アドテク一問一答|ヘッダービディングとは?
ヘッダービディングとは?
ヘッダービディングとは、Webサイトやモバイルアプリの広告枠を、複数の広告プラットフォームで競争入札する仕組みです。ヘッダービディングを使用すると、パブリッシャーは入札単価の最も高い広告を表示でき、広告収入を最大化することができます。
なぜヘッダービディングが生まれたのか?
ヘッダービディングは、パブリッシャーが広告枠の収益を最大化するための方法として生まれました。従来のウォーターフォール方式では、最高入札価格を得ることができませんでした。ヘッダービディングを使用すると、パブリッシャーは複数の広告プラットフォームで競争入札を行うことができるため、より高い入札価格を得ることができます。
ヘッダービディングのパブリッシャーのメリットは?
収益を最大化できる
デマンドパートナー、プライスフロア、タイムアウトなどのコントロールができる
シングルオークションにより、広告の不一致を最小限に抑えます。
ヘッダービディングの広告主のメリットは?
より多くのオークションに参加できる
ヘッダービディングの仕組みは?
ヘッダービディングの仕組みは、以下の通りです。
パブリッシャーは、Webサイトにヘッダービディング用のコードを貼り付けます。
ユーザーがWebサイトにアクセスすると、ヘッダービディングラッパーがすべての広告主に広告リクエストを送ります。
各広告主は入札額を提示します。
ヘッダービディングラッパーは、入札額をパブリッシャーのアドサーバーに送ります。
最高額の入札者の広告がWebサイトに表示されます。
ヘッダービディングラッパーとは?
ヘッダービディングラッパーは、ヘッダービディングの実装を効率化するためのソリューションです。複数の広告配信事業者のコードを1つのJavaScriptタグでまとめて設定できます。
ヘッダービディングラッパーの種類は?
3つの種類があります。
オープンソースヘッダービディングラッパー
独自のヘッダービディングラッパー
マネージドヘッダービディングラッパー
prebid.jsとは?
prebid.jsとは、オープンソースヘッダービディングラッパーです。
メリット
無料で利用できる
デメリット
実装ができる人材が必要
ヘッダービディングの種類は?
2つの種類があります。
クライアントサイドヘッダービディング
サーバーサイドヘッダービディング
クライアントサイドヘッダービディングとは?
オークションがユーザーのブラウザ上で行われるヘッダービディングです。現在、ほとんどのパブリッシャーで利用されています。
メリット
導入が簡単
SSPやアドエクスチェンジの追加
削除を制御できる
デメリット
追加できるSSPやアドエクスチェンジの数に限りがある
読み込みの遅延が発生する
サーバーサイドヘッダービディングとは?
オークションがサーバー上で行われるヘッダービディングです。ユーザーは、サーバーに1つのリクエストを送信し、サーバー側で複数のSSPやアドエクスチェンジにリクエストを出します。
メリット
読み込み速度が早い
より多くのSSPやアドエクスチェンジを追加できる
読み込み速度の遅い動画広告などにも適する。
デメリット
ターゲティングに使用するクッキーを使えない
導入が難しい
RTBとの違いは?
ヘッダービディングは、RTBによる広告在庫の販売方法の1つです。
アドセンスとの違いは?
Google AdSenseではデマンドパートナーがGoogleのみです。パブリッシャーはヘッダービディングと違い広告枠を最高値で売ることができません。
アプリ内ヘッダービディングとは?
アプリ内ヘッダービディングは、アプリ内で行われるオークションによって、Webサイトやモバイルアプリの広告枠を複数の広告プラットフォームで競争入札する仕組みです。 実装には、Javascriptのタグではなく、SDKを利用します。
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