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12月の記憶

平日の中之島美術館

なんだかずっと働いてておかしくなりそう、逃げなきゃ、と思って午後休を取った。疲れて動けない休日じゃ意味がないから、いつも混んでて気軽に行けなくなってしまったカフェに向かった。平日の昼間、快晴。歩いていて気分が良い。それでもやっぱり疲れてたのか、単純な道を間違えた。焦らなくていいのは、休みだからだ。
やっと着いたカフェはギリギリ空いていて、リバービューじゃなくて地下の席で残念だったけど、テラスが人気だからか地下は貸切状態で落ち着いた。カフェって1フード+1ドリンクが基本だとわたしが思い込んでるだけなのか、ご飯系とデザート系が食べたいときに我慢してひとつに絞るのがツラいんだよなあ。もう今日はいいよね?だって朝から何も食べてないんだし(この頃食生活もぼろぼろになっていた)、チーズトーストとティラミスください。たくさん頼むと思われるの恥ずかしいけど、客単価上がる方が店的にも良いはず。
持ってきた本を読みながら待っていたら、表紙と同じペールグリーン色の器でサーブしてくれてときめいた。

写真が見えにくいけど、
ラテのカップとティラミスのお皿と本の表紙が同じ色。

元気が出てきて美術館に行くことにした。中之島美術館のテート美術館展。平日の昼間なのになかなか人がいたので、これは来年のモネ展も有休取っておかないと。ひとりで鑑賞するとサクサク見てしまって心が動かなくて、固くなった心を柔らかくする練習しないとなあと思った。あとはできれば、誰かと行った方が良い。あまり好きなポストカードがなかったから、今回は無理して買わないことにした。

1枚だけ撮った。
写真撮れる展示が増えたけど、
スマホで全展示撮るひと苦手。

宝山寺

母と待ち合わせてハトムギパンのお店へ。ハトムギは小麦じゃないからグルテンフリーとのこと。スープと野菜が染みる。

かぼちゃと豆腐のサンドウィッチ
家でもやってみたい

なんだか流れで宝山寺へ。お正月の準備中のようで、年末年始ムードを感じた。まだ12月初旬だったのに。1年が早い。小旅行に来た気分で癒された。

久しぶりに仕事以外で人間と話した気がした。愛猫とのコミュニケーションは言語を介さなくて、それはそれで大切な時間で、ただ人間として言語も使わないと、多分動物になっていく。

奈良蚤の市

久しぶりに会う友人と。かわいい、かわいいと言いながらモノを眺めるのも久しぶりで、やっぱりときめきは大事だ。母になった彼女やお世話になっている友人へ贈るちょっとしたモノがあって、蚤の市の雰囲気も含めて楽しかったなあ。蚤の市だからアンティークやユーズドの商品ばかりだし、地元のお店も多いから気持ちよく買えた。わたしは自分にコーヒー豆を買った。地元のお店が元気になりますように。

蔦屋書店にて

蔦屋書店に大きなツリーがあって、日々家と仕事場の往復だとイルミネーションやツリーを目にすることがなく、そういえばクリスマスシーズンだと気づいた。流行ってる絵本を教えてもらったり、ソフィアコッポラのアーカイブ集が出てたり、奈良のカフェの特集を見てみたり、韓国書籍の新刊がないか探したり…最近メルカリでしか本を買ってなかったけど、リアル本屋さんはやっぱり最高。

クリスマスイブイブ

土日をクリスマスということにするご家庭は多いのだろうか。わたしは誕生日も土日に移動させるスタイルです。(キリスト生誕祭なのか上皇生誕祭なのか…よくわからないね)今年は家の近くの非常に美味しいケーキ屋さんでクリスマスケーキを予約してみた。ケーキの予約って初めてだったけど、なんだかわくわくするものでした。暫くまともな食事をしてなかったので、ゆっくり料理ができただけで花丸。安定の長谷川あかりさんのレシピとoisixさんに助けられた。

特別なことはしないけど、夫のドイツ旅行のお土産のカップ(本場のクリスマスマーケット!)を毎年大切に使っている。この数日しか使わないのだ。オーナメントもあったんだけど、去年割れてしまった。ドイツに行くことなんてもうないだろうに…(涙)

今年も残りあと1週間。あともう一息がんばろう。働いてると毎日早く過ぎてほしいと思ってしまう。そんな気持ちで人生のほとんど過ごすのって勿体ないなあと最近思うので、その辺りを来年は考えたいものです。

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