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わんこそばにときめかない人達へ

ARTBOOKTERMINAL
 TOHOKU2020
に行くというのは実は口実に過ぎなくて
ただただ行ってみたかったのだ
盛岡市まで
盛岡と言ったら
くどうれいん
ヘラルボニー
宮沢賢治
グルージャ盛岡
六月の鹿
これが私のモリオ観
須賀川市の複合施設「ラフラフ」で
昨年から行われているzine作りws(zineschool)
せっかく作ったZINEを販売し人目に
ふれる機会に参加しようじゃないかと
zineschoolに参加した面々が有志でARTBOOKTERMINALに出品したのがきっかけとなり
こうして盛岡への縁を繋げる
今年は前々から現地に行くって言っていたのだ
私もZINE作りに参加はしたものの
イマイチ自分が思い描いた
クオリティーにはならず
作った20部のうち半分は
そっと友人知人に配って
残りはおそらくラフラフのどこかに
眠っていることでしょう
zineschoolツアー
ツアーと言っても
現地集合現地解散のフリースタイル
昨今のコロナ渦の影響で
当初の予定から参加者が減って
3名
私はまず福島駅から新幹線で盛岡を目指す




行動履歴
座った場所を記録する
福島市から盛岡市まで約90分
自由席
仙台より北は未開拓の地 
どきどきする
超えたマイ最北端
車窓が物凄いスピードで流れていく
北上
新花巻
と目的地が近づいてくる
車窓を眺める
川が見える
パルクドアベニュー川徳が一瞬みえて遠ざかる
盛岡に到着
時刻は9時30分前
集合時間は11時
この90分で盛岡に来た目的の一つを達成しに向かう


パルクアベニュー川徳3階に
ヘラルボニーの常設店舗が出来たのだ
8月に
そうヘラルボニーを体感する事が私のミッション
先日クラウドファンディングで
アートマスクを購入したのだ
アートマスクは昨日届いたばかりだった
昨日
そう間に合った
今日に
川徳は10時から
まだ時間はあるし
町を歩こう
盛岡城跡公園を目指そう
目に映るすべてがフレッシュ


全く知らない
未知
道を行くには
まず歩くことから
道を知らずして走ることは出来ない
肌に馴染ませる
土地の空気
土地の息遣い
人の流れ
車の流れが
町の輪郭を浮かび上がらせる

福島にはないような気がする
感染症対策優良店舗ステッカーだろうか?
岩手県は最近までコロナ感染者が 
確認されなかった
凄いなぁと思う反面プレッシャーも
相当あっただろうなぁと
心中を想像する

盛岡城跡は
想像以上に大きく
さてどうしようか 
とりあえず天守閣跡を目指すのが筋であろうと
てっぺんに向けて走る 
目的地とそのルートが
はっきりしている走ることが出来る

朝10時前の公園の光景はピースフルだった
公園が身近な存在として根付いている事を伺わせる
啄木の碑
賢治の碑
文化的な
文化の町
文化
文化 
文学文学と脳内にポエジーがぶんぶんと
飛びかって言っている
なんじゃもんじゃ
を見つけて
これがなんじゃもんじゃ
くどうれいんさんの随筆かTwitterかで印象に残っていたのだ
なんじゃもんじゃは 
本当になんじゃもんじゃ

小走りで公園を巡り
パルクアベニュー川徳に引き返す
目標到着時間は10時10分
ここで誤算が生じる
パルクアベニュー川徳の営業時間が 
変わっていたのだ
お盆明けから
10時30分に変わっていたのだ
川徳に到着して人混みが出来ている
一階正面玄関の張り紙を見る
ちょうど24時間テレビの日
岩手めんこいテレビが玄関横で
ブースを展開している
20分
待つ
焦っても仕方ない
デパートの開店を待つ
デパートの人混みに紛れて開店を待つ
なんだか懐かしいような不思議な感覚

パルクアベニュー川徳はモダンな建物で
一階テラス席もなんだかおしゃれだった
デパートに集まっている老若男女
ろーにゃくにゃんにょ
にゃんにゃん言いがちな
4文字が当てはまる人達
10時30分
開店
みんな足早に入って行く
焦る気持ちを抑えつつ
気持ち足早にエスカレーターに向かう
自分も結局足早に行動している訳で 
人の事はとやかく言えないなぁ
3階紳士服売り場で降りる
左を見る
ヘラルボニーの世界が目に飛び込んできた
気持ち足早に
マスクの下はどうしてもちょっとニヤけてしまう
念願
一人のスタッフさんと目が合う
おはようございます
挨拶と挨拶を重ねる
アートマスクですね  
って言ってもらえる
ちょうど昨日届きまして 
今日はこれを身に着けて 
ここに来れて良かったです
タイミングが良かった
福島からやって来ました
そう福島から
私は目の前にいる 
このスタッフさんを多分知っている
声と髪型
会ったことはないけれど知っている
zoomartmuseum
ヘラルボニーがコロナ渦ステイホーム
だからこそアートに触れる機会を

オンライン上に美術館を展開させていたのだ
その時のナビゲーターのフカザワさん
フカザワさん(仮)はフカザワさん(本人)
福島と聞いてもしやとは思ったらやはり
です
私はシナモンです
実際の商品を目にする手で触れる
世界観は細部にまで
思いは細部に宿る 
よく見かけていた扇子のような団扇は
持ち手が丈になっていて思いの外軽い
そして紙がしっかりしている
直接手に取らないと分からない部分
ジャケットの裏側がアートになっていて
裏返して手に持って歩いても
華やかな印象になると思う

ハンカチの展示の仕方が立体的で面白い
ヘラルボニーを体感する

名残惜しいけれど10時55分
滞在時間およそ25分

朝から結局走ってしまって汗だく 
今日は走らないと決めていたのに
そしてまた走る事になる
時間に追われる
追われるたら走らざるを得ない
目的地までの道程はチェック済
ちょっと遅れるかも知れませんと
zineschoolメンバーにLINE
これから
CYGシーワイジーというギャラリーに行ってきます
※シグって読めなかった
お気をつけて
手を振り
エスカレーターで一階へ
玄関を抜けてそこから走る

神社の通り
鳥居を真っ直ぐ
じきに
ほら 
セブンイレブン
知らない町で
8月の真夏日に
全力疾走
場所が変わっても
スタイルは変わらない
見ざる聞かざる走らざる?
好奇心を原動力に変換して
ボーイミーツニューワールド




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