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税務署とモメずに賢く相続するノウハウ

税務署とモメずに賢く相続するノウハウ⁈
そんなのあれば教えて欲しい。

GW最終日に身内の不幸があり、まさに現在進行形で遺産相続と諸手続きの対応中です。

こんな時、やはり頼りになるのはネットの知識より本です。
まずは一冊目。

『最新 一番よくわかる遺産相続と諸手続き』 野田裕美

この本は、帯に書いてある文言に撃ち抜かれて購入しました。
「2024年に相続税法が変わる!」

は⁈ なんというバッドタイミング。

2024年1月1日から、相続時精算課税制度を活用する場合には、年間110万円以内の財産取得に関しては贈与税・相続税ともに納税する必要がなくなりました。 これまでは納めるべき贈与税の申告義務もありましたが、年間110万円以内なら申告も不要です。 贈与者が亡くなった場合も同様で、贈与税も相続税もかかりません。

創業手帳

贈与税がかからなくなる変更。

年間110万円以内の財産取得であれば、累計2,500万円の特別控除を含めることもなく、贈与税がかからなくなったとか。

さらに2024/4からは、不動産相続で相続登記が義務化。法務局に登録免許税の義務が発生するとか。

あとは本の中でありがたいのが、スケジュール。
仕事でも全容と納期をつかんでおけば、恐るるに足らず、、

【7日以内】死亡届の提出と葬儀関連
【14日以内】社会保険・役所関連の届出・手続き
【なるべく早く】公共料金の名義変更や金融機関の手続き
【目安は3カ月以内】相続方法を決めるための調査
【3カ月以内】相続放棄・限定承認の手続き
【4か月以内】準確定申告
【6~8カ月以内が目安】遺産分割の手続き
【10カ月以内】相続税の申告・納付
【1年以内】遺留分侵害額請求
【3年10カ月以内】各種の税制特例を使える期限

続いての本は、こちら。
『相続は怖い (SB新書 651)』 天野隆

気になるのが、相続財産の評価方法。

富裕層でなくても、税務署はしっかりと見ています。KSKシステム KOKUZEI SOUGOU KANRI(国税総合管理、ローマ字⁈)が全国の国税局や税務署をネットワークで結び、納税者の申告に関する情報をどこまでもコンピュータで追跡します。

怖い税務署の税務調査、不動産の相続税評価額、建築基準法の接道義務など宅地の評価減、などなど。

税務署はプロですから、こちらも知識で対抗しなくては。そんな気分になる2冊でした。


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