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知識と教養の差を自覚しよう

皆さん「膾炙」という言葉を知っていますか?
かいしゃと読みます。
人によく知れ渡っていて、持て囃されているという意味だそうですが、
正直言って、膾炙という言葉自体が既に死語寸前の
殆どの人が知らない言葉だと思います。

そういう言葉を使う人をどう思いますか?

僕はバカだと思います。
頭の良い人は難しい事を相手にわかりやすく伝える能力があります。
なので膾炙などという言葉を使うこと自体が頭が悪いというのが
僕の印象です。

わかりやすく言うと会議の席でやたらエビデンスとか横文字を
使いたがる人が居ますよね?
意識高い系気取りというやつです。
普通に根拠と言えば伝わるのにエビデンスなんて言葉を使いたがるのは
自分の知識をひけらかす頭の悪い行為です。
膾炙も同じで、周知されているなどいったわかりやすい言葉を使えば
良い事を、相手の事を考えずにマウント取りのために使っているのです。
言葉選びの目的が相手との交流ではなく
自分の快楽になっているわけですね。

こういう人は知識はあっても教養が無い人です。
相手の事を考えずに自分の心地よさの為だけに言葉を選ぶ人は
想像力の無いアホです。

こういう人はいくら本を読んでも知識だけ積み重なって
教養は得られません。
そもそも本を読むのは教養を得る為なのに
教養を置き去りにして知識だけを積み重ねる本末転倒な事です。

この動画は大学教授で心理学の権威と言われている方が
自己愛性人格障害であったエピソードが見られます。
僕はこれを見て驚きましたし、身につまされる感覚に襲われました。

これはいくら努力してもいつ自分が教養のないバカな状態になっても
おかしくはない怖ろしい事例です。
コインの裏表のように、物事の本質を見誤ると教養を得るために
行ったはずの努力が一気に無駄になります。

読書家であるという自負が一歩間違えれば驕りとなって
自分の人格を台無しにしてしまいます。
そういう危機感を常に持っていないと、教養のある人にはなれません。

僕もある程度の読書はしてきましたので、普通の人以上の語彙力は
あると客観的に考えても思います。
この自負が危ういのです。

今書いた「危うい」という言葉も読めない人はほぼ居ないと思いますが
単純に「危険」という言葉を選んだほうがよりわかりやすいでしょう。

知識の扱いを間違えれば奈落の底へまっしぐら。
読書や努力、勉強が好きな人は常にこの頭の良い人と悪い人との
境界線を綱渡りしていると思ったほうが良いです。

自分の発言は相手の事を考えない言葉遊びになってないか
常に気を付けましょう。
大事なのは相手の気持ちを考える想像力です。
想像力を養うために知識を得るのだという
物事の本質を見誤れば、馬鹿一人の出来上がりです。

それでは、

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