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どっちが良い?で悩む人に理解して欲しい《カレーうどん》

昔、カレーうどんを食べた時に、
「これ、考えた人天才じゃん!」
そう感じました。

なんでそう感じたかと言うと、カレーが食べたいと思考した時に、最近ご飯ものばっかりだからお昼は麺類が良いな、と同時に思考しました。

そのときにカレーうどんというメニューを見た瞬間に「これ、考えた人天才じゃん!」
そう感じました。

今回はそんなお話です。

二者択一!じゃない

あなたは人生で何回迷いましたか?進学、学部選び、就職、転職、結婚。人生で迷った回数は数えきれないはずです。そのときはどうやって答えを決めましたか?

そんなとき考えるのは二者択一だったと思います。この会社に残るのが正しいのか?それとも転職を選んだ方が良いのか?こんな考え方だったと思います。

例えばこんなこともあります。

さくら銀行と住友銀行の就職を迷った人の話です。この人はどちらの銀行に就職するか悩んでいましたが、その数年後に両方の銀行が統合されました。つまり、どちらを選んでも同じ道になったのです。このように、二者択一の選択肢は、将来的には同じ結果になる可能性があるということを示しています。

他にも大学院に行くか?それとも就職するのか?で悩んだ際には4年間くらい働いて、それから大学院に行く、もしくは大学院にいきながらリモートワークできる環境で働くなどの選択肢もあったはずです。

でも私もあなたも、やるかやらないかで考えてしまいます。ゼロか100しか無いと思い込んでいるのです。こっちに行けば100点なのか、あちらに行けば100点なのか?で考えているのです。

なぜそんな発想しか生み出されないのか?

ピカソの発想法

それは、あなたも私も二次元で思考をしてしまっているからなんです。物事は多面的(3次元)のはずなのにです。

ピカソのアヴィニョンの娘を見たことありますか?ピカソは「『1つの視点から人間の視覚だけを使って見た世界』こそがリアルだ」という遠近法に疑問を持ちました。つまり「人間は、こんなふうに物事を見てはいないのではないか」と考えたのです。

新しい視点を絵画に持ち込むことを考えたピカソは、さまざまな視点から認識したものを1つの画面に再構築しました。それがピカソのアヴィニヨンの娘なのです。

正解だとされているものに疑問を持つ。それは新たな視点を見つけるということにつながります。昔から変革を起こすのは「若者、よそ者、バカもの」だと言われています。

視点を変えることが新たな正解を見つけることに繋がるのです。

新しい視点

新しい視点をあなたにも使いやすくなるための考え方を、3つの記事を引用して紹介します。

上記の記事によると、多角的な視点とは「物事の全体や本質を理解する上で必要不可欠な能力」であり、多角的な視点を身につけることで「行き詰まりを打開できる」「創造的な問題解決ができる」「新たな可能性を見出せる」というメリットがあると述べています。

この記事では、多角的な視点を身につけるための22個の習慣を紹介しており、その中の一つに「様々な領域に関心を持ち、情報収集する」というものがあります。

これは、自分の専門分野以外の知識や経験を積むことで、視野を広げる効果があるということです。例えば、あるIT企業の経営者は、自分の業界だけでなく、医療や教育、環境などの社会課題にも関心を持ち、様々な書籍やセミナー、ワークショップに参加しています。

その結果、自社の技術やサービスを社会的な価値につなげることができるアイデアを思いつき、新たな事業展開に成功しています。

このように、多角的な視点を持つことで、自社の強みや可能性を見つけることができます。

上記の記事よると、視野を広げるには、「普段出会わなさそうな人や、自分とは異なる価値観や年代の人と積極的に話す」という方法が有効であると述べています。

これは、他者の視点や考え方に触れることで、自分の思い込みや偏見を見直す機会になるということです。

例えば、ある飲食店の経営者は、自分の店の客層や嗜好を把握するために、自分とは異なる世代や職業の人とコミュニケーションをとることを心がけています。

その結果、自分の店に対する様々な意見や要望を聞くことができ、メニューやサービスの改善に役立てています。このように、視野を広げることで、自社の顧客や市場を理解することができます。

上記の記事によると、システム思考とは「解決すべき問題を『システム』のように捉え、多面的な視点で問題解決を目指す」という思考法であり、ビジネスを取り巻く環境が複雑になるなかで、真の問題解決につながる考え方として注目されていると述べています。

