銀ちゃん

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明日の君の記憶に僕はいない#4

#4 記憶の彼方にまた遥香の記憶が消えてしまった 家族や友人、自分のこと、僕のことをまた忘れてしまったのである 「あ…えっと…僕の名前は奏汰って言うんだ、で、君の名前は遥香、僕たちは付き合っているんだよ、そしてここ、今いるところが君のおうちの前」 軽く現状を説明した後、遥香の自宅の中まで案内し、その日はお開きとした 「じゃあ、遥香、おやすみ、また明日ね」 「はい…おやすみなさい…」 遥香の話し方が敬語に戻っている、記憶が消えているということに肩を落とす、だが今回のことで分かっ

    • 明日の君の記憶に僕はいない#3

      #3見知ったはずの知らない人朝が来た、遥香に会いに行こう、身支度を済ませ車に乗り込む 不安でいっぱいになりながら遥香の家の前に車を止め、到着を知らせる 「もしもし、おはよう、今家の前についたよ」 「わかりました、今出ます」 そう短く会話を終わらせ、遥香が出てくるのを待つ 心臓か、もしくは胃がキリキリするようなギュッと締め付けられるような不快感を覚えながらいると、遥香が玄関の扉を開け出てきた 「おはよう、体調はどう?」 と声を掛けると遥香は 「おはようございます…奏汰さんですか

      • 明日の君の記憶に僕はいない#2

        #2 見知ったはずのもの「すみません、私、遥香っていうらしいんですが、記憶がなくて…」 そう遥香は言った 急にどうしたというのか、突然電話をかけてきたと思えば記憶喪失とは いったい何の冗談だ、夜中に電話で起こされ、出てみれば冗談を言われる カップルではあるがさすがに夜はゆっくり眠らせてほしいものだ 「まじか、じゃあ家族のことわかる?僕のことは?」 と軽くその冗談に乗るように質問してみた 「すみません、わからないです… でも奏汰さんが大事な人だっていうのはうっすら覚えてます」

        • 明日の君の記憶に僕はいない#1

          ※この物語りはフィクションで実際の人物、場所などは全く関係ありません #1 すべての始まり|夜も更け、みんなが寝静まる頃、月明かりがうっすらと入る部屋に耳障りな音楽とバイブ音が響き渡った 寝ぼけた顔でうるさくなるスマホを探すのはこの物語の主人公、奏汰(かなた)である ようやっとスマホを片手にとり、いやにまぶしい画面を除く、画面には奏汰の彼女、遥香(はるか)からの着信が来ていた 「はい?どうしたの?」 と、まだ意識がはっきりとしていない声で電話に出る 「あ…えっと…奏汰さん

        明日の君の記憶に僕はいない#4

          これから気ままに小説を書いていこうと思います

          初めまして銀海アデリと申します!! 元々はYouTubeやREALITYで配信をしていました! (今もマジで不定期ですが配信やってますよー) 今回、自分の配信の推しに勧められたのをきっかけに自分も何か書いてみたいと思い、自分の妄想を小説にしてみようと思います こんな妄想族の気ままな小説でよければ気長に待って読んでもらえたらと思います!! 現在妄想中の小説明日の君の記憶に僕はいない あらすじ 奏汰と遥香(かなた・はるか)、二人のカップルがいた 遥香には解離性健忘による記憶障

          これから気ままに小説を書いていこうと思います