旅の心持ちと反応しない自分
先程、夜ご飯を食べようと思い炒飯が食べたかったので、場所だけなんとなく調べて歩いてお店に向かいました。
炒飯のお店が見つかったのでテイクアウトか入ろうか、とりあえず注文しようと思い、店員さんに声をかけようとしました。
中国語で話しかけられて、中国語がわからず英語で話しているとめちゃくちゃ不機嫌そうな感じでメニューを渡されました。
注文したいメニューにチェックつけられる紙だったので、書いて注文するのかと思いましたが、ペンもなくしばらくどうしようか悩みましたがペンも見つからなかったので、そっとメニューを戻して他のお店を探し始めました。
台湾に来てここまで不機嫌そうに対応されたのは初めてだったので、ちょっと嫌な気分になりかけましたが、
『他の炒飯のお店も夜だから閉店してたし忙しかったのかな、早く帰りたかったのかな、まあそういうときもあるよね〜』
『近場で済まさないでせっかくだからもうちょっといろいろ見てみなよ〜ってことだったりするのかも!もう少し歩いてみよ!』
と考えた自分がいました。
そこでふと、今までだったら『なんであんな対応なの!そんな店早く潰れてしまえ』とイライラしていそうだなと思い、反応しないどころかいい解釈をできている自分になったことに驚きました。
そんなことを考えながら歩いていたら『鴨肉飯』の看板が!
台湾で鴨はかなり馴染みのある食べ物で、豚鶏牛よりもよく見かけるくらいです。
台南に来てから『鴨肉飯』というメニューをよく見ていて、どういう食べ物か気になってました。
店員さんに話しかけたら、見やすいメニューを見せてくれて、ジェスチャーでイートインか確認してくれて、優しい対応をしてくださいました。
店員さんの優しさが染みる、優しい味の鴨肉飯もしみました。
炒飯のことがあったから、余計に嬉しく感じてありがたく感じて、炒飯のことはいいスパイスになったな〜と思いました。
最後も笑顔で見送ってくれて、お腹だけでなく心も満たされました。
ヨガの先生が「ご飯にはご飯をつくる人の氣が入るから、基本自分で作るか決まった場所でしか食べない」と言っていて、どういう氣持ちでご飯をつくっているかって大切だよなと改めて思いました。
炒飯の件は、そういう人のお店だと見抜けなかった自分が未熟でした。
台南はご飯が美味しすぎるので、鴨肉飯だけでなく、2軒目もご飯食べに行きましたがここも優しい店員さんでとてもありがたかったです。
台湾に来て明日で1週間、全く中国語を話せなかったのですが、大学生の頃中国語の授業を取っていて、その頃の記憶が少し蘇ってきました。
店員さんにたくさん優しくしてもらって、中国語で「おいしかった」を伝えられたら喜んでもらえるかな、中国語話したいと本当に思ったら少しフレーズを思い出しました。
少しでも自分の使ってる言葉を話してくれたらより嬉しいよね。
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