレックス」っていいますよね。コンプレックスをコンプレックスのままにするのはもったいない!といった記事も以前書いたので・・・。


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