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【雑記】FF7REBIRTH、もしかしたら自分には合わないないかもしれない

2024年2月29日の発売から2ヶ月超、ようやく生活のほうが落ち着いてきたので少しずつですが本腰を入れてプレイし始めている「ファイナルファンタジーVII REBIRTH」(以降「今作」)。
現在第4章、ジュノンエリアに突入して少し遊んだあたりの段階なのですがちょっと個人的に気になる点が多く出てきており、いつもならクリア後にまとめてレビューを書くのですが、このモヤモヤを抱えたままプレイし続けるのがしんどいので一旦ここらで吐き出しておこうかなと思いキーボードをバシバシ叩いている次第です。


はじめに

まず、大前提に私はFF7シリーズが好きです。
原作のファイナルファタンジーVII(無印、インターナショナル版)はもちろん、「ファイナルファンタジーVII REMAKE」(以降、「前作」)はプラチナトロフィーを取るまでやりこみましたし、コンピレーション作品もBC以外はすべてプレイないし視聴済みです。
エバークライシスに関してはクローズドβテストのときにプレイしてそれっきりですが・・・
それを踏まえたうえで少し語らせてください。

今作の良いところ

BGMが非常に良い。

というかオリジナルの時点で良いBGMなのに、それを浜渦さんがアレンジして良質BGMにならないわけがないんですよ。私は浜渦サウンドが好き。

レッドXIIIが可愛い

犬かきして泳ぐレッドXIII可愛い。
絶対不要なのに気持ち悪い体制でチョコボに乗ってるレッドXIII可愛い。
何か技使うときに「注目だ!」とか言うレッドXIII可愛い。

以上2点、ぶっちゃけ現時点で私が感じている今作の良いところってここだけなんですよ・・・

今作の個人的に悪いところ

注意なのが、あくまで「個人的に」であるというところ。
人によっては全然気にならない点かもしれないし、むしろ良い点かもしれないところをつらつらと挙げていきます。

グラフィック綺麗すぎて酔っちゃう問題

ワールドマップに放り出されてからカメラを回して周囲を確認していると車酔いのような感覚に襲われることが多々あります。
もともとクソ雑魚三半規管の持ち主なので(FPSとかすぐ酔ってしまう)ある程度カメラの感度は調整しているのですが、それでも駄目。
戦闘中は風景じゃなくてモンスターを見ているので、むしろカメラがぐるぐる回っても酔わない不思議。
コレのせいで長時間プレイが非常に難しくなっています。
何か「綺麗すぎて脳が現実と区別つかなくなっている」という話らしい。
しまいにゃゲーム内で遠くを見つめながら深呼吸をする有り様。

しかも、確かにCGはめちゃくちゃキレイなんですがPS5で出ている関係で「ずば抜けてキレイ」という感動が薄いんですよね・・・
CGの美麗さで戦えなくなったら何で戦うんだスクエニ。

キャラに対してカメラが近すぎ問題

前作からそうだったような記憶がおぼろげにあるのですが、カメラに対して操作キャラが非常に近いんですよね。
一応3段階で距離を設定できるのですがそんなに変わらないっていう。(一番遠い設定でプレイしてます)
等身の高いキャラが画面一杯に映っているのでちょっとしたアクションで動くカメラの距離がすごくて上述の通り目が回っちゃう状態。

モンスターの配置が雑すぎ問題

フィールドに出て思ったこと。
まずは「うわぁ・・・」と、綺麗さに息を呑みました。
さて、次、「あれ?モンスターいなくね?」と。

なんかね、FF11やFF14をプレイしたから余計にそう感じるんだと思いますが、まじでモンスターが少ない。広大なエリアに対してポツポツと点在するような状態で、しかも大半が街道沿いにいます。
要はストーリーを進めるために道に沿って進んでいくとある程度モンスターと戦闘が発生するけど、少し探索や迂回をするために道から逸れるととたんに戦闘が発生しなくなります。
まぁこれは序盤エリアだから敢えてそうしている可能性もありますが・・・

