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【人生のほんの1日】20231015 ピアノの調律やラヴェル ソナチネの復習など



【My ピアノの調律dayでした】

今日は、私のピアノ、シゲルカワイ SK-5の調律をしていただきました。

私は、音の狂いが気になってくる4月末と11月上旬の年2回、ピアノの調律を入れています。

例年だともう少し遅い時期に調律するのですが、春まで担当していただいた群馬県在住のシゲルカワイ専任調律師さんの退社に伴い、今回から東京の専任調律師さんに交代し、調律師さんが群馬方面にいらっしゃる日程から今日となりました。

シゲルカワイの調律は、カワイ楽器さんの社内で特別な訓練を受けて試験に合格したMPAMaster Piano Artisan)と呼ばれる専門の調律師さんが担当してくださいます。

シゲルカワイ、楽器自体の素晴らしさはもちろん、アフターケアもとても専門性に特化して充実しており、本当に信頼のブランドと思います。

今回もオーダー通りにとてもきめ細やかに調整していただき、また気持ちよくピアノが弾けるようになりました。

腕の良い調律師さんは、作業中に出す音もキレイなんですよね。やはり音の質に対するセンスが表れるんだと思います。

今日から担当していただく調律師さんは、作業中の音さえも楽曲を聴いているように心地良くて、今日は繁忙期中なので、調律作業の間も私は仕事をしていたのですが、仕事のBGMとしてもいいくらいの自然で心地よい作業音でした。

大人初心者の私が持つにはシゲルカワイはとても高級な楽器なので、購入までにはホント熟慮検討を重ねました。

結論としては、いまやピアノに飽きるなんてことは私には到底考えられないくらい、ピアノ私の生活の一部になっています。「これから一生を共に過ごすかもしれない楽器」と考えると、いつでも自分を満たしてくれる、不満なことが思いつかないくらいお気に入りの楽器を手に入れたことで、とても人生の幸福度が上がったなぁと実感しています。

【ラヴェル ソナチネの復習】

昨年のコンクールは1次と2次でラヴェルのソナチネを弾きました。

ここ最近は、今年のコンクール曲の練習が忙しくて、なかなかソナチネをおさらいする時間が持てなかったので、今日の午前中はやや時間を割いて、ソナチネの復習をしました。

下↓は昨年のコンクールに向けての練習動画です。第1楽章から私にはとても難しい曲で大苦戦しました。今から思い返してみても、発表会もコンクールもこの曲でエントリーしていたので後に引けず、かなり必死で頑張ってました😅

第2楽章は繊細な表現が求められるし、第3楽章に至っては最初から最後まで難しい技術の連続で、よくこの曲でエントリーしたなぁと今でも冷や汗出そうです😅

当時は、頑張った甲斐あって、中年初心者スタートなわりにはよく弾いたなと、少し自分を褒めるモードだったのですが、1年経って改めて動画を振り返ってみると、粒が揃っていないとか、メロディが浮き出ていないとか、いろいろギコチないとか、ペダルが濁りすぎとか、いろいろ気になる点も多いですね。

まだまだ熟練度・洗練度を上げられる余地がたくさんありそうです。ポジティブにいうなら、「伸び代しかない」という感じでしょうか😅
昨年の自分よりも今年の自分の方がピアノの地チカラが上がっているので、来年あたり、またブラッシュアップ仕上げをして、何かしらの舞台に上げてみようかな。

楽曲を手掛けている最中は、脇目もふらず楽曲と自分の世界に没入しているので、なかなか自分を客観的に見ることができないのですが、時間を置いて改めて動画を見てみると、感情移入なく引いた視点から客観的に自分の演奏を評価できますね。
こういった振り返りは折にふれて行った方がよいなと思いました。

とはいえ、昨年のラヴェル ソナチネでのコンクールチャレンジを通して、私のピアノライフも伸び悩みの踊り場からステージアップできました。
大人初心者スタートの私にとっては、人生の中でもとても緊張と勇気を伴うチャレンジでしたが、結果としては参加した2つのコンクール両方で賞をいただき、とても貴重な体験となりました。

