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奥さんが入院することになり

普段一緒にいる人がいないと寂しいものだ。
それが1週間とはいえ、長く感じるのはそれだけ必要・大事と感じていたからだろう。


入院1週間前

入院するのは1ヶ月前に決まっていた。

以前から鼻のつまりで悩まされていた奥さん。
その影響で鼻としての機能がなされていなかった。

原因は鼻茸(はなたけ)というもの。
鼻茸は、鼻の粘膜にできる肉質の増殖性病変です。
鼻のポリープとも呼ばれている。
2015年から指定難病に認定されている。

入院をして手術する流れになった。
早期に発見されていれば、コルチコステロイドの鼻腔スプレーか錠剤により、小さくなったり消失したりするらしい。
発見が遅すぎたのだ。
手術したからと言って解決するわけではない。
術後も内服や点鼻治療が必要になる。

入院する前に家の事を教えてもらう。
奥さんも1週間空けることは滅多にない。
長くて2〜3日ぐらいだった。
どこに何があるかや自炊・息子の野球の準備など事細かく確認した。

入院

当日1週間分の買い物をした。
『肉は小分けにして使わないものは冷凍するように』と買い物後に病院へ送っていった際に言われた。
娘と僕の二人、奥さんを病院へ見送った。

いざ主夫生活がスタートする。
当日の夕飯は息子担当した。
作った料理は「チャーハン」
学校の授業で調理した経験があるらしいが、家で作ることがなかったから四苦八苦していた。
味は、薄いところもあれば濃いところもあり『まいう〜』とまではいかなかった。

協力してくれることはありがたい。
洗い物をしてくれるとなおありがたい。

初めてのとんかつ作り

栄養があって、お腹にたまって、難しくないもの。
この結果一番最初に浮かんだのが「とんかつ」だった。
これであれば普段作らない僕でもできると思い決行。

〈クックパッド〉参照
いつも困ったときに助かってます。
今回も何卒よろしくお願い致します。

とんかつって薄力粉こんなに使うんですね。
パン粉もこんな感じ。
卵はそこまでなんだね。
あれ?揚げるのこんな感じで良いのかな?
あ!!!やりすぎたかな

意外と美味しくできたとさ。
息子曰く『ファミチキみたい』
豚ですけどね・・・。

感謝

奥さんの実家に近いというのはメリットが多い。
レシピで悩んでいると『今日カレーするから食べにおいで』と連絡してくれたり、僕が不在の時に子供達の面倒見てもらえたり。

身近に助けてくれる家族がいるのはとても心強い。
感謝

入院中の奥さん

奥さんのお見舞いは2回行った。
単独と子供達を連れて。

息子は気恥ずかしいのか、
なかなか行こうとはしなかった。
これが思春期ってやつなんですかね。

術後の奥さんの鼻の穴には脱脂綿が詰まっていた。
手術の大変さを見て感じる。
当分の間は鼻呼吸はできないから喉が痛くなるらしい。

そこでのど飴をプレゼントした。
多少痛みが軽減されますように。

コロナの影響から病室に入ることはできなくなった。
会うのはロビーでのみで面会は15分間。
少し寂しさも感じるが致し方ないのだろう。
健康に見えても無症状の人もいるから。

退院

退院は日曜日
日曜の病院は人が少ないから駐車場の空きを気にしなくてもいいし、エレベーターの待ちも少ない。

この日僕はやらかしてしまった・・・。

奥さんを迎えに行った。
結論から言おう。
フロアを1階間違えた。
ナースステーションで恥ずかしくなった。

奥さんを無事に迎え家へ帰宅。
1週間という短いものだったが長く感じた。

その後、奥さんが瞬間湯沸かし器へと変貌する。
それはまた別の機会に綴りたいと思います。

それではまた。


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