1エリア内のモンスターの種類も少ないし生息域にも特に統一性が無いです。
例えば「川沿いに魚のモンスターがいる」とか、「廃村にゴブリンが住み着いている」とか、そういうのがありません。
A、B、Cの3種類のモンスターがポツポツと適当な組み合わせで(街道沿いに)配置されている、という感じ。
なんというかせっかく綺麗な世界が表現されているのにモンスターが「ゲーム進行上の舞台装置」でしか無いんですよね。

例えばサブクエ関連で「電波塔周りはモンスターがいる」という設定が語られるんですが「なぜ電波塔にモンスターがいるのか」という説明がありません。「電波塔を好む特定のモンスターがいる」というわけでもなく、ただ各地のモンスターが電波塔周りに2、3匹いるだけ。つまり、「サブクエを進行させるための壁にしたいから電波塔にモンスターを配置している」というだけ。

FF16のときは感じなかったので今作のモンスター配置の雑さは顕著な気がします。

チャドリー関連ウザすぎ問題

正直サブクエやるのためらうレベルでウザいです。ウザい通り過ぎて気持ち悪いです。まぁこのサブクエやらないと本筋の難易度に影響してくるのでプレイせざるを得ないんですが・・・(必須ではないけど)

まず、ものすごくテンポが悪い。
チャドリー関連のイベントポイントに到着したときや何らかのアクションを実行したときにいちいち通信が入り、その間操作ができなくなります。
しかもひとつひとつのセリフが長い。

バトルシミュレーター内で装備やマテリアの付替えができないのも非常にマイナス。
例えばタイタン戦で負けた結果「風属性の攻撃をすると良い」ことがわかったり「接近して戦うのが難しい」と判断した際にバレットを軸にしたマテリア配置をし、かつエアロのマテリアをメンバーに装備させたいと思ったときにいちいちバトルシミュレーターを終了しないといけません。
さて、じゃあバトルシミュレーターを終了して装備を変更し、いざ再戦しようとしたら──チャドリーが「なんか最近レポートの提出滞ってなーい?w世界一の何でも屋さんが依頼を忘れるわけないよな〜?wwまじでしっかりしてくれよ〜?www」みたいなことを延々喋り続け、その間チャドリーに話しかけることができません。馬鹿なの?
無意識に「ウッザ…」と声が出てしまいました。

やっぱりウザい

チャドリー"関連"としたのがMAIという存在。
正式名称は(興味がないので)忘れてしまいましたが、チャドリーが端末内に作った自分に似た姿の妹キャラみたいな存在です。なにそれ怖・・・

彼女は「討伐依頼」というカテゴリのサブクエ担当なんですが、コレがひどい。依頼の場所に近づくと「◯◯の変異種を発見しました!」と教えてくれます。まじでこれだけで良いのに、戦闘が始まると「このモンスターは◯◯が✕✕で、こういう生態をしているんですね〜」みたいなうんちくを突然喋りだします。うんちくが終わっても喋るのをやめず、何か実況っぽいことをしてくる始末。ちょっと黙ってくれないかな!!?
気が散るのでクラウドには今すぐ端末の電源を切ってもらいたい。

やっぱりうるさい

しかもこのうんちく、あとから見返す「モンスター図鑑」的な機能がありません。なにそれ。

チャドリー関連は世界観的にも浮きすぎで、FF7の世界観ってあくまで魔晄とマテリアによる半SF、半ファンタジーの世界なんですが、ちょっとSFに振りすぎなんですよね。ホログラムが表示されて、謎の光であらゆるものを解析し、世界各地の電波塔の起動鍵になっている携帯端末とかちょっとオーバーテクノロジーが過ぎる。
知ってますか?原作ってPHS使ってるし、原作から2年後のFF7ACでもガラケーの世界観ですよ?
オーバースペック的な技術は、例えば空間に別空間を投影するバトルシミュレーターというのが(原作より過去時代の)FF7CCでも登場するんですが、あれは「新羅ビル内の特殊な施設内限定」だから許されていたような感じ。