これからも楽しみながら果敢に上達を目指していきたいと思いますし、ラヴェルのソナチネも一生のレパートリーとして大切に弾いていこうと思いました。



今日のピアノ練習覚え書き

【今日のピアノ練習 ウォーミングアップ】

スケール フラット系全調
ツェルニー 30番 20、21、28番

【パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ】

ファンキーはゆっくり、間違えやすい箇所をよく確認しながら通し練習しました。

ボレロは1ページめを1小節ずつ、片手づつ、リズムを確認しながら暗譜も進める練習をしました。

【ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲】

第30〜32変奏を練習しました。

【ショパン バラード第2番 op.38】

4〜6ページを練習しました。

【スクリャービン エチュードop.2-1】

同好会の発表会での演奏動画を見て反省点も多く見つかったので、より劇的な表現を深められるように意識しながら本気演奏しました。

【コンクール用の新曲3曲 モンポウ「前奏曲第7番」、 ドビュッシー「燃える炭火に照らされた夕べ」、 ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」】

11月のコンクールの2次地区本選では、前出のスクリャービンをメインに、コンセプチュアルなプログラムで、9分の持ち時間で小品を3曲弾きたいと思っています。

スクリャービン→モンポウまでは決まりで、3曲目はドビュッシーかファリャで迷い中でございます。

モンポウの「前奏曲 第7番」は、モンポウというよりはメシアンのような現代っぽさが神秘的な1曲です。

全体の表現と2ページめの暗譜を意識してゆっくり、部分練習。

先週からプログラム3曲目の候補としてファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」が急浮上してきたのですが、今からの新曲準備は間に合わない可能性も高く、それまで練習していたドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」の練習も継続しています。

この曲は2001年に発見された遺作で、ドビュッシーが亡くなる前年の1917年に作曲されたとされ、史実的にはドビュッシーが生前最後に書いた作品です。

単体で弾くというよりは、このセットでひとつの世界観を作りたいと思っていて、3曲の流れでこの曲の味付けを進めています。

この曲は技術的に難しいということはありませんが、この曲の雰囲気を魅力的に表現しながら演奏するのはとても難しいと思います。

前奏曲集第1巻「夕べの空気に漂う音と香り」や第2巻「カノープ」などの断片的な引用と思われるフレーズもあり、あまり知られていないけれども味わいの深い曲だなと思っています。

決して暗くはないくれど人の魂が昇天するような、ドビュッシーなりのレクイエム感が漂う小品ですね。


スペインの作曲家 マヌエル・デ・ファリャ「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」は、急遽思い立ち、コンクール曲候補に挙がりました。
10月からレッスン受けています。

まだ譜読みから日が浅く、私の新曲習得力だと相当頑張らないと2次地区本選までにはいい感じに仕上げるのは難しいと思いますが、2次で使わないにしてもいずれ舞台曲としてレパートリーにできそうなので、引き続き頑張りたいと思います。

もともとギターのために書かれた曲ですが、作曲者自身によるピアノ版があり、その版を弾きます。
この曲のラストでは、私が1次予選で弾いたドビュッシー「グラナダの夕べ」のラストのフレーズが登場するんですよ。

本コンクールでは、1次と2次も同じ先生が何人か重複で審査する場合があるので、1次2次を通して、ドビュッシーのグラナダで始まりドビュッシーの墓の捧げたグラナダで終わるプログラムを楽しんでいただけると嬉しいかなと。

この曲も練習と同時に暗譜を進めていて、1小節ずつ細かく練習しています。

【ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番】

次の本番ではドビュッシーの「塔」と楽興の3番を弾くので、今日は、まず3&4番を本気通し弾き、レッスンの最後に「塔」と3番を本気通しで弾きました。

4番は、ゆっくりですが、暗譜で通し練習しました。
全体の精度上げと表現を深めるステージに入ってきたと思います。

【ドビュッシー 版画より「塔」、「グラナダの夕べ」】


なので、今後の各舞台プログラム
「グラナダの夕べ」+「スクリャービン op.2-1」、
「塔」+「ラフマニノフ 楽興の時3番」
のセットで仮本番通しをしました。

グラナダの夕べは、福間洸太郞さんのギターライクな表現がとてもスペインの雰囲気が感じられていいなと思っています。
上の動画はドビュッシーの「グラナダの夕べ」とファリャの「ドビュッシーの墓に捧げる讃歌」を続けて弾いていて、まさに私のイメージにぴったりです。

【初見練習 フランク「前奏曲、フーガと変奏曲」】

これまためっちゃ憧れの曲! 今日はフーガの前半を読みました。

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