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中途半端な大卒はみんな中小企業に行け!

ドラゴン桜という漫画(ドラマでも構いません。)を知っていますか?

そう、あの「バカとアホほど東大へ行け!」というやつです。

あれってすごく合理的ですよね。

ドラゴン桜の桜木先生が生徒から「東大行って何が良いんだよ!」と問われて桜木が「俺はチケットを渡すだけだ!あとは知らん!しかしそのチケットはゴールドチケットだ!何処にでも行けるな!」

と答えていました。確かに合理的に考えると良い大学というのは証明書であり、パスポートなんですよね。

あれをもじって私は
「中途半端に賢い奴は中小企業に行け!そして管理職になれ!」
という理論を持っています。

それは至極合理的な考えからきています。それは人間はスクリーニングする生き物だからです。あなたはハロー効果というものを知っているでしょうか?

エドワード・ソーンダイク(Edward Thorndike)は1874年アメリカのマサチューセッツ州ウィリアムズパークに生まれたアメリカの心理学者(教育学者)です。
ハロー効果(英語:halo effect)とは、光背効果とも呼ばれ、ある対象を評価する際にその対象の特徴的な印象に引きづられて評価を行なってしまう認知バイアス(認知の歪みや偏り)の一種のことです。
権威のある専門家が発言する専門外の意見でも優秀な見解であると思い込んでしまうことや悪い印象の人が悪いことを他にもしていると思い込むなど良い印象からポジティブな方向へ向かうハロー効果と悪い印象からネガティブな方向へ向かうハロー効果があります。

カウンセリングしらいし

例えばあなたが、ドラッグストアに薬を買いに行ったとしてどちらに話しかけますか?制服を着た店員さんと白衣を着た店員さんの2名いたとしたら、もちろん後者の白衣を着ている人を選択すると思います。

これがハロー効果です。別に薬の知識を間違いなく持っているという確証はどちらにも無いはずですよね?なのに迷いなく白衣を着ている人を選択してしまうのは、白衣に権威性を感じているからです。

タイトルの論理構造

だからこそあなたがもしも中途半端に賢いのであれば中小企業に行ってほしいのです。

まず中小企業(名前のほぼ知られていない)には大卒がほぼいません。なぜなら大卒者はもっと良いところに行くからですね。

ですがここ(もっと良い会社)には落とし穴があります。それは、競争相手が多いという点です。それは切磋琢磨を産むかもしれません。しかし合理的に考えるとそれは無駄です。

競争相手が多いということは、運の要素が絡んできます。それに競争相手が多い会社は良い会社であり上のポストも詰まり気味です。

そうなると昇進は運と最大限の結果がなければ不可能に近くなります。

そこで中途半端なやつほど中小企業に行け!になるのです。

中小企業であれば大卒のような高学歴のライバルは最初からいません。そこで少しの結果を出せば「やっぱり大卒は違うな!」となるのです。

それに大卒ということで結果がわかりやすい仕事にアサインされる可能性も高まります。なぜなら「大卒でウチを選ぶとは見ごたえのあるヤツだ!それにやる気もあるはずだしな!よし!この仕事を任そう!」となるからです。

これこそハロー効果の最たる例なのですが。しかし合理的に考えればそのほうがあなたの人生においては有利ですし、潰しが効きます。

転職の際に結果が分かりやすい仕事をしておけば職務経歴書に書きやすいですし、そこで役職を上げておけば「こいつは若いのに役職がついていたのか!それに結果もきちんと書ける仕事をしている!ぜひウチで採用したい!」と転職時に有利になります。

中途半端な賢さではライバルの多い会社では、うだつの上がらないビジネスパーソンになる可能性があがります。

しかし合理的に考えて中小企業からステップアップしていけば、競争相手が多い中(新卒採用時)での就活よりも転職でハロー効果をつけた後では雲泥の差がつきます。

これは30代、40代のビジネスパーソンにも言えることです。

転職を考える際に今より良いところをと考えがちですが、ランクを落として年収を上げるのも狙い目です。

なにせ人は権威が好きです。「えっ!?あの会社からウチに転職?」となると評価は高くなりますよね?そこで年収を高めに掲示してもすんなり通ることも多いのです。

大卒って普通じゃ無い

そもそも大卒というのは高卒よりも転職の際に有利です。なぜなら学歴というのは勤勉である証明になるからです。

高校を卒業するのはほぼ当たり前ですが、大学進学率というのは大学に行った人にはわからないと思いますが100%ではないのです。現在では57.7%の人が大学に行っています。

つまり半分の人よりも大学に行った人は勤勉である証明ができるということです。

「学歴なんて真面目な証拠にならないよ!」と思う方は間違っています。高卒の人から見れば十二分に勤勉さの証明になるのです。

今でも地方の中小企業には大卒者は多くありません。なぜならば普通の大卒者は選ばないからです。

給与がやすい。これは事実でしょう。しかし生涯賃金で考えればどうでしょうか?

