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AI使いたいビジネスパーソンは、速攻で、「少年チャンピオン」を買いに行け! マジです!!

AIを使って、ブラック・ジャックの連載が始まるというので、さっそく少年チャンピオンを買いにいった足立明穂です。

なめてました。これ、マジですごいです!!

あ、いや、漫画もすごいのですが、4ページの「TEZUKA2023ブラック・ジャックの全容を大解剖!!」が、大人必読です!


「この歳になって、少年チャンピオンを買うなんて恥ずかしい・・・」

そんなあなたは、キンドル本をゲットしなさい!!

この中の4ページに、AIをどのように使って、漫画を作ったのか、また、どこは人の手を入れて完成度を上げたのかが、めちゃくちゃ分かりやすく書かれています。

さらに、この4ページ、とてもよくできていて、漫画制作の話ではなく、ビジネスの話としても読める内容なのですよ。

ストーリーやキャラクター、そして、画像など、どのようにAIと人の作業を組み合わせていくかが、ものすごいビジネスのヒント!!

これを読まずに、「うちも、そろそろ生成AIとか、入れてみるかー」とかいうなよっていうようなレベル!!

この4ページに、どんなことが書いてあるのか、そして、それをどのようにビジネスにつなげるのか、そんなことを今回は、書いてみます。

とうか、書かずにはいられない!!w

そもそも漫画はどうやって制作する?

これが分かってないと、以下の内容も、なんのこっちゃ?になりますよね。

今回のブラック・ジャックを描くためには、4つのステップで作ったそうです。

  1. プロット生成

  2. シナリオ作成

  3. キャラクター制作

  4. コマ割り~ペン入れ

簡単に説明すると・・・

プロット生成

大まかなストーリーや主要な登場人物を決めていきます。
ビジネスで言うと、企画書レベルですね。
数枚の資料で、そのビジネスのプランや規模などが分かるようなことを書くのと同じです。

シナリオ作成

ストーリーに沿ったセリフや、場面の描写、設定などを文章で書きます。
ビジネスなら、企画書から事業計画に落とし込むようなレベルでしょうか。
どんなリソースが必要なのか、予算はどれぐらいか、また、条件や資格、許可などが必要なのかといったことを決めていくような段階ですね。

キャラクター制作

登場人物の顔や髪型、体格、服装などの原案を作ります。
ビジネスであれば、事業計画まで落とし込んだら、それぞれの役割を誰が担当するのか、担当者を決めて、プロジェクトへの人の割り振りを行う段階です。
場合によっては、外注や派遣社員、あるいは、アルバイトを入れるなども決まっていきます。

コマ割り~ペン入れ

人間の手で、これまでの素材から漫画の形に完成させます。
これは、ビジネスで言えば、計画ができて担当のアサインも終わってる状態。なので、いよいよプロジェクトが始動するってことですね!

とまあ、こんな風に考えてみたら、生成AIをどのようにビジネスに使っていけるのか、また、どこは人間がしっかりやらないといけないのかが分かってきます。

AIの学習データが非常に重要!!

TWZUKA2023ブラック・ジャックでは、「手塚治虫」らしさを出すことが求められます。そのために、手塚治虫の漫画データを学習させます。
いや、正しくは、手塚治虫作品のみを学習させるのです。
他の漫画や物語が入り込むと、もう、それは、手塚治虫ではなくなってしまいますから。

ビジネスにおいても、この点がすごく重要です。

例えば、今のChatGPTなどをそのまま使うには、膨大な情報を学習して、さまざまなことを流暢に答えてくれるのですが、一方で、あなたのビジネスのことを知っているかというと、具体的には知りません。

もちろん、情報としては、さまざまな職業や職種のデータは持っています。しかし、あなたの会社、あなたの取引先などのことは何一つ知りません。

このことをわかっておかないと、期待してChatGPTに質問を投げかけても、的外れな回答ばかりになってしまいます。

来年からは、それぞれのユーザが独自の学習データを提供して、AIがそれを読み込んで、よりあなたに適した回答をしてくれるようになるでしょう。

余談ではありますが、そうする場合には、外部に出したくない情報をどうやって制限するのかが課題になります。今の状態で使うと、学習したAIを他の人も使えるようになるから、ひょっとしたら競合相手にAIを使いやすくしているということにもなりかねません。

言い換えると、あなたの今のビジネスで、AIに提供するためのデジタルデータがあるのか?が最初のハードルになってきます。

社員の経験によって判断されるような情報が多いと、いくらAIでも学習できないから、力を発揮してくれません。

でも、安心してください。それは、やり方次第で、AIに学習させることもできます。

人間がどこを担当するのか、AIに何をやらせるのか?

ここも大事なポイント。

AIツールを、魔法の杖のように勘違いしてしまって、なんでもかんでもできると思っている人、少なくありません。

今回のTEZUKA2023ブラック・ジャックでも、AIにできることと、人間が手を動かすところを明確にしています。

この辺の線引きを曖昧にしていると、グダグダになって、思うような結果が得られません。

後から、「え? これって、AIでできるんじゃないの?」とか、「そんな作業、なんで人間がやってたの?」とかになってしまいます。特にAIは作業は素早くこなすので、その結果を確認するのに人間が追われるようになってしまうこともありえるのです。そうなると、今まで以上に作業負荷が増えて、「AIで仕事が楽になるって聞いてたのに、ぜんぜん違うじゃん!」となって、誰も使いたくないって思ってしまいます(^^;

そうならないためには、まず、現状の業務を見直して、そもそも必要のない作業をやっていないか、マニュアルがあってもそれが実体と合っているのかなど、しっかり調べてから、AIとの作業分担を決めるようにしましょう。

AIに任せるのではなく、AIをアシスタントのように使うことから

TEZUKA2023ブラック・ジャックの手塚眞さんが、言ってたことがとても印象的でした。

「AIはツールと思っていたが、途中から、何かもう一人のパートナーがいるような感じさえした」

まだまだ人間が手を加えないといけないけれども、想いもつかないようなアイデアを提示してくることもあって、重要なことを教えてくれるパートナーのような感覚になったそうです。

このような姿は、数年後、当たり前になっていることでしょう。

だからこそ、今から、あなたのビジネスのどこをAIに任せるのか、あなた自身は、どこをやるのかを見据えていかないと、あっという間に、AIに指示される側になってしまうかもね・・・

あなたの会社で、AIをしっかり使って事業展開したいのなら、まず、今回の少年チャンピオンの4ページの特集を読むところからスタートしましょう。

たった4ページを読むことをやらないというのなら、AIを使うなんて妄想は捨ててください。役に立たないAIツールを売り込まれて、浪費するだけになりますよ!

少年チャンピオンの4ページの特集を読んだ上で、自社の事業にとりれるのに、どうすればいいのかって考えるときは、ご相談にのりますよー

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