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【人生のほんの1日】20231018 次のピアノ本番に向けてプログラムセットで練習しました


※トップ写真は今日の出荷品の中でも秋葉色の美しさが目を引いたアムソニア ストームクラウドです。


【10月末から11月初旬のピアノ本番に向けて】

10月末と11月初旬に開催される、審査員の講評をいただける発表会2つにエントリーしていて、今日、会のサイトで確認したところ、演目も演奏順も公開されていて、リアリティをもって本番を感じられるようになってきました。

どちらの本番も違う演目で2曲ずつ弾きます。本番までは発表会の緊張感・臨場感への対策を進めていきたいので、毎日の練習でも数回ずつ、本番の演目セットで真剣通しをすることにしました。

意外と、1曲ずつ単体で弾くのと複数曲続けて弾くのは勝手が違うというか、本番ではプログラム全体でひとつの世界観やバランス・曲のコーディネートを表現したいので、単体で一曲ずつ弾くときとは若干弾き方や曲間の取り方も変わります。

ので、本番と同じ曲順で持ち時間を意識しながらのシュミレーション練習はとても大切と思っています。

演目通し練習は、これまでもやってきたことですが、いよいよ期限が迫っているので、演奏の集中度も、心配箇所の練習の精密度もより高めて取り組んでいきます。

私の場合、40代半ばから習い始めたピアノなので、緊張する本番での技術的な完璧さはなかなか達成はできないのが現実です。

が、本番までの地道な努力と表現の探求、そして音楽を伝えたい想いで弾く気持ちの強度は、確実に聴いてくださる方々に届くので、できる限りの準備をして臨みたいと思います。

本番とはいえ、私は手がけた楽曲とお別れはせず、レパートリーにして、たびたび再仕上げして舞台に乗せ続けるので、直近の舞台で失敗してもそれはより上手になる前のプロセスと思い、悩んだりしないようにしています。

ま、そんなこんなで仕事も趣味も終われるように予定が立て込んでいますが、日々、状況を楽しみながら生きていきたいものですね。


今日のピアノ練習覚え書き

【今日のピアノ練習 ウォーミングアップ】

スケール シャープ系全調
ツェルニー 30番 20、21、28番

【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】

ファンキーはゆっくり、間違えやすい箇所をよく確認しながら通し練習しました。

ボレロは1ページめを1小節ずつ、片手づつ、リズムを確認しながら暗譜も進める練習をしました。

【ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲】

主題〜第12変奏を練習しました。

【ショパン バラード第2番 op.38】

4~6ページめを練習しました。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

近々また舞台に載せる予定があるので、劇的な表現を深められるように意識しながら本気演奏しました。


【コンクール用の新曲3曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」、 ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」】

11月のコンクールの2次地区本選では、前出のスクリャービンをメインに、コンセプチュアルなプログラムで、9分の持ち時間で小品を3曲弾きたいと思っています。

スクリャービン→モンポウまでは決まりで、3曲目はドビュッシーかファリャで迷い中でございます。

モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。

https://youtu.be/K35fID1Cz2U

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全体の表現と2ページめの暗譜を意識してゆっくり、部分練習。現在暗譜度75%
くらいでしょうか。

先週からプログラム3曲目の候補としてファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」が急浮上してきたのですが、今からの新曲準備は間に合わない可能性も高く、それまで練習していたドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」の練習も継続しています。

この曲は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。

単体で弾くというよりは、このセットでひとつの世界観を作りたいと思っていて、3曲の流れでこの曲の味付けを進めています。

この曲は技術的に難しいということはありませんが、この曲の雰囲気を魅力的に表現しながら演奏するのはとても難しいと思います。

前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。

決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。


スペインの作曲家 マヌエル・デ・ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」は、急遽思い立ち、コンクール曲候補に挙がりました。
10月からレッスン受けています。

まだ譜読みから日が浅く、私の新曲習得力だと相当頑張らないと2次地区本選までにはいい感じに仕上げるのは難しいと思いますが、2次で使わないにしてもいずれ舞台曲としてレパートリーにできそうなので、引き続き頑張りたいと思います。

もともとギターのために書かれた曲ですが、作曲者自身によるピアノ版があり、その版を弾きます。
この曲のラストでは、私が1次予選で弾いたドビュッシー「グラナダの夕べ」のラストのフレーズが登場するんですよ。

本コンクールでは、1次と2次も同じ先生が何人か重複で審査する場合があるので、1次2次を通して、ドビュッシーのグラナダで始まりドビュッシーの墓の捧げたグラナダで終わるプログラムを楽しんでいただけると嬉しいかなと。

この曲も練習と同時に暗譜を進めていて、1小節ずつ細かく練習しています。

【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

次の本番ではドビュッシーの「塔」と楽興の3番を弾くので、今日は、まず3&4番を本気通し弾き、レッスンの最後に「塔」と3番を本気通しで弾きました。

4番は、ゆっくりですが、暗譜で通し練習しました。
全体の精度上げと表現を深めるステージに入ってきたと思います。

【ドビュッシー 版画より「塔」、「グラナダの夕べ」】

「塔」「グラナダ」も、技術的な難所がいくつかあるので、そこをピックアップして超ゆっくり、間違えないで弾く練習を繰り返してから、今後の各舞台プログラム
「グラナダの夕べ」+「スクリャービン op.2-1」、
「塔」+「ラフマニノフ 楽興の時3番」
のセットで仮本番通しをしました。

グラナダの夕べは、福間洸太郞さんのギターライクな表現がとてもスペインの雰囲気が感じられていいなと思っています。
上の動画はドビュッシーの「グラナダの夕べ」とファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」を続けて弾いていて、まさに私のイメージにぴったりです。

【初見練習 フランク「前奏曲、フーガと変奏曲」】

https://youtu.be/b4oB5IA-N7g?si=HgHGFisJJrZ0FBhK

https://amzn.to/48Vc9Oz

これまためっちゃ憧れの曲! 今日はいよいよ終楽章 変奏の前半後半 ラストまで読みました。

この曲を最後まで譜読みする日がくるとは思っていませんでした。
自分的にはかなりの快挙達成感です!

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