そもそも論チャドリーの正体がオーバースペックなSFなんですが、それに関しては「宝条だもんなぁ」ということで意外と納得できる。

キャラの台詞回しにスクエニの悪いところが出ちゃってる問題

これがスクエニの社風なのか野村哲也氏の問題なのかが私には判断しかねるんですが、とにかくキャラの台詞回しがサムい。
正直、バレットが粗暴なのもエアリスが電波なのも若干「そういうキャラだから」で納得できる感じはあるんですが、黒スーツでビシッと決めたイリーナがウザキャラなのがちょっと解釈違いというか、申し訳ないですが原作だとあまり目立たないキャラなので「こんなんだったっけ?」とちょっと面食らってしまいました。
なんかね、アニメだったらあまり気にならないと思うんですよぶっちゃけ。
フォトリアルなグラフィックでアニメみたいな掛け合い、所作をするもんだから違和感がすごいんだと思う。

テイルズオブ黒歴史

テイルズをCGでやったら何か違和感あるでしょ?という話しです。

また、若干話がズレるんですがツォンが「エアリスを頼んだぞ」と言ったあと部下のイリーナに手榴弾を投げさせる(投げた先にエアリスがいる)という演出にまじで「?」が3つくらい頭に浮かびました。
クラウド御一行なら防げると思った?だとしても他にやり方あるでしょ?

ミニゲームすべてつまらない問題

4章までの段階で2つのミニゲームと、サブクエ上でのミニゲーム(のようなもの)をいくつかプレイしました。
謎のカードゲーム、原作にもあったコンドルフォート、チョコボ捕獲、ライフスポット調査、召喚獣のクリスタルとの同期、モーグリ関係がそれにあたります。(ピアノもあったけど製品版ではミニゲームできなかったので除外。体験版ではできたんだけど・・)
で、これらがすべてつまらない。

決して面白くはないですがコンドルフォートはギリギリ楽しめるような気がするかなー、どうかなーというレベルなんですが、カードゲームは「よくこのクオリティで組み込んだな」というレベルで激つまらないです。
というかカードゲームである必要性がない。
いっそFF8やFF9のカードゲームを該当する作品のキャラクターでリファインして入れ込んでほしいレベル。

チョコボ捕獲も前述のモンスターと同じくあくまで「チョコボを捕まえる」という演出をやりたいがための舞台装置でしかないので、野生のチョコボたちはクラウドを見かけたら即逃げ出すくせに突然目の前の機械が動き出してもピクリともしません。目的のチョコボを捕まえたあとにバレットやレッドXIIIなどどう見ても野生動物目線でクラウド以上に脅威になりそうな人物を見かけても一切動じません。
石を投げて気を逸らそう!というチュートリアルがあるのに2エリア目ですでに石を投げても「興味がないようだ」と言って無視されます。
これは「石を投げて装置を動かさせたい」からで、もはやルール無用。

ライフスポットと召喚獣クリスタルはチャドリー関連。
ただ調べるだけでなのに大して面白くもないひと手間をさせられるのでテンポが最悪なわけです。

モーグリ関係はシンプルにめんどくさい、ダルいという感想。
ただモーグリショップはスキルポイントに関するアイテムを購入できたりと正直必須級なので開放のためにやらざるを得ないというジレンマ・・・

モンスターのターゲットおかしい問題

例えばタイタン戦。
今までバレットで延々攻撃していたとして、相手をHEAT状態にしたいなーと思ってエアリスに操作キャラを変えるとするじゃないですか。
そうすると敵は突然エアリスを攻撃し始めるんですよ。
雑魚戦だと乱戦になりやすいのであまり気にならないのですが、ボス戦でコレをやられると否が応でも「操作キャラが狙われる」というのを肌で感じるんですね。

