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心理実習に行く前に気を付けないと危ない5つのこと(学部生向け)

はじめに

はじめまして、社会人Aと申します!
先日、医療機関での学部実習を終えましたので、これから大学学部での実習を控えた方向けに、「こういう準備しておくと良いよ!」「こういうところに気を付けた方が良いよ!」ということをランキング形式5つにまとめました!

自分はもともと数年間社会人経験がありましたが、医療分野とは全く関係のない分野だったため、実習に行く前は非常に不安で緊張していたのを覚えています💦
初めて行く施設で、どんな人がいるか全くわからず不安でいっぱいな方が多いと思います。そのような方向けに書いた内容になりますので、少しでも参考になれば幸いです!

注意事項

秘密保持の観点から、自身の実習先施設やクライエントさんについての情報は記載しておりません。
また、いち学部生の意見になりますので、絶対的なものではなく参考程度に読んでいただけますと幸いです。

実習時に気を付けるべきこと

第5位 施設の特性に合った疾患等の知識を整理・復習しておく

 基本的に学部での実習は医療機関がメインになります。大きな病院や小さなクリニックにおいて、診察や心理検査、デイケアの陪席など様々なものが想定されますが、基本的に実習は「見学」がメインになりますので、文字どおり「見て」「学」ばなければなりません。
しかしながら、何の知識もない状態で医療施設に行っても、その場で何が行われているのか理解できず、少し厳しい言い方をすると、【時間の無駄遣い】になってしまう可能性があります。
そのため、「基本的な精神疾患」、あるいは実習先で行われる心理療法などがある場合はその「心理療法についての知識」を整理しておくと良いと思います。

例えば、基本的な精神疾患についての知識としては、

・疾患名
・症状
・診断基準
・治療法
・評価尺度

等をまとめておくとよいと思います!

自分の場合は、うつ、双極症、統合失調症、不安症、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、限局性学習症、ボーダーラインパーソナリティ症、について上述の知識を整理しておいたおかげで、実習において「このクライエントさんの症状は、あの病気のこの症状かな?」など考えながら臨むことができました!

※実習とは直接関係ありませんが、2023年6月に発売された「DSM-5-TR」では、多くの病名が「○○障害」という表記から、「○○症」へと変更になりました。2024年2月現在移行期のため、学部のレポートや試験ではどちらの表記でも大きな問題にはならないと思われますが、今後学習する皆さまは、ぜひとも「○○症」の新しい表記で覚えられることをおすすめいたします👀

以上、第5位の「施設の特性に合った疾患等の知識を整理・復習しておく」でした!

続いて、「実習時に気を付けるべきこと」第4位は、、、


利用者からの投影に気を付ける(自身を常に客観視できるようにする)

です!!!


第4位 利用者からの投影に気を付ける(自身を常に客観視できるようにする)

第5位と急にテイストが変わってびっくりされたかもしれませんが、これは自身が実習を行っていた中で実感したことになります💦
どういうことかと言うと…

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