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小さな優しさを渡す

昨日、母とお出かけ中、
電車内でとても幸せな出来事があった。


ちょうど目の前の席が2つ空いた。

「あれ、、、、確か。」乗車する際、カートを押した70代後半くらいの女性の姿を思い出した。すぐさま後ろを振り返ると、やはり立ったままの女性の姿があった。

「こちらもし良かったらどうぞ。」とお声がけすると、「本当にありがとう」と、とってもとっても嬉しそうに座ってくださった。


わたしはそれだけで嬉しかった。嬉しそうなお顔を見られるだけで幸せだ。体調が優れなかったのもあり、余計に嬉しかった。むしろわたしのほうこそ、ありがとうなのだ。



電車でたまたま乗り合わせた優しいひと。
頂いた優しい笑顔と優しい言葉には、疲れた身体、そして心までも癒す力があった。


しばらくして女性が降りられる際、「本当にありがとう。」と改めてお声をかけてくださった。思いがげずのお言葉に、本当に胸がいっぱいになった。



ほんの小さな優しさが、とてつもなく大きな幸せとなり、自分に返ってくることがある。



いつも優しさを渡せる人間でありたいと、強く強く思った。
たとえそれが、もう二度と出会うことのない、一期一会の関係だったとしても。




いつも優しさを渡せるあなたに、
とてつもなく大きな幸せが訪れますように。


いつもみんなに
たくさんの優しさを渡してくれてありがとう。

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