もうソロソロいいよね…ピンクリボンかがわ県のトークイベントに登壇します
私が乳がんに罹患した2007年、当時はまだまだガンを隠す時代でした。
この先どうしたら良いのだろう?
生きていけるのだろうか?
どんな治療を選べば良いんだろう?
というような悩みを打ち明け、情報を得る場所といえば、同じ病気に罹患した人たちが集まる「患者会」でした。
比較的若いときに発症したので(若年性ではないけど)、若い方達が中心になって活動する患者会に入ったんです。
私は積極的に活動をしていたわけではないけれど、そこでもらう情報は、世の中に出回って無いものも多く(今のようにネットで何でも検索できなかったし)、とにかく色んなことに助けられてきたんですよね。
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一番困ったことはというと、下着のこと。
そうブラジャーです。
生きていく力を得るために、私にとって必要なのはピラティス始め、スキーや登山という運動でした。
当時、それに適したスポーツブラというのがなくてですね。
いや、正確に言うと、あったことはあったのですが、○コールさんのものが一着。しかも胸全体をバシッと覆い尽くすもので、決して「オサレー」とは言い難いものでした。
ほとほと困り果てた私でしたが、いろんな方の暖かいご縁のおかげで、乳がん患者さんがまた輝くために、という願いをこめたスポーツブラの開発に関わることになったのです。
そのスポーツブラのおかげで、身体の中心がわかるようになり、そして動きが広がってくれてどんどん元気になっていくことができました。
術後の身体の変化やそれに対するリハビリ、ガンという烙印を押された心に向き合うために取り組んできたことetc.
私の経験が少しでも役に立てば…と奮起して、そのスポーツブラのことやリハビリのことをセミナーという形で伝え始めていました。
その時代に、ガンをカミングアウトして、なおかつ色んなことを発信するというのは、相当勇気が必要でしたし、正直がんばったと思います。
転移や再発への恐怖を常に抱えている状態で、「こんな私で良いのだろうか」「またガンになった時に、この発信はどうなるのだろうか」と葛藤していたから。
けどですね、いろんなことを言う人って必ずいる訳で。
中でも一番ショックだったのは、「売名行為だ」と陰口を叩かれたこと。
それを聞いたとき、私は活動をやめました。
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そんな背景がある私ですが、さすがに17年もの月日をなんとか生き延びてこれて、しかも元気にいろんなことにチャレンジしてこれたので、そろそろその呪縛から逃れても良いのかなと思いまして。
ガン治療の真っ只中、多くの時間を過ごした「香川県高松市」で、「ピンクリボンかがわ県」さんのトークショーに登壇させていただくことになりました。
一ヶ月ほど前に「企画展」への参加をお知らせしましたが、同じタイミングでの開催です。
参加料は無料です。
zoom配信もあります!
詳細&お申し込みはこちらからお願いします↓↓
企画展から何から何まで精力的にサポートしてくれている、SAYURIさんが窓口です。
企画展では、期間中に写真展示と(多くは日本と世界の自然と山岳写真になります)コトバで、「心と身体の軸を作り、健康に生きていこう」との願いを表現します。
お近くの方や、少し遠いけど旅行がてら高松へと思う方も、ぜひぜひお越しくださいね!
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