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ワットパムタムウア(Wat Pa Tam Wua)に10日間滞在!行き方、現地の生活を徹底解説

タイ北部にある瞑想センターワットパムタムウアに2023年9月13日から2023年9月23日まで滞在してきました。

かなり行きにくい場所にあるのですが、その分山や川といった自然に囲まれて過ごすことができ、日常生活ではまず味わうことのできない体験ができます。

3日間から10日間のあいだで滞在することができ、食事や休憩時間には他の人とも話せるしスマホも各自管理となるので、瞑想初心者の方でも挑戦しやすい場所となっています。

私は10日間マックスで滞在したこともあり、他の方からも情報を集めてきたので行き方や注意事項を解説します!

特に現地では施設のルールや注意事項を英語で説明されるので英語が不安、ホームページを見たけどよくわからないという方におすすめです。


1.チェンマイ→ワットパムタムウアへの行き方

チェンマイからはバスで5時間でアクセスできます。

チェンマイからメーホンソン行きのバスに乗り5時間乗車、ワットパムタムウアの近くで降ろしてもらい、そこから30分ほど歩いて到着です。

ワットパムタムウアのホームページにも記載がありますが、英語であることを含めわかりにくかったところもあるので補足していきます。

・バスの予約

チェンマイバスターミナルからメーホンソン行きのバスに乗車してからワットパムタムウアまでバスで5時間かかるため、下記の3便のどれかで行きましょう。

8:30チェンマイ発
13:30ワットパムタムウア到着

9:30チェンマイ発
14:30ワットパムタムウア到着

10:30チェンマイ発
15:30ワットパムタムウア到着

私のおすすめは時間の余裕が持てる8:30発か9:30発です。

バスが遅れることはあまりないようですが、15:30に着いてからワットパムタムウアまでは、30分ほど歩かなければなならないので結構ギリギリです。

バスの予約が埋まりやすいので、1,2日前に予約しておくことをおすすめします。
バスの金額は250バーツ(約1,000円)です。

こちらのサイトから予約するかチェンマイバスターミナルのチケットカウンターで予約ができます。

チケットカウンターはメーホンソン行きのバスが出発する場所の前にあり、Terminal3にあります。

詳細は【チェンマイバスターミナルのどこから出発?】のところで詳しく記載しています。

ネットで事前予約するとネット決済手数料として追加で50バーツかかり、チケットカウンターであれば手数料は掛かりませんが現金のみとなります。

チェンマイバスターミナルは中心地から車で約15分と距離があるので、状況に合わせて選んでみてください。

私は当日にチケットカウンターで予約をしたのですが、8:00過ぎにチェンマイバスターミナルに到着した時には、8:30発と9:30発は満席でした。

ギリギリ10:30発で予約が取れたので10:30発の便で向かいました。

予約が埋まりやすいのでネットかチェンマイバスターミナルのチケットカウンターで予約をしたほうが確実です。

・Grabでチェンマイバスターミナルに行くまでの注意!

私は中心地に宿泊しており、バスターミナルまではGrabを利用して向かう予定でした。

Grabで手配を始めてもなかなか捕まらず、捕まったドライバーも離れた距離から来たこともあり、GRABで探し始めてから30分後にやっと出発できました。

朝はドライバーが捕まらないことが多いらしく、GRABを利用する方は時間に余裕を持って出発することをおすすめします。

・チェンマイバスターミナルのどこから出発?

チェンマイバスターミナルはTerminal2とTerminal3があり非常にわかりにくいです。

メーホンソン行きのバスはTerminal3から出発します。

道路を挟んで向いにセブンイレブンがあるのでここを目印に向かうと行きやすいです。

バス乗り場からセブンイレブンを向いたときの写真

・メーホンソン行きのバスに乗車

8:30発は出発30分程前から乗車がスタート、9:30発と10:30発のバスは出発10分前くらいから乗車がスタートしました。

荷物は屋根の上に積まれていきます

ワットパムタムウアというバス停はないので、バスに乗車する際に、運転手さんにスマホの画面を見せて、ここで降りるということを伝えましょう。

※バスの受付の方にワットパムウアに行くことを伝えたら、運転手さんに伝わっていなかったらしくスルーされかけたとのことでした。

・運転手さんに行き先を伝える
・近くなったらGPSでチェック

この2つを忘れないようにしましょう。

他にもワットパムタムウアに行くことを伝えている乗客がいたら、私も行くということを伝えておくとお互いに安心です。

バスを降りてからは、運転手さんが道を教えてくれてさらに1本道なこともあり迷わずに行けました。

2.パーイ→ワットパムタムウアへの行き方

パーイからはソンテウを使っていくことができます。

私が話を聞いた2人はパーイからソンテウを利用したとのことだったので、ソンテウは何人か集まらないと出発しないので運次第ですがおそらく問題ありません。

バスだと主要道路で降ろされて30分歩かないといけないのですが、ソンテウだとワットパムタムウアまで連れて行ってもらえるので楽に行けます。

バスはサイトでパーイ→メーホンソンのバスを予約しようとしても予約できません。
バスターミナルの窓口で問い合わせたら乗れる可能性もありますが、こちらのサイトでの事前予約は出来なさそうです。

