見出し画像

竹技術でカンボジアに教育と雇用を生む仕組み「バンブーベース」

集まったお金を全額寄付するメンバーシップ
「かつおクラブ」

今回は単発の寄付になります。
竹技術でカンボジアに教育と雇用を生む仕組み「バンブーベース」の建設への支援・応援に繋がる寄付をさせて頂きました。

こうして寄付が行えるのは、
かつおクラブに賛同下さっている
たくさんの方たちのおかげです。

本当にありがとうございます!

かつおクラブメンバーの皆さん、
心から感謝申し上げます!!!


NPO法人earth treeの「かでさん」


今回のこの取り組みを仕切っているいるのは
NPO法人earth tree」代表の加藤大地。

通称「かでさん」

右:かでさん

かでさんは、2006年に初めてカンボジアに訪れカンボジアに一目ぼれ。
カンボジアという場所はもちろん、
カンボジアの人たちのことも大好きになり、

「好きな人たちが困っているなら何かやりたい!」

そんな気持ちから
2009年に180人の旅人たちと一緒に2教室の小学校を建設されました。

そして2018年には家族で現地に移住!

カンボジアシェムリアップ州郊外の農村地域で主に活動されており、
20年弱カンボジアに関わり活動されております(2024年現在)


1人の1,000歩よりも、1,000人の1歩


素敵な行動理念に基づき、支援を必要とする国・地域に対し、安定した就労の支援と職業訓練・子どもたちへの教育の実現を目指されています。




バンブーベースとは

バンブーベースの完成イメージ

バンブーベースとは、
竹などの自然素材を活用するための複合拠点です。
主に3つの柱を中心に、カンボジアに教育と雇用の循環を創出します。

「バンブーバンク」
竹資源を買取り、付加価値をつけて販売する

「竹建築スクール」
竹建築の知識や技術を伝える

「竹雑貨の制作・販売」
竹加工技術を活用したモノづくり

この3つを主軸に
「カンボジア最大の竹の拠点」を目指します。


この3つの柱を機能させることにより
「女性の雇用拡大」と「子どもたちが学ぶためのより良い環境づくり」
を実現させ、カンボジアが抱える課題の根本解決を目指しています。


「女性の雇用拡大」
村の女性たちによるLOYLOYというハンドメイド雑貨ブランドを運営しています。
主に籐(ラタン)素材を使用したカゴやアクセサリーを制作販売。
今後さらなる技術の習得、そして販路拡大を目指し、より良い形で雇用が促進され女性が沢山働ける環境を生み出します。


「子どもたちが学ぶためのより良い環境づくり」
日本語の習得を確かな形にし、自分たちで仕事を作れるようにしていきます。その結果、この場所で働く子たちのレベルが上がり、自分たちの手によって次世代への教育が可能になり、来訪客に満足していただけるようになり、良い循環が生まれます。


カンボジア農村部に生まれた人たちが

「僕は、私は、カンボジアの農村部に生まれたからこその、誇れる仕事を持っている」

と思ってもらえる様な場を作っていきます。
そのために必要な場所がバンブーベースなのです。




なぜ竹にこだわるのか?


