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ドバイで空中都市「Downtown Circle」のコンセプトが公開

AIXの本社が入っている世界一高い828mのビル「ブルジュ・ハリファ」にその周囲をグルっと囲む新たな建築物「DOWNTOWN CIRCLE」が発表された。
内部は住宅街、公共、商業、文化施設が5階層に分かれており、「スカイパーク」や「グリーン ベルト」と呼ばれる緑地も整備される予定。そこでは砂地や沼地、滝などの自然が再現され、熱帯植物などが生態系を作るようです。

コンセプトはドバイの建築事務所であるゼネラ・スペースが発表。
ゼネラ・スペースによると、斬新な形態のダウンタウン・サークルには、乱立する既存の高層建築の問題を解消したいという意図が込められているという。世界各地の大都市では高層ビルが次々と建てられているが、これらはそれぞれ独立した建造物となっており、その大部分は閉ざされた空間だ。住民やオフィス勤務者たちは建物内で多くの時間を過ごし、都市環境や自然から切り離された生活を送っている。

ダウンタウン・サークルはこうした問題点を解消するひとつのアイデアとして、一体となった巨大な都市を上空に展開するコンセプトを打ち出した。5層のうち1層は、スカイパークと呼ばれる広大な庭園になっている。人工的な森林のなかを遊歩道がめぐり、人々は歩いてほかのエリアへと移動できる設計。

パークでは自然光を浴びることができ、外壁越しにドバイの街並みを見下ろすこともできるという。コンクリートと砂嵐にまみれたドバイにあって、植物と新鮮な酸素に触れられる貴重な安らぎの場所となりそうです。

最下層にはモノレール型の移動ポッドが吊り下げられ、環に沿って最高時速100キロで運行する。徒歩で行くには遠すぎる他地区へのスムーズな移動手段となるという。層として広がるスカイパークとあわせて、ダウンタウン・サークルでは水平方向への移動が容易となっている。垂直方向に展開し孤立してきた従来の高層ビルとは違った特性を実現するよう意図されているようだ。
もし実現すれば、大胆なデザインの高層建築でビジネスと観光客を惹きつけるドバイに、さらなる個性をもたらしそうですね。


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