パーイのバスターミナルはこちらで、ナイトマーケットの近くにあるのでアクセスもしやすくわかりやすいです。

帰りはワットパタムウアからパーイまでのソンテウ料金が120バーツだったので、行きも同じか近い金額です。

料金が決まっているようなので交渉は不要、前払いだった人もいれば後払いの人もいたようですので、払うよう言われたら支払いましょう。

3.ワットパムタムウアの施設案内

無事受付に到着したらチェックインをします。

パスポートを渡して、名前や滞在期間など記入します。
※パスポートがないと入れないので必ず忘れないようにしましょう

また、イミグレーションスタッフがチェックをするとのことで、パスポートは一時預けることになります。
当日の夕方のクラスが終わったら返却されますので安心して預けて大丈夫です。

終わったら施設の設備や施設のルール案内がされます。

受付では英語で案内されるので注意して聞きましょう。
(私はかなり聞き漏らしていて、後から教えてもらったことがたくさんありました…)

施設のルールは守りましょうという基本的な部分は大丈夫だと信じて、事前に調べていたけど知らなかったことを中心にまとめます。

・ショップ

施設内にカップラーメンやクッキーなどの軽食や日用品が売っているショップがあります。

食事が朝7:00からと朝11:00からの2回のみになるので、特に男性はお腹が空くのがきついようで夜や夕方に利用していました。

日用品はティッシュやボディーソープ、シャンプー、虫除けスプレー、生理用品、洗濯洗剤など必要なものは揃っているので忘れ物があっても安心です。

値段もカップラーメン20バーツ(約80円)と全体的に利用しやすかったです。

・スケジュール通りに行動しましょう

瞑想のクラスや食事のタイミングでは遅れないようにしましょう。

集合の5分前くらいに太鼓がなりますが、10分前行動推奨です。

スケジュールは部屋の扉にも貼ってあるので安心です。

・コーヒー、ティー、ホットチョコレート(ココア)はご自由に

食事するホールに置いてあり、無料で利用できます。
(ホットチョコレートは置いてあったりなかったりします)

マグカップは使用したら自分で洗いましょう。

・泊まる場所

kuti(クティ)と呼ばれています。

男女で泊まる場所は別々になり、基本的に女性は個室、男性はドミトリーですが、男性は希望して空きがあれば個室に変更してくれることもあるようです。

写真や設備については後ほど詳しくお伝えします。

チェックアウトするときはちゃんと掃除をしてから出ましょう。

・服装

ワットパタムウアの中では白い服着用です。

白い服は無料で貸してもらえるので、案内後に選びに行くことになります。

この中に白い服がたくさん掛かっています

貸してもらった白い服は施設の方に洗濯してもらえるので、洗濯してほしいときは洗濯機が置いてある近くのカゴに入れて新しい服を選んで持っていきます。

下着やその他自分の服は手洗いになります。

・マットレス、ブランケット

薄いマットレスとブランケットを2枚借りられます。
足りなかったら追加で借りることも可能です。
説明の後に案内してもらい借りて部屋に向かいます。

・無言で過ごしたい方

この施設では人と話すことは禁止されていませんが、無言で過ごしたい方はSILENTのバッヂをもらってつけることも可能です。
SILENTで過ごしたいた方は毎日1人以上見かけました。

SILENTのバッヂをつけていると周りの人も気を使って話しかけなくなります。

・館内図

(自由時間のタイミングで散策してみても楽しいかと思います)

とにかく広すぎる!

4.泊まる場所

kutiの中の様子を公開していきます!

女性用の個室 外観

写真は女性用の個室しかないのですが、個室であれば個室内にベッド、シャワー、トイレが備え付けられています。 

木のベッド、テーブル、奥に水回りがあります
スーツケースも余裕で広げられる広さ
お湯もバッチリ使えました

水回りがきれいで安心しましたが、トイレットペーパーが備え付けられていないので持っていったほうがいいです。

アメニティ等もないので、シャンプー、ボディーソープ、歯ブラシなど必要なものは持っていくか着いてからショップで購入しましょう。

ベッドは木のベッドに薄いマットレスを敷くだけになるので、夜は何度か途中で目が覚めてしまいました。

木のベッドに薄いマットレスとブランケット1枚を敷いてました

中も広くて清潔感があったので想像以上によかったです!

