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[映画ログ]Aravinda Sametha Veera Raghava(アラヴィンダとヴィーラ)

Jaihoにて日本語字幕で鑑賞。ありがたやありがたや。3回見終わって4回目を音声だけ聞いていたところ半分くらいで終わってしまった。常時配信期待したいです。

★総評


ファンクションものというからどれだけ重苦しいのかと思ったら案外軽いタッチでさらさらとおいしくいただけた。
シナリオはヒロインの存在感をどうするか落としどころに腰が据わらないままタラクさんのタフさで突っ切ってしまったかんじがあり、もうちょっと洗練させることができたのではないかというところはあるが、ラーガヴァという指導者(タレイヴァー!)たる男にアヴィがどう影響を与えたか、つまり主観は徹頭徹尾ラーガヴァで、アヴィは客観、アドバイザー、ゲストだったというところを踏まえると、まあこんなもんかなというかんじもして、ヒロインの扱いが悪いとまでも思わなかった。
とにかく穏やかで知的な男が虎になってしまった、その苦悩を演じきったタラクさん、おみごと。
ハードなお話なのでシナリオの本筋とダンスシーンを絡めるのに苦労したようにも予想できるけれど、ダンスでのラーガヴァが一番人間らしいのがいいなと気づいて、見るたびに好きになる。ダンスは感情表現だからそれでいいのだ。振りは相変わらずえげつないけど!!

