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「先生」という職業を選んだ人は

仕事を選ぶとき、人それぞれ色々な軸を用いますが、
こと「先生」という職業を選ぶにあたっては
「職種」という軸が非常に大きなウェートを占めているように思います。
先生になった人は、文字通り「先生になりたい!」と思って 先生になったことでしょう(なんだか言葉遊び みたいですが)。

だから 自分と同じように 誰しも
やりたい!なりたい!と思うなにかに出会えると信じている。

" 真剣に " 取り組みさえすれば、
すべての生徒が「これこそが やりたいことだ!」というなにかを 必ず見つけられる、と1ミリも疑っていないように見えます。
「いつか」じゃないですよ、「今」、
少なくとも、高校生であって 進路選択が可能な時期のうちに
なんとしても やりたいことを見つけさせ、
そこに向かって進路を選択させたい。
「自分が何やりたいかわかってない」なんてのは罪にも等しい姿。
とにかく学校の先生という人たちは、
生徒に「やりたいことを見つけさせたい」。

そして、高校生のお悩みNo.1は「やりたいことがない」….

私は常々思うのですが、
「先生になりたい」と思えてそのまま邁進出来た人って
相当にラッキーな人ではないでしょうか。

子どもにとって、「学校の先生」は
「詳しく知ることの出来る職業」の際たるもの。

こう言ってはなんですが、
たまたま子ども時代に身近だった職業を「やりたい」と思えたので
そのまま進んだ、ということでしょう。
これは、「お母さんになりたい」とか「野球選手になりたい」というのと
大して変わらないように思います。

子ども時代に接触頻度の多かった職業に魅力を感じ、
それが(野球選手などと違って)実現性が高く、
しかも「大人からも否定されない」職業だった、のでそのままトントン。
ー 悩み苦しんでようやく見つけた道、ではないのですよね、多くの場合。

だから、高校生たちが「やりたいことがない」とあんなに悩んでいても
そのつらさ、苦しさに思い至らない。
「やりたいことが分からない」のは つらいのです!!

ー 閑話休題。
そういうわけで、先生たちは 初めからやりたい職業が明確だったので、
条件面から 仕事を選ぶ、という発想にも馴染みがありません。
「給料が良かったから」とか、「寮が完備されていたから」等の理由で先生になりました、という話は聞きません(事前に採用条件すら確認しなかった人は多数)。
どうしたって「やりたいこと」起点の就活になりがちです。

それは高校生にもわかりやすい切り口なので、
スムーズに進めばそれはそれで良いのですが、
「やりたいこと探し」中心の就活には、様々な落とし穴があるように思います。

やりたいことがはっきりしていなくても、幸せな就職は叶いますよ!

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