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これからの消費の在り方を探求したい

GDPで良し悪しを判断する時代は終わりじゃないかなぁ

国の経済状況を把握するために使われるGDP。
ニュースでもよく「●%増減」など耳にします。

最近よく思うのが
「GDPで良し悪しを判断する時代はそろそろ終わりじゃないかなぁ」(もっと深入りすると「人間何目指してるんだろな」ですが笑)
ということ。

大量生産、大量消費、大量廃棄で
GDPは増加します。
また、森林を破壊しても、食べ物を廃棄しても、
児童労働で作られた珈琲を飲んでも、
不健康で医療費が増えても、戦車を買っても、
GDPは増える。

一方、図書館で誰もが本を読めたり、
公園の樹の下でのんびりしたり、
山で山菜を採って天麩羅にしたり、
そんな市場で取引されない幸せは価値指標に入らない。

持続可能な社会にしていくべきという
共通認識がある現代において
GDPで一国の価値の良し悪しを決めるのは
違うんじゃないかなぁと。

環境や人を搾取しやすい構造となっている
資本主義というOS自体も
見直す必要があるんじゃないかなぁ
と感じています。

ただ、資本主義のお陰で
技術革新や分業の恩恵も受けています。

スマホで手軽に調べたり、
飛行機乗って旅行に行ったり、
簡単に食べ物や服が買えたりするのも
この数百年で資本主義システムが
欠陥はあれ、うまく働いてきたからでしょう。

資本主義というOSそのものを否定はできないし、
どんなOSにすべきかは今の私では語れません。

けれど、消費量を減らして、少ない資源の中で幸せを得ること、自分で主体的に調べて、考えて、
より良いと思う方向(better)へ動くことはできるはずだと思っています。

一人ひとりの力は大きい


最近、こんな素敵な言葉に出会いました。

If many little people,
in many places,
do many little things,
they will change the face of the world.

つまり、一人ひとりの行動で
世界を変えられる
ということです。

私達は生きるためにモノやサービスといった商品を買っていますが、商品のライフサイクル(生産・加工・流通・消費・廃棄)のうち、消費は誰もが行っています。

一人ひとりが消費行動を変えることで、世界は変わります。消費が変わり、ニーズが変われば、その前後を担う事業者も変わるでしょう。

そのため、誰が、どこで、どんな思いで、どんな取組をし、作って、販売しているか、それを知ろうと主体的に動き、行動を変えることが、これからの消費に必要だと思うのです。
(廃棄まで考えられると尚良し)

例)最近はQRコードがついたお野菜が売られているので、情報を見てみて、取組に共感できたら繰り返し買うとか

例)パタゴニアのように商品のライフサイクルに考慮した商品を買って長く愛用するとか

率先垂範、考え行動します

まず、1人の消費者として、買い物の際は、
「買う=応援、共感」という買い方と、
「買わない」という選択肢を持つこと。

特に最近は「●個で1個無料!」とか
クーポンやセールで消費を追い立てられますが、
捨てるくらいなら買わない、
そういう事業者を選ばない
という選択も必要だと思います。

また、消費者としてだけでなく、
いつか仕事内外でも活動したいと思っています。
その準備として、今年度は、
消費生活アドバイザーの勉強を始めました。

消費のことをしっかり学んで、知識の幅を広げ、社会の役に立ちたい。
国内外の研究、消費教育、草の根の活動などの
情報収集もしていきたいです。

情報提供は、いつでも頂けると幸いです!

●参考文献

(補足)
もちろん、参考文献中の「コモン」にも注目しています。お金で買えないものも大事です。

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