確実に貧乏になる42のコツ その21 過去の自分が、今の自分が恥ずかしいと思う
「昔の自分を見ていると恥ずかしくてしょうがない。成長するたびに恥ずかしくなるからいっそ成長なんてしなくていい」
分かる。昔の自分を見てると青二才過ぎて顔から火が出るほど恥ずかしい。
あんな恥ずかしい思いをするくらいならいっそのこと成長しなくてもいい。と思うのは凄くよく分かる。
◇◇◇
・この悪いお手本からあなたが学ぶ事。
「恥ずかしい」という感情が沸き起こる理由には大きく2つあると思います。
まず1つは「昔の自分が未熟で恥ずかしい」というもので、悪いお手本の事例でしょう。
豊かな人生を歩むには常に恥ずかしい事をし続けなくて行けないのは宿命みたいなもので、本当に成功したかったら死ぬまで昔の自分に恥ずかしい思いをし続けながら生きていくものでしょうね。
例えば男だったら小学生の頃あんなにも「う〇こ」や「ち〇こ」に大喜びだった頃は恥ずかしいものですよ。
私も昔書いた文章を読み返すと、それはそれは青臭くて恥ずかしい事恥ずかしい事。こんな事を真顔で世間に流すのは辞めてくれぇ! って言いたくなる位には恥ずかしい事ですよ。
ただ、そうやって「昔の自分の粗さ」に気づけるって事は成長している証なんですよ。
だから「死ぬまで昔の自分に対して恥ずかしい思いをし続けて生きていく」ことは、成長し続ける人生を選ぶ上では必須だと思います。
逆に「10年前の自分は良い事言ってるじゃないか」って思えるようになってしまうと、むしろ危険です。
好ましいように見えますが、実際には10年前よりも退化している危険性が非常に高いと思われます。
「昔の自分が恥ずかしい」みたいに好ましくなさそうな感情が実は重要で、
逆に「10年前の自分は良い事言ってるじゃないか」っていう好ましいと思われる感情が実は大きく深い落とし穴になっている。っていうのは本当に成功したいのなら、ぜひとも覚えておいて欲しいです。
アール・ナイチンゲールが「大衆は常に間違う」と言いましたが、大衆はこの「感情のワナ」にあっさりと、そして何回でも引っかかるものです。
「大衆は常に間違う」というのはいつの世も「お金持ちが少数」という圧倒的事実からしても本当の事なのでしょう。大衆が正しいのなら大衆がもっとお金を持っててもいいはずなのに。
「恥ずかしい」という感情は、2つ目としては
「理想の自分と現実の自分の差がありすぎて、本当だったらこうしたいのに出来ないのが恥ずかしい」
「尊敬されるべき偉い人になりたいのに、それが出来ないから恥ずかしい」というのがあるでしょう。そんな恥で悩んでる人にはこんな特効薬を処方します。
「安心しろ、たかが人間ごときには理想まで届くわけがない」
それこそワンピースの尾田栄一郎先生が「あなたの弟子にして下さい!! ドン!(効果音)」と泣きながら土下座してお願いされるほどの才があろうが、親ガチャで「石油王」という超絶大当たりを引こうが、理想は神の領域。
そこに「たかが80年」長く生きたとしても「せいぜい100年」といった「その程度」しか現世に居れない人間ごときが理想という神の領域に足を踏み入れようだなんて!!
それこそ「恥知らずにも程がある」ってやつで、人間には元々無理な話ですよ。
なので「いくら頑張った所で理想に届くことは決して無い」っていう「ポジティブな諦め」をオススメします。
「ポジティブな諦め」と言いましたが、要は「執着を手放す」と書いた方がいくらか優しい表現かと思います。これが出来ないと結構大変なことになります。
人って一度執着した物は中々手放せないんですよ。何があってもこれは正しい! って思ってるうちはそれを手放すことは精神上出来ないものです。
実際の話として、私は俗にいう「事後孔明」つまりは事が終わった後になってから「だろうと思った」「それ見たことか」等と以前から知っていたかのように
「後出しじゃんけん」のごとく口出しする人がいるんですが、それを自分で自分に対して言ってたんですよね。
仕事でちょっとしたミスをするたびに「あの時こうすれば良かった」「あの時ああしとくべきだった」っていうのを「後出しじゃんけん」するんですよ。
「完ぺきに出来ないのが恥ずかしい」って言いたい人は「たかが人間ごときには理想まで届くわけがない」というのを胸に秘めて
「理想には到達できないけど出来るだけ理想に近づこう」と考えて日々を過ごしている方がだいぶ現実的な対処だと思います。
例を出せば警察が「交通事故0件」を目指して仕事をしてますけど、事故を完全に無くすことは出来ないもののそれを目指す姿勢自体は間違いではないのと同じでしょう。
未熟者だった過去の自分を許し、尊敬されたいという虚栄心にNOを突き付ける。この2つが出来ないと確実に失敗すると思います。
何せ「大衆は常に間違う」のであって、大衆の多くは貧乏なのがその証拠なのでしょう。
常に間違い続けた大衆と同じことをすれば90%以上の確率で失敗すると思いますので、あなたが本当に成功したいというのなら大衆とは違う動きをしましょう。
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