この記事では、システム思考の具体的な手順や例を紹介しており、その中の一つに「フィードバックループを描く」というものがあります。

これは、問題の原因と結果の関係をループ状に表現することで、問題の本質や構造を把握する効果があるということです。

例えば、ある不動産会社の経営者は、自社の売上が低迷している問題に対して、システム思考を用いて分析しました。その結果、売上が低迷すると、営業マンのモチベーションが下がり、顧客へのアプローチが減るという悪循環に陥っていることがわかりました。このように、システム思考を用いることで、問題の根本的な解決策を見つけることができます。

上記3つのような思考法を試してみてはいかがでしょうか?おそらく私もあなたも《正解を選択肢から選び出す》の思考から抜け出せれていないのです。

VUCA

これは教育の結果でしょう。今までの社会のように、上から与えられた選択肢の中で最善の道を選ぶ。これが最適解だった時代なら教育として正しいのですが、VUCAの時代と言われている今、つまり私とあなたが生きている時代では間違いなのです。

「VUCA」とは以下の4つの単語の頭文字を取った造語で「先が不明確で、予測できない」意味を持ちます。
Volatility:変動性、不安定さ
Uncertainty:不確実性
Complexity:複雑性
Ambiguity:曖昧性

そのような時代でX軸Y軸(縦、横)みたいな考え方ではうまくいきません。もっと平面的ではなく3次元で考えなくてはいけません。

昔から私は人の正解通りに行うことが苦手でした。こうすれば良いよ!というのはわかるのですが、理解してないことをそのまま行うことがすごく苦手なのです。

だから構造から教えてもらったり、自分で構造を理解するまで、まったくできない子になってしまうのです。わりとダメ人間ですね。社会不適合者の烙印を押されても仕方ないです。

しかし、どうやら中学生を過ぎたあたりから人間は、記憶するためには丸暗記ではなく、エピソード記憶でないと記憶を定着させることができない脳の構造になるようです。

だからこそ多面的に見たり、疑問を感じることが大人になればできるようになるのかもしれません。

しかし、私もあなたも二者択一思考(二次元思考)に慣れすぎてしまっています。良い悪いだけでなく、真ん中のまぁ良いとかまぁ悪いもあるはずなのにです。

悩みの解決3選

だから3つあなたに伝えたいことがあります。

二者択一の選択肢は、将来的には同じ結果になる可能性があるので、あまり悩まないでください。

どちらの銀行に行こうか?と悩んだ時に統合する可能性があるように、複数の可能性を考えた時結局同じことになる可能性は大いにあります。

だからこそもっと多面的に考えて、銀行で何がしたいんだっけ?これなら営業の道もあるな、とか。M&Aの会社に行くのも良いな、とか考えてみても良いのではないでしょうか?

二者択一の選択肢は、両方を選ぶことができる場合もあるので、自分の頭の中の制限をなくして、自由な発想で考えてみてください。

例えば会社を辞めてこの仕事をやってみたい!って時には今の仕事を続けながら副業で初めてみる、って可能性も考えてみてください。ゼロ100で考えないでください。

業種を変えたいと思ったとしても、今の仕事の行っている業務は変えずに業態だけ変えるという選択肢もあります。制限しているのは頭の中のあなただけです。一度制限を取っ払って考えてみてください。

二者択一の選択肢は、もっといい選択肢が存在する場合もあるので、一旦時間を置いて、優先したいことを整理したり、再度リサーチしたりして、他の可能性を探ってみてください。

早く決めることが正義!の時もありますが一旦寝かすという選択肢もあります。もしかしたら転職したいと思って転職した瞬間に社長が変わる、M&Aで買収されて全然別の会社になるなんてこともありますからね。

二者択一で選択肢が思いついた時は第3の選択肢を無理矢理思いつく練習をしてみてください。

例えば、カレーが食べたい!けど麺類も食べたい!という時には第3の選択肢カレーうどんがありますからね。釜玉明太うどんという選択肢も微レ存です。

選択肢が広がるということは、生きやすくなるのとおんなじことです。貧すれば鈍する。あなたの選択肢が2つの時は一か八かで考えています。3つ以上の選択肢を持つことこそが3次元で生きるということです。

縦横の平面でなくもっと3Dで考えましょう。人生はオープンワールドです。2D横スクロールのゲームから早く脱却しませんか?


それでは、また、次回。

あどりでした。

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