あちこち

一児の母です。自分の使命が知りたくて、星読みをしてもらったことがきっかけでnoteを始…

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一児の母です。自分の使命が知りたくて、星読みをしてもらったことがきっかけでnoteを始めました。日々の気づきを綴って、たまたまお読み頂いた方の、その日のアロマエッセンスのような記事が書けたなら嬉しいです^^。

最近の記事

夏の日の思い出 タングルウッド音楽祭

まだ大学生だった2000年、夏休みをずっとニューヨークで過ごしたことがある。留学仲間達4人でレンタカーに乗り、マンハッタンからナイアガラの滝を目指した。 その中の一人が、途中にあるタングルウッドで音楽祭があるから寄っていこうといった。はじめて聞く町の名前だったが、なにやら夏の音楽祭で有名なところらしい。小澤征爾プレゼンツ、と案内に書いてありなんだかすごそうだ。わくわくしながら会場に入った。 ニューヨークの夏の一日は長く、日が暮れるのは20時ころ。 夕方の乾いた風が心地よく

    • ホープストリート 第6話

      5話はこちら ホープストリート 第5話|あちこち (note.com) 空とは月に1、2回手紙を送りあった。当時はパソコンが学校に普及し始めてはいたものの、個人で持っている学生は少なかった。インターネットカフェなんていうのも、僕が住んでいる地域にはあまりなくて、手紙に近況を綴るしかなかった。空からエアメールの返信が届くのは何週間かあとのことで、時間は今よりずっとゆっくり流れていた。 空からの手紙には、新しい学校や友達のこと、ニュージーランドの街のことなどがびっしり書かれて

      • ホープストリート 第5話

        第4話はこちら ホープストリート 第4話|あちこち (note.com) 空に最初に会ったのは、高校に入ってすぐのことだった。 3年間クラスが変わらない代わりに、2年生から自分の受ける授業を選択できるという校風に惹かれて入った学校で、僕と空は同じクラスになった。 空は背が高く、笑顔もチャーミングだったし、心も優しかったからクラスでも人気があった。そんな空は自分の入りたい部活がなかったようで、放課後になるとそさくさと家に帰ってしまう。僕は写真部に入っていて、写真部なら毎日部

        • ホープストリート 第4話

          第3話はこちら ホープストリート 第3話|あちこち (note.com) Photo: msutternyc 僕はジャンボの手綱を握って、ミツイと散歩に出かけた。ニューヨークの夏の一日は長く、日が暮れるのは夜8時ころだ。気温は高いが、日本の夏のように湿った感じがないため過ごしやすかった。 プロスペクトパークへ向かう前に、僕たちはミツイのお気に入りのカフェに寄った。マディウォーターコーヒーという店で、僕はその店の名前の通り泥水のようなアイスコーヒーが好きだった。ガムシロップ

        夏の日の思い出 タングルウッド音楽祭

          ホープストリート 第3話

          第2話はこちら  ホープストリート 第2話|あちこち (note.com) Photo: msutternyc ミツイが紹介をしてくれた、僕が居候させてもらっている家は、ブルックリンでもやや南のほう、ミツイの住んでいるウィリアムズバーグから7km弱ほど離れているところにあった。近くにプロスペクトパークという広大で美しい公園があり、3、4階建てのブラウンストーン(レンガのような赤褐色の砂岩)の家が立ち並ぶ、綺麗な街並みのパークスロープと呼ばれている場所だった。 同じようなブ

          ホープストリート 第3話

          ホープストリート 第2話

          第1話はこちら ホープストリート 第1話|あちこち (note.com) 僕がミツイに出会ったのは、大学の春休みに入ってすぐ、2月の佐渡島でだった。僕は大学にはあまり行かずにバイトばかりして、暇ができると20歳の誕生日に両親から買ってもらった一眼レフのカメラを持って、気の赴くままに出かけた。 まだ冬の影が残る日本海を写真に撮ってみたくて、どうせなら船にのって日本海を反対側からも見てみようと思い佐渡島へ渡った。 それに佐渡島には、僕が前に通っていた英会話スクールの先生、ト

          ホープストリート 第2話

          ホープストリート 第1話〈創作大賞2024 ファンタジー小説部門応募作品〉

          〈あらすじ〉 2000年夏。21歳の主人公、現今 全(ありいま ぜん)は、闘病中の親友を日本に残したままニューヨークで生活をおくっていた。変えられない現実や葛藤を、新しい友人達の出会いによって乗り越え成長していく、そんな青年の姿を描いた作品です。 大切な友人を失った悲しみから癒されはじめた頃、今度は米国同時多発テロが起こり・・ 再びどうにもならない理不尽な現実に圧倒されつつも、彼は自分の望む道をまっすぐに歩いていきます。 2000年の夏、僕(現今 全 ありいま ぜん)は、ブ

          ホープストリート 第1話〈創作大賞2024 ファンタジー小説部門応募作品〉

          ナビレラ鑑賞と認知症

          ここ7年くらい毎年、川平慈英さんが出演する舞台を鑑賞しているのですが、今までで一番泣いてしまった舞台でした;; 川平慈英さんといえば、存在感がすごくおありで、とくに楽天カードマンのような元気ハツラツのイメージがあって、どんなシリアスな舞台でもちょっとコミカルになってしまう。そんな印象があるのですが(例えると、一振りでもカレー味になってしまうカレーパウダーのような?!)、今回は認知症を患いながらも最後の夢に一歩ずつ前進していく老人役で、アクティブな言動が少なくいつもとは違う感

