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【私のピアノ練習スタイル】20240430 ピアニストといっしょに弾く練習

今日は、2024年4月から取り入れて、気分も上がるし、いろいろ効果も高いなと思っている私のピアノ練習法を紹介します。

Apple Musicのライブラリ音源などの再生スピードを調整できるSpeedicというアプリを使い、ピアニストの音源演奏を自分が弾けるレベルまでゆっくりに速度調整して再生し、ピアニストのゆっくり演奏と合わせていっしょに弾く練習です。

先生が2台ピアノでいっしょに弾いてくださっているような雰囲気で弾けるので気分も上がりますし、ピアニストが実際どう表現しているかを自分の耳でよく聴きながら、自分の演奏との違いをよく比較しながら練習できるので、表現的な見直しや音楽をよく聴きながら弾く練習にもなります。

なにげにミスタッチしやすいスカルラッティのソナタは、ファジル・サイさんの演奏の
85%速度再生といっしょに弾きながら豊かな表現と安定した演奏を目指しています。

あと、自分の習得レベルに合わせた速度でピアニストの演奏を再生しながら、片手ずつの練習をするのも、イメージが掴みやすくて効果的だなと思っています。

ベートーヴェンの「32の変奏曲」は反田さん演奏を50%再生しながら、着実に弾く練習をしています。
ゆっくり再生するとピアニストがいかにこまかい表現まで美しさを追求して弾いているか、微細なところまで聴き取ることができてとても勉強になります。反田さんの演奏、ゆっくりでも驚愕の美しさです。

ただメトロノームに合わせてテンポの整える練習を続けていると、ちょっと気分的に息詰まってくる感じになってきませんか? そんな時には練習したい速度に調整したピアニスト演奏と合わせて弾くと、気分転換にもなるし、杓子定規ではない表現の練習にもなってよいかなと。

独学でピアノを勉強している方や、メトロノーム練習にストレスを感じる方にとっても、日々の練習の役に立つアプリだなと実感したので、ぜひ共有したいと思い、記事にしてみました😊



今日のピアノ練習覚え書き

【ツェルニー30番練習曲 23、24番】


【坂本龍一 「andata」】

坂本さんの演奏を再生しながらいっしょに弾いてみました。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

Speedicでアシュケナージ先生の90%速度の演奏と合わせて練習しました。

【スカルラッティ ソナタ K.466、ソナタ K.87】

K.466はSpeedicでファジル・サイ先生の85%演奏と合わせて練習しました。
慣れてきたらもう少し速度を上げたいと思います。
K.87は、今日はお休み。


【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 1-1 ファンキー、1-3 ボレロ、1-2 ブレリア】

ファンキーとボレロをSpeedicで西本夏生先生のゆっくり演奏と合わせて練習。
できれば本番では1〜3番をセットで弾けるとよいかなと思っていて、2番のブレリアも少し集中度を上げて早く仕上げ段階に持っていけるようにしたいです。

【ベートーヴェン 創作主題による32の変奏曲】

主題〜第14変奏までをSpeedicで反田恭平先生の50%速度の演奏と合わせて、表現をよく聞きながら練習。

【スクリャービン エチュードop.8-11、12】

今日はお休み

【バッハ トッカータ ホ短調 bwv 914】

今日は前半の3〜4ページめを弾きました。

【ドビュッシー 版画全曲】

版画も全面的に表現を見直し中で、より幻想的な雰囲気になるようにいろいろ改良を加えつつ、部分練習を中心に。

【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

3、4番を暗譜で通しました。3、4番ともにかなり指の関節痛を伴うので、軽く指を当てて運指を確認する練習や暗譜強化のために階名で歌う練習など。

【ショパン バラード第2番 op.38】

今日はお休み。

【フランク「前奏曲、フーガと変奏曲」(バウアー編)】

今日は前奏曲の前半を音質を意識して超絶ゆっくり弾きました。

【モンポウ「前奏曲第7番」】


【ラヴェル ソナチネ 第1,2楽章】

4月から全楽章を取り戻し練習をしています。

【今日の初見練習 ドビュッシー 映像第2集 全3曲】

この曲集は絶対の憧れ曲で、生きている間にコンプリートしたいと思っているので、私的には超絶譜読みがタイヘンな全編3段譜ですが、今日は「金色の魚」の4〜5ページを読みました。時間をかけてじっくり取り組んでいきたいと思います。



【今日の読書】

年に1、2回は読み返している、私自身もこの本によって人生をかなり前向きに変えることができた1冊です。もう何回読んだか分からないくらい何度も読んでいますが、楽しみながら人生のルートを修正していけるいろいろなヒントが詰まっていて、毎回大切に読んでいます。


最後に私 太田敦雄の著作や掲載誌をいくつかご紹介します。
2024年1月16日発売(本記事執筆時点では発売前)のガーデニング雑誌「Garden&Garden vol.88 (Spring 2024)」。
巻頭特集「風景ガーデニング」にて、私 太田敦雄 / ACID NATURE 乙庭 を8ページにわたり掲載いただいています。私の設計案件の中でもこれまで一般誌で解説紹介していない2つの住宅を実例に写真豊富に、自分が思い描く植栽風景を形にしていく思考のコツなどについて解説しています。私のページ以外も人気ガーデナー、ガーデンデザイナーさんの多様な植栽事例をお楽しみいただけます。


私と、おぎはら植物園の荻原範雄さん、フローラ黒田園芸の黒田健太郎さん・和義さんご兄弟との共著作「グリーントータルプランツブック」。前半の1/3を私が執筆担当しており、実例も交えた植栽論と植物の解説をしています。


私の最初の著作本「刺激的・ガーデンプランツブック」は、出版社のご都合で現在絶版となっていますが、この本に書いた内容も含めて、今後の出版物に盛り込んで、なんらかの形で情報としてこれからも手に入るようにはしていきたいと思っています。


noteの「乙庭植物図鑑」では、これまでの著書では解説していない植物も積極的に取り上げていく予定です。
自分だけの特別なお庭造りの参考になれば幸いです😊✨


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