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【#26 銀座】精密検査と銀座の鰻

Additional time blues (ポッドキャスト番組📻)
番組音源は♬
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お便りは📩 ⁠⁠addtimeb@gmail.com

今回は参りました。
4月26日、ゴールデンウィーク前日の金曜日に肺への転移が判明しました。
前回の手術から1年半。予想を上回る転移の速さに街の喧騒も耳に入って来ませんでした。ただ、検査直後に集まってくれた5人の友人達の笑顔に救われた事は覚えています。

PET-CTで詳細に検査を

4/26にCT検査で右肺下葉の奥に12mm程度のがんが見つかりました。
そして、がんが本当に1つだけなのかをより詳細に確認するため、5/1にPET-CT検査を受けました。
PET-CT検査というのは、ブドウ糖が入った放射線薬剤を体内に注射してから行うCT検査です。がん細胞は正常の細胞よりブドウ糖を多く取り込むため、体内に投与した放射線薬剤はどんどんがん細胞に吸い寄せられていきます。
その状態でCT撮影すると、がん細胞周辺が光って写ります。

放射線を扱うため特別な部屋に隔離されます

「希望のない患者には手術はしません」

医師からは検査の前から「もし検査の結果、複数のがんが見つかった場合、医者としては他にも体内にがんが潜んでいると考えます。その場合、私たちは手術は行いません。なぜなら、手術というのは治る見込みがあるから行うものなので、希望がない患者には行いません」と言われていました。

残酷にも聞こえる言葉ですが、僕は「なるほどな」と納得しました。
がんセンターという所は、当たり前ですが患者は全員がん患者で医師は全員がん専門医という特殊な環境です。なので、こういうシビアな会話であっても ”言う方も聴く方も慣れている” そんな空気感があります。僕も動揺することなくすんなりと医師の話を受け入れました。

PET-CT検査の結果は1週間後

検査結果がでるまでの1週間でこの先の人生について考えなくてはいけません。そう思うと落ち込んる暇はありませんでした。
手術をすることになった場合、手術が出来なかった場合、それぞれについてシミュレーションが必要です。

ただ、落ち込んではいないといっても、急にこの先のことを考えられるほど冷静でもありません。
さしあたって美味しい鰻を銀座で食べることにしました。


Additional time blues(Podcast番組📻)
Opening曲:a day /Paddy
Ending曲:TWI-LIGHT /Paddy
Starring:
 ホッシー、リサ、ニコラス
(2024.05.1収録@銀座)


ニコラス・ケイイチ
元気ながん患者。2024年秋頃に生前葬をするのが当面の生きる目標
サポート戴けたら生前葬の費用として活かします




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