★こまかいこと


ネタバレだらけですが細かいので逆にわからないかもしれません。やはり一度見ただけではわからなかったことがたくさんあり、自分の理解促進のためにメモをとったら解像度が上がって好きなところがたくさん見つかりました。
・スニールさん!(出てるの知らなかったのでうれしかった)
・後半でラーガヴァが話に行く感じの悪い黒髪めがねの政治家は与党=バシ・レッディの後援者で、名前はクリシュナ・レッディ。初登場時は隣にバル・レッディもいる。(散弾銃持ってませんか、ねえ)白髪眼鏡の政治家は野党の人、つまり政治家ふたりも敵対関係にある。白髪眼鏡の名前はスバルシャン・レッディ。同じジャーティということかな、しっくりくるな
・5ルピーの賭けのときバシ・レッディは洋服を着ていた…当時のおしゃれな服装、最新の車…現在ではクルタとドーティ。抗争がはじまったときから時間が止まってしまったみたい。顔の傷はラーガヴァのおじいさんにつけられた。 
・ラーガヴァ到着時、バル・レッディは駅、バシ・レッディは途中で待ちぶせし、パパは駅に着く前にむかえにいった。だからバル・レッディは抗争への到着が遅かった。
・パパの車のナンバーは5555。トヨタ車…?襲撃されても走れます!詐欺にあいかけた車はフォードの方、運転席に岩が直撃してドライバーが死んでるので、ラーガヴァがフォードの自分の車を運転してたら危なかった。フォードのナンバーは8659
・お父さん=ナイナ? 若旦那=チンナィヤ?
・ラーガヴァが列車から降りるときシャツから胸毛見えてますが…その後シャツを脱いだ瞬間に消えた…剃らなくていいと思うんですけどもね…再度シャツをきたシーンではまた生えてきてて、おうちについたらしっかり生えてる。つるつるシーンが不自然に見えるなあ…
・スバドゥがお父さんを殺した実行犯でラーガヴァに腕を斬られた。ラーガヴァがまさにその相手を許したことで憎しみの連鎖が断ち切られたはず…そりゃあ転ぶわ
・バシ・レッディの車は白いクラシックカー 古いものがすきなのね…
・上半身裸で走るタラクさんの大胸筋の躍動 ごちそうさまです!
・シートベルト…後のお母さんの歌ではお父さんに思うところあったみたいだけどお父さんのことも本当に大好きだったよね…
・葬儀のときのお顔…「タラクさん」本人がまさにこの顔してるのをこないだみちゃったのがもうほんとなんもいえない
・身重の奥さんのシーン、確かに未亡人たちは赤いビンディをつけていない。白いのはつけてるけどあれはビンディではないのだろうなあ。なんなんだろ。
・アヴィのパパ、殺人未遂犯で(ソフトとはいえ、)ドラッグやってるやつに娘の送迎させるのまじでわからん。洋服からして最低3日くらいやらせてる…判決がまずいことになってるのに娘の行き先まで大公開するとか本当に意味がわからん。コメディアンシーンは好きだけど弁護士役はものすごくいただけない。
・ニーランバリは女の人の名前なのね…チャランくんの歌のイメージ
・アヴィとの出会いのシーンのラーガヴァかわいい顔してるけど即虎になる。アヴィはおばあちゃんと同じことを言ってたのね…それだけで守る理由になるね。アヴィも安直に助けを求めないのがいい。完全にパッパが悪いけどちゃんと自分で平和的に解決しようとしている。一切悪いと思ってないけど謝罪から入っている。なおかつ、追い払った後即恋(とダンス)が始まるんじゃないのがよい。(スペース!)
・スナンダちゃんもいい子よね…姉妹二股にならなくてよかったよう(インドそういうとこ信用ならない)
・レーダンディ!RRRでも言ってた!
・うししするラーガヴァいいねえ
・エンドゥク~!
・アラヴィンダがる~!(聞き取れたテルグ語をメモするBot)
・アナガナガナガ〜〜〜!!
海外ロケ感出しつつ「ハイデラバードですけど??」感も出してるのがうまい。よく見るとヨーロッパっぽいカットにはアヴィしかいないのよね。タラクさんが楽しそうに踊ってるのが何よりです。
・チンナィヤの訳がボスに変わってる~若旦那が旦那に昇格したのはわかるんだけど若旦那のまんまでもよかった気がする。
・スナンダちゃんバイク好きなのね~
・学級誌は間違い…確かに
・アナガナガ 昔々 きれいなテルグ文字ね…すてき 虎とかわいい鹿の顔がくるくると入れ替わるのが面白すぎる
・樹液は警察につかまってはいけないもの…なんで?薬に使うみたいだったけど…公共の木なのかしら
・バイヤ ナイナ ヒンディでもバイヤを使うのか、バイヤといったあの人はムスリムなのか…?
・ナラッパ・レッディの息子を殺せのシーンで黒髪の政治家がいる。襲撃のことも知ってる。そりゃあ後から涼しい顔で面談に出てこられたら怖いよね…
・荷物は勝手に枕にしてて本当の持ち主が困ってたやつやね かわいい顔でごまかさないで!!!
・ポモドーロはIT技術者のイメージが強いのよ…ラーガヴァはプログラマだったりしないのかしら
・ルンギをたくしあげた男たち~~!!!顔が!割と!いい! この辺からスニールさんというかニーランバリガルが完全にヒロインよね ダブルヒロイン
・男を犯した男の末路…?ここちょっとわからなかった
・バル・レッディの時計がゆるゆるなの気になる。息子はベンガルールにいるのも気になる…村から遠ざけていたのか。バル・レッディがだんだんかわいい顔に見えてくるのがこの後を知っていると辛い。お母さんに大切に育てられた善良な人っていうのが根っこだったんだろうな…
・お母さんの歌(Peniviti)を聞くのがスナンダちゃんなのがうまくない気がしてしまう。これはアラヴィンダに聞いていてほしかった。そしてこれも歌はカーラ・バイラヴァ!!タラクさんのプレイバックはカーラさんが多いのかな。タラクさんの歌う芝居がうまいのだよなあ。幸せなパパとママ~~~!!!ノールックギターキャッチ!楽器を濡らすな~~!!
・エンドゥク(!を付けられないところ…)
・妊婦さんだった人、半年経ってるしお腹もう大きくないよね、無事生まれたかい??
・復讐は鎌だよね~~~~!!!バル・レッディはお父さんのことも大好きなだけなんだよなあ…お父さんを殺されかけたから怒り、お父さんを救いたかった。ナラッパ・レッディはなぜ2人殺してしまったのか…戦わないものに平和を望む資格はない 暴力による戦いではなく、ね アヒンサー!!!
・指導者 タミル語だったらタレイバーだったとこだよね… Mersalでも同じようなことを言ってた ひと世代にひとり ヴィジャイさん見た後だとタラクさんまだまだかわいく見えるわ 血を飲み干す虎 そんなに背負わせないでくれ…
・REDDY IKKADA SOODU!
グレーのロングTシャツと黒ドーティ黒スカーフの組み合わせは大変よろしいですね!!!男性ダンサーのゴールドとブラックで露出多めのコスチュームも大変によろしい。スタイリッシュ。しかしバックダンサーより!メインダンサーが!圧倒的にうまい!!!(プロのバックダンサーを従えてればメインダンサーはサビだけ覚えれば形になるモンです…日本だとそういう対応が普通だと思うんですけど。思うんですけど!!)後半のグレーのドーティもよろしくてよ~~~!!!(こっちはサルエルパンツかもしれない)アヴィが勝ち気なキャラのまま煽ってるのが大変にすてき。ずっと難しい顔で悩んでいるラーガヴァがダンスでは表情豊かなのがうれしい。たとえ顔にでなくても感情は動いているのよね
・お肉食べないおうち~~ルドラクシャのネックレス~カースト高めしぐさね~~ 
・変化を嫌うのは変化を恐れているともいうよね…自分が殺されるのが怖いから相手を殺す、それは永遠に終わらない
・バシ・レッディも殺されに来たよね…そらそうだ、致命傷は既に負ってる。バル・レッディを殺した時点でバシ・レッディの方が詰み…殺されることでファクションを守るために来たようなものだ。一方ラーガヴァお目目きれいね…きらっきら。
・ニーランバリガルめっちゃ景気よく刺されてるけど助かってよかったよね…
・チンナイヤ!許されたことでスバドゥはラーガヴァに忠誠を誓った だからスバドゥを守らねばならない 死人は変化しない もうこれ以上若者を殺させない 
・ラストの歌はお父さんのお葬式の歌に似てる。バシ・レッディの奥さんには殺したことを告白している。隠蔽と出馬を最終決断したのは奥さん。ビンディとジャスミンの花飾りは寡婦としてふるまわないことの証。ラストシーンは変化へのはじまりという意味で不変を望んだバシ・レッディの葬儀である。この女性を褒めたたえるラストシーンにアヴィが微笑んでくれていたらよかったよね…政治家連中は叔母を擁立しようとしていたのにバシ・レッディの奥さんに「何が分かる」と言ってしまうのはあかんね

★むすび


ラーガヴァ幸せになってくれ~~~~~!!!!!


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