少しずつステップアップしていけば役職to役職ルートができます。なぜなら一度ついた役職はハロー効果になるからです。

この役職to役職ルートは一度乗れば落ちません。役職というのは証明書、お墨付きでありプラチナチケットなのです。

あなたには何ができますか?の問いに「私は部長ができます!」というものもあながち笑い話では無いのです。

普通の人が普通になる理由

普通の(大卒の)人は中小企業を選ばない。これは事実です。しかしここには着目点があります。普通の人は選ばないという点です。

成功する人というのは普通の人ではありませんよね?では普通の人というのはどんな人でしょうか?

世間一般では、他の人と同じことをやる人のことを普通と呼びます。

つまりみんなと同じことをしていては、みんなと同じ結果しか得られないということです。当たり前のように聞こえますがこれは世の中の大半が知らないことです。

普通に考えれば他の人がしないことはしないほうが良い。そうなりますよね?

でも合理的に考えてみてください。他の人と同じ結果を得たく無いのに、他の人と同じことをしている。これは合理的でしょうか?

他の人と違う結果を得たいのであれば、普通の人が選択する答えを選ばないのが合理的ではありませんか?

パンを売るより…

例えば、パン屋が最近流行っています。なのであなたはパン屋をやろうと思います。周りの店舗を見て回って同じ内装、同じ種類、同じ味のものを作りました。さてこれで売れるでしょうか?

流行りませんよね?なぜならば《他で良い》からです。同じならば他で買えば良いのです。つまり存在意義が無いのです。

まずこのようなケース(パン屋が流行っている)では差別化が重要とされています。特別なパン、くつろげる内装、豊富な種類、みたいなヤツですね。

しかし実際問題このようなケースは潰れます。なぜならば参入障壁が低いからです。簡単に言えば他の店でも真似がしやすいからです。

これの最適なケースはおにぎりを売れ!です。だってパン屋はたくさん、つまりライバルが多い状態です。そうなると特別さが求められます。

そんなものは普通の人には向いていません。だからおにぎり屋を始めるのです。

つまり普通の人が、周りと同じことをしても特別な物でなければ埋もれてしまうということです。当たり前のようですがみんなこれと同じことをします。

正解とされていること、例えば大企業に就職する、子会社でも良いから。そうすればみんなと同じように生きられる!そう考えます。

しかしそこにはライバルが沢山います。そして何より後からも生まれてくるのです。そこで生き抜くほうが大変なのはわかりますよね?

あなたは生き馬の目を抜けるか?

最近でいえば業績好調な会社が至る所で早期退職者を募集しています。

オムロンやシオノギ製薬、SONYも1000人規模のリストラを行っています。

塩野義製薬に至っては280億円の増収(純利益で)なのにも関わらずです。つまりはリストラが本当の意味でのリストラ(restructuring 再構築)になってきたということです。

そのような業界で、あなたは結果の出る仕事を任されて、VUCA(Volatility(変動性)Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性))の時代を生きていける人材になり得るでしょうか?

普通の人には難しいですよね。だからこそ「中途半端な奴ほど中小企業に行け!」なのです。

役職には役職にしかできない仕事、開示されない情報があります。ましてや中小企業ならなおさらです。

同じ努力は運任せ

私やあなたはほとんどが大同小異、どんぐりの背比べです。イーロンマスクさんや堀江貴文さんのような天才では無いのです。

だからこそ普通の人と同じことをしても同じかそれ以下の結果しか出せません。ではどうすれば良いのか?

他の人と違うことをするしか無いのです。

異なるものには価値が生まれます。異なるからこそ価値が高まります。

今の世の中では違うことを正されるのはなぜなのでしょうか?誰にとって都合が良いのでしょうか?

争うことは特別な努力と特別な才能が無ければ勝てません。戦うとはそういうものです。みんなが剣で戦う中で剣で戦っていては剣豪しか生き残れません。

私やあなたのOSには他と同じであることは良いことであるという認識があります。その認識は捨てましょう。

みんな違うのにみんなが同じことを、同じところを目指すから苦しいのです。

つまりは自分が普通だとおもっていて、あなたが普通の人でありたく無いのであれば周りと同じことをしてもダメなのです。

あなたはあなたのままで特別です。でもあなたは特別で無いルートを通ろうとしています。それはアホの極みです。なぜなら他の人と同じ結果を同じ行動で得ようとしているからです。

他の人よりも幸せになりたい。それは異なりたいということです。なのになぜあなたは同じ行動、同じ考え、同じ結果を追い求めるのでしょうか?

努力は必ず報われます。しかし同じような努力をしている人がいれば報われません。それは運の要素が絡むからです。

同じ努力なら他の人違うことをしませんか?それがあなたの社会的な存在意義につながると私は思います。

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それでは、また、水曜日に。

あどりでした。

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