現在の日本では、竹は「竹害」としてネガティブなイメージで捉えられがちです。

実際、僕の元にも
「竹害をなんとかできませんか?」
と相談の声が届いたことがあります。

僕の本業は「熱処理屋」ですので、
切った竹を熱処理して処分して欲しい。
何か有効活用できる方法を考えて欲しい。

そのような相談でした。


竹が「竹害」として厄介者扱いされるその理由は、、、
・成長が早いのに対して管理の手が追いつかず、結果荒れた状態で放置されてしまっている

・竹の良さを充分に活かせる用途が広く研究されてこなかった

そんな理由が挙げられます。

逆にこれらの特徴から、竹は適切に管理することができれば、害どころか万能な素材に変化できる可能性を秘めています。

持続可能な社会の必要性が高まり続けている今、これからの世の中になくてはならない素材になっていくと考えています。


また、これは個人的な感覚にはなるのですが
きちんと整備された竹林の美しさは他に類を見ないほど素敵な魅力があると思っています。

これは高貴な竹製品にも言えることです。
竹の美観が持つ可能性は計り知れないと感じています。




カンボジアが抱える課題

かでさんたちが関わりはじめた2009年当時、
カンボジア農村部には学校がかなり少なく、
シェムリアップ州の周辺地域の就学率は約10%ほどでした。

現在、小学校については多くの子どもたちが通える環境が整ってきましたが、中学校と高校は近隣14の村に対して1校しかない状況です。

そのため、中学生になれる子は半数を切り、
高校に通える子は今でもわずか10%ほどしかいません。

2023年の今も、カンボジア農村部に生まれた子たちが就職することは難しく、出稼ぎの低賃金で一日中身体を動かす仕事をやり続けるか、さらに収入の低い内職、お米を育てて売るなどでしか収入を得ることができない状況です。


かでさんから直接伺ったお話の中に
40代の大人でも時計を読むことができない人がいる。
日本に行くことを熱望されていた方がいたが
夢叶わず亡くなってしまった方がいる。

リアルなそのお話に胸が熱くなりました。




現在までの実績

25名もの雇用を生み出しています。
僕の会社とほぼ同人数なので、
これだけの人数を雇用することの壮絶さは理解できます。

すごい。


カンボジア各地に合計12もの小学校を建設されました。
12校!!


建設された小学校に通われた生徒さんの数3000人超!!


カンボジア政府から表彰された回数19回!!!




これから進む未来について

持続可能な素材「竹」を活用したこの事業が、
さまざまな地域の環境課題の解決の糸口になっていけるのではないか
かでさんはそう考えています。

全てが循環して良い形になる未来を創るためにはどうしたら良いのか?

考え抜いて出てきた答えがバンブーベースを建設するところにありました。
年齢、性別関係なく一緒に笑いながら創る未来。
「笑顔」が循環していく未来を目指されています。


「笑顔」


2024年5月21日に
僕は代表取締役に就任いたします。

40年続く僕の会社には経営理念がありませんでした。

経営理念とは何か。
僕が大事にしたいことは何か。

考えに考え、気付けば4年が経過していました。

その結果辿り着いた経営理念が

「縁ある人を笑顔にし、豊かにする」

でした。



「竹」

元々は、かでさんとは全く別の出どころから
「竹害をなんとかできないか?」と相談を受けました。

その後、縁あってかでさんと出会いました。

更にその後、また別の方々と竹を通じてご縁を頂きました。

今では、個人でどうこうするとか、
一企業がどうこうするとかのレベルではない程に
竹についての展開が進んできております。


今年、カンボジアに行ってきます。
竹を学びに。現地を感じに。
カンボジアの土地や人と触れ合いに。


この先僕たちが進む未来がほんとうに楽しみだ。



今回の寄付について

僕の個人的な想いが強い寄付になったと思います。
メンバーシップの掲示板で、みなさんに相談を持ち掛けた時
快諾してくださりありがとうございました。
嬉しかったです。

LINEやメールでも熱いメッセージを下さった方もみえました。

過去カンボジアの人たちに対して何もできなくて後悔している。
だから今回の提案は嬉しい、ありがとう。
そんな想いを伝えてくれた方もみえました。

前回の能登半島地震へのクラファンの時もそうでしたが、
「僕」1人では出来ないことが
「みんな」になるとできますね。

これが本当に嬉しいです。

かつおクラブという場所を作って
本当に良かったと、心から思える瞬間です。

かつおクラブのみなさん。
いつも、本当にありがとうございます。




お金の流れについて

一連のお金の流れについては
かつおクラブのメンバーにのみ公開しております。
以下の記事内にて掲載。
(集まった金額・入金額・出金額・使用した金額 等)

⇧この記事内の真ん中くらいにURLを記載してあります。


メンバー以外の方におかれましても
嘘偽りなくお金を管理しておりますので、
ご信用頂けますと幸いです。

以上、今回の寄付報告記事になります。
ありがとうございました。

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

49,787件

あなたから頂いたサポートのお金は「誰かを応援する資金」に充てさせて頂きます。