Velo 第59回 JSON オブジェクトを利用する
ドキッとする名前ですが、JavaScript Object Notation を提供するオブジェクトのことです。
データを交換するための記法を提供します。
記法はオブジェクトリテラルに似ていて { "key" : "value" } を使います。
ただし、囲み記号は必ずダブルクォーテーションでなければいけません。
文字列、数値、論理値、配列、オブジェクト、null が対応する型になります。
value の方は数値、論理値、配列、オブジェクトなどはクーテーションが不要です。
JSON.stringify( ) と JSON.parse( )
JSONオブジェクトには、JSON.stringify( )、JSON.parse( ) の2つのメソッドがあり Velo でも必要になります。
JSON.stringify( ) はオブジェクトを JSON記法の文字列にする関数で、JSON.parse( ) はJSON記法の文字列をオブジェクトにする関数です。
下図をご覧下さい。obj を JSON記法の文字列に変換したものが json です。数値、論理値、配列、オブジェクトはダブルクォーテーションで囲まれていませんが、他は全て囲まれています。
また戻り値全体にシングルクォーテーションがついて文字列になっています。
逆に json をオブジェクトに変換すると文字列以外はクォーテーションが外れています。
Velo wix-storage
Velo で JSON を使うきっかけの一つは wix-storage です。
例えば session では文字列と数値しか運べません。
しかも取り出すときは全て文字列として返します。
このことから逆に、wix-storage はページ間通信と考えればいいのかも知れません。
移動前のページで session にオブジェクトを JSON.stringify( )を使って渡します。
移動後のページで session からオブジェクトを JSON.parse( ) を使って貰います。
プレビュー
コンソールには貰ったオブジェクトが表示されています。
ページには JSON型式のオブジェクトが表示されています。
Velo開発のご依頼はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?