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女の子は浪人に耐えられない?浪人はつらい?浪人した京大卒女子が赤裸々に語ります。Part1

こんにちは。双子のトコトコ(姉、京大卒)です。

最近、朝日新聞になんとも心を痛める記事が掲載されていました。
「女の子という理由で、浪人も県外進学も許されなかった」という記事です。

性別で差別されることにものすごい違和感を抱きました。ああ、まだこんなことが言われているのか…

女の子で浪人、しかも県外進学した私がこれについて書かないわけにはいきません。さっそく筆を取りました。
今回は「浪人」にフォーカスして記事を書きました。県外進学については、前回の記事をご覧ください。

情熱をたっぷり注いで書いたため、2回に分けて有料にさせていただきます。浪人時代のすべてを詰め込んだ自信作です。

今回のPart1には現役時代の反省や浪人生活について、Part2(来週)には浪人した感想や浪人生へのアドバイスを書きました。恥ずかしくてずっと心に秘めていたことも赤裸々に書きました。
ぜひお楽しみください🐼


なぜ現役で受からなかったのか

精神的に落ち込んでいた

原因はこれに尽きます。現役でもB判定以上は出ていたので、学力的には問題なかったと思います。

高校2年生の冬、受験を意識し始めた頃から、精神状態が不安定になっていきました。
理由は「周りのみんなが頭が良さそうに見える」から。
特に、高校2年生で全カリキュラムを終了させる中高一貫校の人たちに劣等感を抱いていました。高校3年生の秋にようやく全てのカリキュラムを終える公立高校生に比べて、圧倒的に有利です。
今思えば、中高一貫校の人たちに負けないくらいの学力はあったのですが、それでもなぜか焦っていました。受験競争には浪人生も加わると思うと、余計に落ち込む毎日。

勉強している時やテストを受けてる時はずっと「絶対落ちる、浪人しよう」と思っていました。こんなことを考えながら勉強していても、受かるはずがありません。

案の定、落ちました。

合否発表の日。自分の番号が載っていなくてショックかと思いきや、絶対落ちると思っていたので、あまりショックを受けませんでした。むしろこのショックを和らげるために、落ちると言い聞かせていたのかもしれません。

一方で、妹が現役で東大に受かったのが嬉しくて、泣きました。(国立大学なので発表日が同じ。まさに天国と地獄)

落ちたその日から、ずっと自習室で勉強していました。卒業式の日も教室で勉強していました。あと1年延長する気持ちで勉強していたので、全然つらくありませんでした。「妹は東大に受かったのね。姉は、ああ…」と周りに言われても、全く気になりませんでした。
誰から見ても痛々しい子になっていました。

この「絶対落ちる」の呪いは強烈で、浪人してからも続きました。

浪人生活にも慣れてきた、6月のある日。
ふと「あれ、私って、浪人しても受からないって思ってる」と気づきます。
何がきっかけかは分かりません。この日は確か、自習室に行ったものの、気分が乗らずに早めに帰ってきた日だったと思います。

このネガティブ思考が、不合格に導いたんじゃないか…?

そう気づいた私は、これからはポジティブシンキングで過ごそうと決めました。

テストが配られたら「私は世界一幸せ。簡単な問題を作ってくれてありがとう」と唱えるようにしました。
解答用紙に名前を書けたら「私って天才!」と心の中でガッツポーズをしました。
最初の1問が解けたら「私ってすごい!」と自分を褒めちぎりました。
テストが終了した後は「これは絶対に京大に受かるわ」と本気で思いました。

ポジティブシンキングになってから、もともと成績は良かったものの、さらに成績が爆上がりして、冠模試で全国1位を取りました。そして京大に無事に合格しました。

もし受験生の方がいたら「絶対受かる」と思い込んでください。どうしても思えない場合は、声に出して何度も自分に言い聞かせてください。
そしたら受かります。これが志望校に合格するコツです。

ポジティブシンキングは今も続いています。自分はネガティブ思考だと初めて気づいたあの日は、確実に人生のターニングポイントになりました。

かの有名なリチャード・ワイズマン博士の「運のいい人の法則」にも同じような記載がありました。

運のいい人は将来に対する期待度が高く、予言が当たるかのように「思っていたとおり」になって、夢や目標の実現をうながす。

Amazonリンク: https://amzn.to/3yxLysR

この本、おすすめです。ポジティブティンキングさえあれば京大にも受かります。

間違った勉強方法をしていた

現役時代は、とにかく量をこなしていました。間違えた問題を見直すことはなく、とにかく新しい問題を解き散らしていました。
この勉強方法に問題あり!と気づいた浪人時代からは、「量から質」にシフトした勉強をしていました。
使う問題集は最小限にして、何周もすることを目標にするのではなく、1度解いたらじっくりと向き合うようにしました。

具体的な勉強方法については、こちらの記事を参考にしてください。
現役で東大に受かった妹の勉強方法に、私の現役時代の反省をプラスして書いているので、かなり濃い内容になっています。

理系科目が得意だと思い込んでいた

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