          ナビレラ鑑賞と認知症

          アサーティブコミュニケーション もっと「私」を伝えよう(子どもから大人編)

          アサーティブコミュニケーションは、相手を大切にしながら自分の気持ちも伝えるコミュニケーションのことです。 娘が小学校に入る時に、私が一番心配したことは、いじめに巻き込まれないかということでした。 小1から心配なんて早すぎでしょうか・・/ たまたま読んだ諸富祥彦先生の「女の子の育て方」という本に、自分の気持ちをさわやかに伝える子どもに育てて、いじめから守るという項目が心に残ったのでメモしておきます。 「自分の気持ちをさわやかに伝える」、これは一生ものの宝になるスキルですね

          アサーティブコミュニケーション もっと「私」を伝えよう(子どもから大人編)

          アサーティブコミュニケーション もっと「私」を伝えよう♪(幼児編)

          初めて私が「アサーティブコミュニケーション」という言葉を知ったのは、娘が3歳くらいの時でした。 ポジティブ心理学の先生が書いた「世界に通用する子どもの育て方」という本を読んで興味を持ち、実践を学べる講座があったので家からPCで受講しました。 アサーティブコミュニケーションとは、自分も相手も尊重するちょうどよい自己表現のことです。 子どもがどうしたら素直に言うことを聞いてくれるのかな・・と悩んでいた時で、学ぶ前は、こうしちゃダメ、そうしてああしてと、一方的に娘に伝えて、娘が

          アサーティブコミュニケーション もっと「私」を伝えよう♪(幼児編)

          ヒーロー、ヒロインに共通する思考って

          「マッシュル」(Bling-Bang-Bang-Born曲が話題の)というアニメをみたときも、書店で注目されている「成瀬は天下を取りにいく」を読んだときも、やっぱり、、と思ったことがあります。 それは、ヒーロー、ヒロインはたいてい右脳思考なんじゃないかな?ということです^^。 あーだこーだ左脳で、感情を交えてごちゃごちゃ思考していない、ということです! マッシュルの主人公、マッシュは鍛えあげた筋肉で魔法使いを圧倒していきます。相手の魔法つかいは、知恵(左脳)を使っていろい

          ヒーロー、ヒロインに共通する思考って

          鵠沼海岸

          先日、久しぶりに鵠沼海岸まで遊びに行きました。 GW中ということもあって藤沢までは混んでいたけれど、鵠沼海岸までくると人もまばらに・・高い建物がない住宅街なので、空が広くて気持ちよかったです^^。 待ち合わせのレストランに行く途中、ふらっと入った北欧雑貨屋さんで、 子どもにボーネルンドのソフトソーサーをせがまれました。 え、、鵠沼海岸でボーネルンドのおもちゃ買うん? わ、、、2500円くらいするんだけど! でもこのお店かわいいし、海で遊ぶかな。それに何も買わずに出にくい・

          4歳児からの質問「人は死んだらどうなるの?」

          娘は本質的なことを知りたがる生き物です。それって本能だよねぇ、と感じております。大人になると日々のことで忙しくて考えなくなってしまうけど、うん、私も知りたかった!! 特に寝る前に、4歳くらいのときから、人は死ぬの?その後どうなるの?って言いだしました。 「肉体はなくなっちゃうけど、魂はきっと宇宙からきたのだから、たぶん宇宙に帰るのよ」と怖がらせないように、思いついたことをなんとなく伝えていました。 すると、宇宙って?・・という質問がとんできます。 禅問答のようです、、

          4歳児からの質問「人は死んだらどうなるの?」

          深い呼吸をするには仙骨を立てるだけでよかった

          自分がこれは良いと思ったことを他人に伝えるのって、とても難しいことだなぁ、と子供を育てるようになってからつくづく思うこの頃です。 姿勢が悪いよ、それじゃ呼吸が浅くなってしまうよ、と幼児に言い聞かせること数年たちますが、やっぱりすぐ元に戻ってしまう。。 そして猫背の夫をみると、言うだけ無駄なのかなと諦めの感情まででてきます・・涙 しかしここで諦めては、呼吸の浅い夫は早死にしてしまうだろうし、子どもの頭に十分な酸素が届かなくて勉強に支障がでてくるかもしれません (平和な時には

          深い呼吸をするには仙骨を立てるだけでよかった

          ビットコイン上昇でふと思うこと

          子どもを産むまでは、投資なんて全然興味がなく貯蓄もあまりしてこなかったのですが、高齢出産で仕事を続けていく体力がなく退職し(難産でした)、子育てしながら働く気力もなくてどうしよう~と思っていた時に、投資学んでみよう!と思った時期がありまして^^; だって、自分の代わりにお金を生んでくれるんですよ、それって理想じゃないですかーー それで、子どもが寝ている間にスマホで情報収集をはじめて、ちょこちょこセミナーを視聴したり、メルマガを読んでみたり、自分なりに投資の勉強をしていた時期

          ビットコイン上昇でふと思うこと

          フィンランドのいい学校

          今朝の日経新聞のコラムに興味のわく記事が載っていたので、備忘録です。 あなたにとっていい学校とは?とフィンランドで尋ねると、「家から一番近い学校」という答えが返ってくるのだそうです。 理由はどの学校もレベルが同じだからだそうで・・ さらにフィンランドの公教育では、授業が少なく、宿題もなく、統一テストがなく競わせない、ようです。 世界でも高学力の国で、ですよね。 この記事を書いた日経の記者さんは、マイケル・ムーア監督の映画「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」を見て知った

          フィンランドのいい学校