ビットコイン上昇と仮想通貨詐欺の回避
仮想通貨詐欺の手口と実例
最近、ビットコインが過去最高値を付け、それに伴いアルトコインシーズンと言われる、ビットコイン以外の仮想通貨の価格上昇が目を見張ります。
そうなると仮想通貨詐欺が増加してきます。詐欺の手口は多様化しており、巧妙な方法で被害者を騙そうとしています。ここでは、代表的な仮想通貨詐欺の手口と、実際に起こった事例を紹介し、被害を防ぐための対策について説明します。
1. 偽サイト・偽アプリ
手口
正規の取引所やウォレットに似せた偽サイトや偽アプリを作成し、ユーザーにログイン情報を盗み取る。
アプリストアに偽アプリを公開し、ダウンロードさせて個人情報や仮想通貨を盗み取る。
実例
2022年、偽の仮想通貨取引所サイトが作成され、約35億円の被害が発生した。
2023年、偽の仮想通貨ウォレットアプリが公開され、約10億円分の仮想通貨が盗まれた。
対策
公式サイトのURLをよく確認し、偽サイトにアクセスしない。
アプリストアのレビューや評価を確認してからアプリをダウンロードする。
二段階認証などのセキュリティ対策を有効にする。
2. 高利回り投資話
手口
「短期間で高利回りを実現できる」などの甘い言葉で投資を勧誘する。
実際には投資金を持ち逃げしたり、出金できないようにする。
実例
2021年、「1日で10倍になる」とうたわれた仮想通貨投資案件で、約100億円 の被害が発生した。
2022年、SNSで知り合った人物から仮想通貨投資を持ちかけられ、約1000万円 の被害が発生した。
対策
高利回りをうたう話には注意し、すぐに信じない。
投資する前に、事業者や投資内容をよく調べ、信頼できるかどうかを確認する。
金融庁の警告リストなどを参考に、詐欺業者に注意する。
3. 恋愛・出会い系詐欺
手口
マッチングアプリなどで知り合い、恋愛感情を利用して投資を勧誘する。
信頼関係を築き、高額な投資を持ちかける。
実例
2023年、マッチングアプリで知り合った男性から仮想通貨投資を持ちかけられ、約500万円 の被害が発生した。
2022年、SNSで知り合った外国人女性から仮想通貨投資を持ちかけられ、約300万円 の被害が発生した。
対策
恋愛感情だけで判断せず、冷静に相手を見極める。
知り合ったばかりの人からの投資話には注意し、すぐに信じない。
家族や友人に相談する。
4. ランサムウェア
手口
コンピュータウイルスに感染させ、データを暗号化して身代金を要求する。
身代金として仮想通貨を要求するケースが増えている。
実例
2021年、アメリカの石油パイプライン会社がランサムウェア攻撃を受け、約450億円の仮想通貨を支払った。
2022年、日本の病院がランサムウェア攻撃を受け、約1億円の仮想通貨を支払った。
対策
セキュリティソフトを最新の状態に保ち、ウイルス感染を防ぐ。
データのバックアップを取る。
ランサムウェア攻撃を受けた場合は、すぐに警察に通報する。
5. その他
空気コイン:実在しない仮想通貨を販売する。
ポンジスキーム:新しい投資家からのお金で古い投資家に配当を支払い、自転車操業を続ける。
有名人になりすまし:有名人の名前や写真を無断で使用して投資を勧誘する。
被害を防ぐための対策
最新の情報に注意し、詐欺の手口を知っておく。
不自然な点があれば、すぐに疑い、関係機関に相談する。
個人情報や秘密鍵を絶対に他人には教えない。
二段階認証などのセキュリティ対策を有効にする。
投資は慎重に行い、高利回りなどの甘い話には注意する。
まとめ
主犯格は、騙しのプロなので近寄ってはいけません。「私は絶対に騙されない」と思っている人が一番危ないです。相手は騙す事を目的としてきているので、あらゆる手段を巧妙に使って、信用させようとしてきます。おいしい儲け話は、富裕層しか知る事はできないので、一般人が聞くような儲け話はほぼ詐欺と思ったほうが良いでしょう。まだ知ってる人が少ないから今がチャンスだとかいうのは、金融庁にも認可されてない詐欺コインです。入金しても戻ってこないので、絶対に入金はやめましょう。
また、友人や知り合いが詐欺に騙されてしまっていて、有益な情報だと伝えに来る場合もあります。これが信頼できる友人だったりすると厄介なので、詐欺に対する知識を持っておくことが、身を守るために必要です。
参考情報
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