令和のRPGで「操作キャラが真っ先に狙われる」なんてゲームがありますか?って話ですよ。
HPや防御力の高いキャラ(=タンク)で攻撃を受けつつ、アタッカーが攻撃し、ヒーラーがタンクを補助する、という基本の作戦が取りにくい。

ちなみに非操作キャラにアビリティや魔法の指示を出せるのになぜわざわざ操作キャラを変えるのかというと、自分で操作していない状態のキャラはATBゲージが全然溜まらないからです。自分で操作するときの半分も溜まらない。棒立ちしてるのか??

今まではてっきり「非操作キャラは動きが緩慢だから操作キャラがすぐヘイトを取ってしまうのかな?」と思っていたのですが、操作キャラを変更した瞬間にこっちに向かってくる姿を見て「あ、これ違うな」と確信した次第です。
※それとは関係なく非操作キャラがもう少しちゃんと動けって話ではある

その他細かな違和感とか駄目なところ

●システム面
今作、パーティメンバーにクラウドが(基本的に)固定なんですよね。
いや前作でもそうだったような気がしますが、せっかくパーティメンバーも増えてきたのに3人パーティの内1人固定にされると戦略性とか楽しみの幅がかなり減らされるというか・・・このあと更に4人もメンバーが増えることを考えるとどうしたもんかと。
将来的に開放されるんですかね・・・?全然そんな気がしないんだけど。

●シナリオ面
ミスリルマインに入る前に湿地帯でセフィロスの姿を見たクラウド。
慌てて追いかけるとそこには黒マントの男が…いるだけ!怪しげな黒マントの男が湿地帯の中洲で一人突っ立って「ウアァ〜」とバイオハザードのゾンビみたいな声を上げているのに話しかけたり調べたりすることができない!絶対おかしい人が眼の前にいるのに!

ミスリルマインといえば、原作ではミスリルマイン前の湿地帯にミドガルズオルムという巨大蛇がいるためそれとの戦闘を避ける目的でチョコボを入手する流れになります。
チョコボを手に入れたクラウドたちは無事にミドガルズオルムとの戦闘を回避し、先に進めるんですね。(その頃のレベルではとても勝てない)

ところが今作ではチョコボに乗ったうえでミドガルズオルムとの強制戦闘が発生します。何のためにチョコボ捕まえさせたんだ?と。
単純に「原作プレイ済み勢の予想を裏切るため」の可能性が濃厚ですが、そのために無駄な行動させたのかと思うとちょっと萎えポイント。
別に思い入れはないですがミドガルズオルムの格も下がってしまいました。

初めてのダンジョンであるミスリルマインを超えた先にはなぜか黒マント御一行が綺麗に整列して待機しており、クラウドが近づくと突如現れた大鷲に黒マントの一人が連れ去られてしまいます。そこでやっと電源が入った御一行は各々うめき声を上げながら歩き出します。
めっちゃシュールでちょっと笑っちゃいましたけど、いやなんで並んで待ってたの・・・?

また「前作をプレイしていない人向け」しかもタイトル画面で見れる前作のあらすじ的なものも見ていない人向けのフォローがところどころで差し込まれ「何か不自然に説明始めた!」となってしまいます。

あとは、「(上に登るために)あのツタが使えそうだ」と言うのに近づいてみるとツタ?のようなものに手を掛ける突起が並んでおりそれを使ってジャンプしながら上に登っていくという「それツタ使ってるか?」という演出。
そもそもパルクールというアクション自体バレットやエアリスが普通にできているということに違和感がすごい。

ということで書き出してみたらすごい文字量になってしまいました。
なんとなく熱量で伝わってるかと思うんですが、私が致命的に「このゲーム合わないかもしれない」と思っているのはチャドリー関連が主な理由です。
マジでやる気が削がれる。
こんな調子でクリアまで行けるかとても心配。

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