5.1日のスケジュール

こちらワットパムタムウアのサイトからスケジュールを引用しましたので、こちらをもとに解説します。

05:00 Morning meditation in your kuti
06:30 Rice offering to the monks
07:00 Breakfast
08:00 Morning Dharma talk, and meditation class
10:30 Food offering to the monks
11:00 Lunch
12.50 Afternoon Dharma talk and meditation class
16:00 Cleaning the area and helping in the monastery
17:00 Free time
18:00 Evening Chanting, meditation and Dharma talk
20:00 Meditation on your own, or have tea, coffee, hot chocolate & relax
22:00 Rest time

https://www.wattamwua.com/timetable/

05:00 Morning meditation in your kuti

→自室で朝の瞑想

やってもやらなくても大丈夫です。
私は、5:30頃に起きて瞑想しやすくなるように自室でストレッチをしていました。

06:30 Rice offering to the monks

→僧侶にご飯を分ける

monkは僧侶のことです。
昔は托鉢でいただいたものしか食べなかったことの名残から、朝食前にお皿のご飯を僧侶の托鉢に入れます。

rice offering

07:00 Breakfast

→朝食

rice offeringが終わったらそのまま朝食になります。

朝食を取っているところ

朝食はご飯に野菜を煮込んだおかずになります。
味は優しい薄味だったりスパイシーなカレー味だったりしますが、私はおいしいと思いました。

08:00 Morning Dharma talk, and meditation class

→朝の僧侶のお話、瞑想クラス

英語のテキストと必要な方は追加でクッションなどを持って座ります。

向かって右側が英語のテキストです→
←向かって左側がタイ語のテキスト
追加のクッションやイスも自由に使えるので足が痺れやすい方や床に座りにくい方も安心

前が男性、後ろが女性というルールですので、周りを見ながら座りましょう。
瞑想のやり方も説明されますので初心者の方でも大丈夫です。
わからなくても他の人の様子を見て真似しましょう。
僧侶のお話→チャンティング→歩く瞑想→座って瞑想→横になって瞑想→チャンティング
この流れになります。

歩く瞑想 周りの景色ではなく自分の感覚や自分自身に集中します

事前に瞑想のやり方や瞑想の効果など調べておいたり、仏教や瞑想の日本語の本がおいてあるので、自分で調べてみるとより楽しめるかと思います。

10:30 Food offering to the monks

→実際は僧侶のお話

朝とは違い全員でのfood offeringはありません。
僧侶のお話があり、そのあと数人の男性が僧侶に付き添う形となり、終わったらそのままランチです。

11:00 Lunch

→ランチ

1日のうち最後の食事となります。
朝食よりおかずの数が増えます。

12.50 Afternoon Dharma talk and meditation class

→僧侶のお話、瞑想のクラス

流れややることは朝のクラスと同じです。

16:00 Cleaning the area and helping in the monastery

→掃除、手伝い

kutiの周りを掃いたり、敷地内の落ち葉を掃いたり、ホールを掃いたりします。
特にやることは決められていないので、自分でホウキを探して掃きにいきます。

17:00 Free time

→自由時間

この時間は本を読んだり敷地内を散策したり、コーヒーを飲んでゆっくりしたり自由に過ごせます。
私は掃除で汗をかくので、この時間にシャワーを浴びることが多かったです。

18:00 Evening Chanting, meditation and Dharma talk

→夕方のチャンティング、瞑想、僧侶のお話

夕方は歩く瞑想、横になる瞑想がなく、その分チャンティングの時間が長くなります。
チャンティングとはお経を読むようなイメージが1番近いかと思います。

20:00 Meditation on your own, or have tea, coffee, hot chocolate & relax

22:00 Rest time

→自由時間

夕方のクラスが終わったら自由時間です。

6.利用料金

利用料金は集めておらず寄付のみです。

服の貸出にお金がかかるとか、オプション的なことやスタッフの方から寄付を催促されることもありませんでした。

最終日、チェックアウトをしたタイミングで受付の女性にドネーションボックスの場所を聞いたら封筒をもらい、ドネーションボックスの場所を教えてもらいました。

封筒にお金を入れてドネーションボックスに入れてきました。

よく使われるメインホールの近くに別のホールがあり、そこにありました。

7.滞在の簡単な感想とまとめ

私は10日間滞在して本当によかったと思いました。

瞑想を通じて自分の内側に変化が感じられたということもあるし、10日間の滞在で知り合った方もたくさんいて、とても充実した日々となりました。

一方で、「食事が合わない」「ベッドが硬くて寝にくい」などの理由で予定よりも早く帰った方もいました。

私は元々誰とも話さずスマホも使わずに10日間過ごすヴィパッサナー瞑想に興味があったので、ゆるい雰囲気に驚いたのですが、リラックスや少し瞑想に興味があるという目的で来ると思っていたよりもキツイということになるのかもしれません。

いろいろな国の人が集まりますがいい人ばかりでとても居心地がいい場所でしたので、気になる方はぜひ行ってみてください!

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