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アドテク一問一答|ヘッダービディングとは?

ヘッダービディングとは?

ヘッダービディングとは、Webサイトやモバイルアプリの広告枠を、複数の広告プラットフォームで競争入札する仕組みです。ヘッダービディングを使用すると、パブリッシャーは入札単価の最も高い広告を表示でき、広告収入を最大化することができます。

なぜヘッダービディングが生まれたのか?

ヘッダービディングは、パブリッシャーが広告枠の収益を最大化するための方法として生まれました。従来のウォーターフォール方式では、最高入札価格を得ることができませんでした。ヘッダービディングを使用すると、パブリッシャーは複数の広告プラットフォームで競争入札を行うことができるため、より高い入札価格を得ることができます。

ヘッダービディングのパブリッシャーのメリットは?

  • 収益を最大化できる

  • デマンドパートナー、プライスフロア、タイムアウトなどのコントロールができる

  • シングルオークションにより、広告の不一致を最小限に抑えます。

ヘッダービディングの広告主のメリットは?

  • より多くのオークションに参加できる

ヘッダービディングの仕組みは?

ヘッダービディングの仕組みは、以下の通りです。

  1.  パブリッシャーは、Webサイトにヘッダービディング用のコードを貼り付けます。

  2.  ユーザーがWebサイトにアクセスすると、ヘッダービディングラッパーがすべての広告主に広告リクエストを送ります。

  3.  各広告主は入札額を提示します。

  4.  ヘッダービディングラッパーは、入札額をパブリッシャーのアドサーバーに送ります。

  5.  最高額の入札者の広告がWebサイトに表示されます。

ヘッダービディングラッパーとは?

ヘッダービディングラッパーは、ヘッダービディングの実装を効率化するためのソリューションです。複数の広告配信事業者のコードを1つのJavaScriptタグでまとめて設定できます。

ヘッダービディングラッパーの種類は?

3つの種類があります。

  • オープンソースヘッダービディングラッパー

  • 独自のヘッダービディングラッパー

  • マネージドヘッダービディングラッパー

prebid.jsとは?

prebid.jsとは、オープンソースヘッダービディングラッパーです。

メリット

  • 無料で利用できる

デメリット

  • 実装ができる人材が必要

ヘッダービディングの種類は?

2つの種類があります。

  • クライアントサイドヘッダービディング

  • サーバーサイドヘッダービディング

クライアントサイドヘッダービディングとは?

オークションがユーザーのブラウザ上で行われるヘッダービディングです。現在、ほとんどのパブリッシャーで利用されています。

メリット

  • 導入が簡単

  • SSPやアドエクスチェンジの追加

  • 削除を制御できる

デメリット

  • 追加できるSSPやアドエクスチェンジの数に限りがある

  • 読み込みの遅延が発生する

サーバーサイドヘッダービディングとは?

オークションがサーバー上で行われるヘッダービディングです。ユーザーは、サーバーに1つのリクエストを送信し、サーバー側で複数のSSPやアドエクスチェンジにリクエストを出します。

メリット

  • 読み込み速度が早い

  • より多くのSSPやアドエクスチェンジを追加できる

  • 読み込み速度の遅い動画広告などにも適する。

デメリット

  • ターゲティングに使用するクッキーを使えない

  • 導入が難しい

RTBとの違いは?

ヘッダービディングは、RTBによる広告在庫の販売方法の1つです。

アドセンスとの違いは?

Google AdSenseではデマンドパートナーがGoogleのみです。パブリッシャーはヘッダービディングと違い広告枠を最高値で売ることができません。

アプリ内ヘッダービディングとは?

アプリ内ヘッダービディングは、アプリ内で行われるオークションによって、Webサイトやモバイルアプリの広告枠を複数の広告プラットフォームで競争入札する仕組みです。 実装には、Javascriptのタグではなく、SDKを利用します。


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