0.需要あるかわからないが自己紹介

身バレしない程度に、私の話もしておこうと思う。

※私のW不倫の経過は「1.恋」から読んで頂けるとわかりやすいです。
https://note.com/affairs_both/n/n20d1cc92d5cf

スペック

【年齢】アラフォー(昭和50年代生まれ)
【ジェンダー】女性
【職業】大手メーカー勤務(技術系総合職)
【家族構成】夫、小学生の娘2人
【体格】159cm、48kg

これまでの恋愛のこと

物心ついたときから、常に途切れず好きな人がいた。女性を好きになったこともある。とにかく恋愛体質だと思う。
高校生以降は恋人がほとんど途切れることなかった。今の夫までに付き合った人は4人、夫が5人目で、初めて結婚したいと思う人が夫だった。

それまで付き合った人は、結婚に向かない人ばかり。初めて付き合った人は嫉妬心が強すぎて無理だった。だから、次は嫉妬する人は選ばなかったけど、二股された末に振られた。その次は金銭感覚が違いすぎた。その次は暴力男で論外。

そうやって、何人かと付き合ってきたけど、結婚したいと思える人と付き合えなくて、私は一生結婚しないで生きていこうと思っていた。

初めて結婚を意識した人

夫はそれまで付き合ってきた人の嫌な部分を一切削ぎ落とされた上に、高学歴、運動神経も良く、ルックスにも恵まれていて(100人に聞けば95人はイケメンと言うくらい)、本当に自分に勿体ないくらいの人だった。
初めて自分に結婚というものが身近な存在になって、「この人と結婚したら幸せになれそう」と思った。

夫の前に付き合っていた暴力男とは危険な共依存関係にあって、会ってはそいつの一人暮らしの部屋でただセックスに明け暮れ、ケンカのたびに暴力沙汰になっていたのにも関わらず、大好きだった。若かったんだと思う。

でも、こんな状態が良いわけないと思ってたところに、夫が登場して、理性で乗り換えた。もちろん、夫のことが好きになりかけてたけど、前彼のことがなかなか忘れられなくて、本当の気持ちに蓋をして、自分の気持ちを騙して思い込ませた。でも耐えきれなくて一度寄りを戻そうとしたことがあったけど、夫に助けられた。前彼に戻らなくて本当に良かった…と今は思う。

夫と結婚

夫とは6年の交際ののちに結婚した。もっと早く結婚したかったけど、お互い学生だったから結婚出来なかった。付き合い始めは理性で乗り換えたなんてこともあったけど、一緒にいればいるほど良い所に気づいて、大好きになっていった。本当に好きで好きで仕方なくて、夫と会えることだけが生き甲斐で、学業以外では何より夫と会うことを優先した。
就職してすぐに結婚して夫と暮らし始めて、毎日幸せだった。

子どものこと

私はもともと子どもという生き物が嫌いだった。うるさいし、汚いし、何言ってるかわからないし。
なので、なかなか子どもが欲しいと思えなくて、結婚してしばらくは夫婦だけで過ごしていた。ちょうど大きなプロジェクトのメンバーに抜擢されたのもあり、当面は子作りはないなと思っていた。
でも、あるとき仕事で耐え難いことがあり、妊娠すれば仕事を休めると投げやりな気持ちで避妊をやめたら、その1回で妊娠してしまった。
そんな不純な動機で妊娠したけど、子どもが生まれてからしばらくして、自分にも母性があったのだと気づいた。出産して2ヶ月くらいは全く我が子が可愛いと思えず、とにかく死なせないように必死で育児をしていたけど、娘が笑うようになったとき、本当に大切で愛する存在だと感じるようになった。
数年後には下の子も生まれて、ごく普通の2人の娘のお母さんになった。まさか自分が母親になる未来があるとは思ってもみなかった。

子育て

子育てをしていると、自分より子どもを優先するのが当たり前になる。でもそれが辛いとかじゃなくて、当たり前すぎて疑問にも思わなかった。夜泣きで起こされて十分に眠れなくても、娘が熱を出して仕事を休むことになっても、自分が犠牲になってるなどと感じることもなかった。

でも、夫は子どもが生まれてもほとんど生活は変わってないと思う。仕事のやり方も変えずに時間外・休日勤務で不在がち、自分の趣味に費やすのも多少は減ったけど、0歳2歳の子どもがいるのに、日曜日の午前中まるまるテニスの練習に行ったり、冬は友だちとスキー旅行に行ったり。
不満はあったけど、どこか「私はお母さんだから我慢して当然」みたいな思い込みがあったように思う。

母親という呪縛からの解放

だんだん、子どもたちの手が離れてくると、自分の自由な時間が得られやすくなってきた。すると、「我慢して当然」とだんだん思えなくなってきた。
子どもと一緒にいるより、一人でどこかに行きたい。友だちと遊びたい、ピアノが弾きたい・・・

だんだんと文化的な生活ができるようになって、家族全員で出かけるよりも、夫婦それぞれが自由な時間を持つことが増えた。それでもやっぱり家事育児をするのは私がメイン。誰かに頼んだり、感謝をしたりしないと自由になれないことが、窮屈に感じる。
それに、家にいるときは子どもたちからしょっちゅう呼ばれる。2階にいるのに、1階から「おかーーさーーん」と呼びつけられる。在宅勤務で仕事していても、お構いなし。
おかーーさーーんと子どもに呼ばれるたびにウンザリとした気持ちになる。自分でできることは、自分でやって!と思う。甘えたい気持ちがあるのは理解できるけどイライラしてしまう。
やっぱり私は、元来自分本位な人間で、子育て向いてないんだろうなぁ…と思う。

恋がしたかったわけではない

私は夫のことが大好きで「この人しかいない」と思って結婚して、10年以上幸せな結婚生活を送っていたので、夫以外と浮気や不倫をしてやろうなどと考えたことは一度もなかった。若い頃、散々色恋沙汰で傷ついたのもあり、そんなものは求めていなかった。

だから、彼が私の何につけ込んだのかはわからないけど、隙があったのかな…。あと数年で子どもを産める年齢を過ぎるところだから、本能でその前に新しいオスを見つけたのか、などと考えた。

今までの自分の人生を振り返っても、何事も意味があると思う。
きっと、自分が絶対に無関係だと思っていた不倫の世界に思いがけず踏み込んだことも、人生において何か大きな意味があることなんだろうと思っている。

※不倫を推奨・正当化しているわけではありません

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